グリーンコープ生協くまもと第十七期通常総代会を開催しました

 2017年6月9日(金)に、くまもと森都心プラザにて、グリーンコープ生協くまもと第十七期通常総代会を開催しました。
 熊本地震で被災しながらも、組合員、ワーカーズ、職員、生産者、メーカーが一丸となって取り組んできた2016年度の活動および事業報告と、2017年度方針等を各担当理事より提案しました。
 審議検討後採決を行い、全議案が賛成多数で承認されました。
 出席総代数は272名(出席165名、委任出席107名)でした。

開会挨拶(牧幸子理事長)

 2016年度の総代会は、熊本地震の余震が続く中グリーンコープ生協くまもとの会議室で開催し、そのような中でもたくさんの総代の皆さんにご出席いただきました。「多くの方が被災され、余震も続く中、組合員活動はできるのだろうか」と悩んだこともありましたが、地震から半年が過ぎた10月頃からは、これまで以上に活発に活動してきたように思います。
 2016年度の活動を共有し、これからの活動へと向かうため、ご審議よろしくお願いいたします。

 

 

来賓挨拶(グリーンクラブ熊本支部長 大石博美さん)

 全国的にも経済状況が厳しい中被災し、まだまだ大変ですが、熱い想いを持つ組合員の皆さんにお会いするたびに元気をもらっています。 皆さんとの絆を励みに、生産者・メーカーも頑張っていこうと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2016年度 事業(活動)報告および決算報告決定の件
・2016年度活動報告(牧幸子理事長より提案)

 2016年4月の熊本地震発生後、多くの方が避難所生活や車中泊などを強いられる中、グリーンコープは通常の配達を続け、お店も開け続けました。オールグリーンコープの人的、物的支援に支えられながら、炊き出し支援をはじめ、必要とされる様々な支援を精一杯行った1年でした。
 継続してすすめている「地域に飛び出せ」を意識した「仲間づくり」「利用普及」については、4月25日に開始したグランメッセでの炊き出し支援終了後から、昨年度よりも積極的に展開しました。
 グリーンコープの食材を使ったケーキ屋さんやパン屋さんとのコラボ商品の期間限定販売など、2016年度も新しい企画に挑戦し、様々な手段を使ってアピールしました。組合員、ワーカーズ、職員が一丸となって取り組んだことで仲間を増やし、一人当たりの利用高も伸ばすことができました。
 震災のストレスを少しでも癒せるようにと、単協をあげて「ささえあう熊本」の様々な取り組みを組合員に案内しました。
復興への一歩と位置づけ、10月に「ありがとう元気まつり〜一歩前へ〜」を、グリーンクラブ熊本支部との共催で開催しました。震災支援に協力いただいた全メーカー、生産者、他生協の組合員に感謝の気持ちを伝えるとともに、くまもとの組合員や地域の皆さんが少しでも楽しい時間を過ごせるようにと開催し、多くの方に足を運んでいただきました。
 脱原発運動については、2016年12月より、グリーンコープでんきの供給が、いよいよくまもとでも始まりました。また、現在すすめている市民電力事業について、小水力発電所が2017年1月より稼動し始めました。自分たちで電気を作り、自分たちで電気を選べる時代が、ようやく現実のものとなりました。
 遺伝子組み換え作物反対運動については、例年行っている署名活動は熊本地震の影響でやむなく断念しましたが、自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動の、行政への報告と要望書提出などは丁寧に行いました。
 地震のために開催を延期した「新水俣展」(仮称)については、2017年度開催に向けて、キックオフ講演会開催の計画など、仕切り直しの準備をすすめました。

 

・2016年度事業報告(北島専務理事より提案)

 当期剰余(利益)は、黒字で終わることができました。注文書の回数枚数は前年を下回りましたが、地震発生後の大変な状況の中、組合員、ワーカーズ、職員が一丸となって頑張ったことで供給高が上がり、黒字を達成することができたのだと思います。

 

 

 

 

・利用普及推進委員会活動報告(挟間直美委員長より提案)

 4月に熊本地震が起こり、地震の影響は各地域本部で被害に差があり、委員会活動に不安もありましたが、6月の委員会では委員が全員揃って活動をスタートさせることができました。年間を通して「産直びん牛乳」、「産直国産牛」の利用普及に重点を置き、各地域本部の取り組みなどの共有や、委員会主催での学習会、内部学習会を行いました。委員会活動を通して、グリーンコープ商品が組合員の声から生まれ、組合員の思いが込められた商品であることの理解を深めて利用普及活動を推進してきました。
 2016年度の委員会運営の反省を活かし、これからも積極的に学習会や取り組みをし、利用普及へつないでいく委員会として、楽しく活動したいと考えます。

 

・福祉委員会活動報告(内藤葉子委員長より提案)

 再始動の6月、社会福祉法人グリーンコープ専務理事の金嵶廟さんを講師に迎え、「グリーンコープの地域福祉について」の内部学習会を行いました。グリーンコープが福祉を始め、社会福祉法人グリーンコープに至るまでの経緯や、ワーカーズコレクティブの誕生と歩み、さらに、「子育ち」「生活困窮者支援」「生きづらさ」などの現在の福祉の課題なども学びました。「生活まるごと福祉」と述べられていた金屬気鵑里話は、約20年前の先輩たちが「夢ヲかたちに」してきたことのように、現在私たちが気づいた視点を活かし、新しい活動へつなげることも考えさせられるものとなりました。
 また、9月に訪問した小規模多機能ホーム「ほのぼの・長嶺」では、施設長である労働協同組合たすけあいワーカーズみどり理事長の江島真弓さんより、ワーカーズの働き方や想いを聞きました。「やわらかい手」を地域に広げ「出会った方は最期まで」というあたたかい想いが伝わりました。江島さんは、これまで高齢者福祉に関わってこられたのも「グリーンコープだからできた」と述べられました。
 先輩たちの、「グリーンコープだからでできたと」を、これからの私たちが、「グリーンコープだからできること」として継続できることや新しいことなど、内に留まらずに地域の各団体とも関係し、住みたい地域づくりを目指して、これからも元気に活動していきたいと思います。

 

・組織・環境委員会活動報告(関谷真紀委員長より提案)
 2016年度始め、東日本大震災から5年が経過しても、原発事故の為に多くの方々が避難生活をされていることを胸に刻み、私たちはいのちと向き合って自分にできることを学び伝え、一歩踏み込んで活動することを確認しました。その矢先に熊本地震が起こり、今まであった「あたりまえ」があたりまえでなくなることを身をもって知るとともに、私たちが今やるべきことは何なのかを突き付けられた1年でもありました。
 2017年、「グリーンコープでんき」の共同購入が始まり、グリーンコープの30年間の脱原発への思いを、私たち自身の言葉で伝えることがとても大事で、それを更にもっと多くの人に広く伝えることの重要性を感じています。
 これからも組織・環境委員会では、アジアの国々とも手をたずさえ、平和であることの大切さを伝え続けていきます。そして何よりも、いのちと向き合い、この先子どもたちの未来に「みどりの地球をみどりのままで」手渡すために、何をすべきかを皆で考え、知恵を出し合います。
 力強くせっけん運動を進めることで、いのちと結びついている水環境を守り、限りある資源を大切に使うことを更に広く呼びかけ

ながら、2017年度も一丸となって、力強く活動していきます。

 

2017年度 事業(活動)計画及び予算決定の件
・2017年度活動計画(矍誓蕾突事長候補より提案)

 2017年度は、地域コミュニティづくりを目指した支援活動を展開します。いのちに寄り添う支援活動とともに、グリーンコープの考え方や商品の良さについて地域にアピールしていきます。
 地震を経験した私たちだからこそ伝えることができる、「いのち」の大切さを「新水俣展(仮称)」と「グリーンコープでんき」を通し、訴えていきます。

 

 

 

2017年度基本方針
,気気┐△Ψ本(熊本地震支援活動)に取り組みます。
◆崔膣屬鼎り」を力強くすすめます。
食べもの運動を積極的にすすめていきます。
っ楼菠〇磴鬚垢垢瓩泙后
ゥ錙璽ーズとともにグリーンコープの事業および運動をすすめます。
住民自治運動をすすめます。
А愡佑弔龍生(自然と人の共生・人と人の共生・女と男の共生・南と北の共生)』を基にグリーンコープの統一的な運動テーマに取り組みます。

 

・利用普及推進委員会活動方針(松尾さおり委員長候補より)

 組合員の手で生み出された素晴らしいグリーンコープ商品について、多くの組合員に伝えていきます。職員・ワーカーズと連携しながら、組合員が納得・安心して利用できるように情報を発信し、利用を増やすことで、日本の農業と生産者を守ることに繋げます。

 

 

 


・福祉委員会活動方針(内藤葉子委員長候補より提案)

 地域・人のつながり、支えあいを考えながら、グリーンコープの組合員としてまたひとりの生活者として、私たちが「思った・体験した・かたちにした」いことを大切に扱い、地域福祉へつなげていくことを目指します。

 

 

 


・組織・環境委員会活動方針(下飛田智子委員長候補より提案)

 今一度、生活を見つめ直し、いのちと向き合い、子どもたちに「みどりの地球をみどりのままで」手渡せるよう、私たちにできることを学び伝え、活動していきます。

 

 

 

 


第四次福祉事業3ヵ年計画報告と第五次福祉事業3ヵ年計画承認の件(金嵶廟常務理事より提案)

 「第四次福祉事業3ヶ年計画」は、2014年度に開始しました。2015年度の社会福祉、社会保障の大きな転換などもあり、激変する社会保障制度の中で、10年後、20年後を見通せる事業を作り上げるため、時間をかけてしっかりと検討しました。2016年4月に熊本地震が発生。グリーンコープは被災者の支援や被災地の復旧、復興支援、熊本の地域を支えるための取り組みと事業に全力を注ぎました。そのため、ゆるりの家・荒尾の泊まり機能増設については、7月に「看取り・宿泊スペース」を開設することができましたが、予定していた他の事業について、期間内に実現することはできませんでした。
 計画には盛り込んでいませんでしたが、熊本市の小規模保育所A型事業に応募し、2016年4月に「古町げんきの森保育園」を開園することができました。
 2017年度からの「第五次福祉事業3ヶ年計画」については、「第四次福祉事業3ヶ年計画」から持ち越した事業と、検討もしくは具体化できなかった事業の再点検、さらに新たな事業計画の実現に向けて様々に取り組みます。

 

質疑応答(一部)

   

Q、熊本地震での経験を活かすため、要支援者の方への対策や、原発への対応なども含めた災害発生時のマニュアル作りが必要ではないか。
A、マニュアル作りは大切だと思っている。グリーンコープがまとめた熊本地震支援活動の記録集には、地震発生直後からの、支援活動に関する膨大な量のメールでのやりとりなども掲載した。細かい内容を残すことで、次に何かあったときに役立つ資料になればと考えている。
Q、お店で組合員が出資金を断る様子を目にした。出資金は、共同購入の組合員は毎月口座から引き落とされている。共同購入とお店とで、出資金の拠出に違いが生じているのであれば改善をお願いしたい。
A、生協の事業は出資、利用、運営で成り立っている。ご指摘の件については、今後最適な方法について検討していかなければならないと考えている。

 この他に、「自分も関わっている子ども食堂に関する要望を、昨年の総代会で出したが、食材提供という形で対応していただき感謝している。グリーンコープによる、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりも計画されていると知り、期待している」「黒字決算で終わり、良かった」などの意見が出されました。

 

 総代会後、第1回理事会を開催し、矍誓蕾討気鵑2017年度理事長として確認し、2017年度がスタートしました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 





5月2日(火)に、福祉委員会主催で、「グリーンコープの地域福祉学習会」を開催しました

 社会福祉法人グリーンコープ専務理事の金嵶廟さんを講師に招き、全地域本部の福祉活動委員を対象に本部会議室にて開催しました。

 

【グリーンコープの地域福祉とは】
<住民参加型地域福祉>
 福祉に地域ということばが付くことで、福祉が国や自治体からの「施し」ではなく、地域で生活している住民自身が暮らしやすい地域を創り出していくことになりました。
<生活まるごと福祉>
 「地域福祉」とは人が地域で生きていく上での生活全てを表すことばです。
<住んでる街を住みたい街に>
 赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人が安心して暮らしていけるように。

 

 金崟賁獲事より静かな口調で熱く福祉について語っていただきました。そこで社会福祉法人グリーンコープ設立の経緯を知り、福祉活動組合員基金とは切り離しては考えられないものだと思いましたし、大切さが広まらないといけないと感じました。
 社会福祉法人グリーンコープの基本理念は“共に生きる”です。20年以上前に組合員が考えた「参加型地域福祉」の推進が改めて問われています。私たちに何ができるのか、日常生活の中から考えていきたいと思います。

 

  

 

                                                      (県央東地域本部 福祉活動委員会委員長 廣末 信代さん寄稿)





6月26日、GC共同体商品おすすめ委員会で、(株)海千へ視察・交流に行きました

 2017年6月26日(月)、GC共同体商品おすすめ委員会で、2017年度商品メーカー視察交流に行きました。

 

 

 国道3号線沿い王丸交差点近くにある(株)海千に伺い、代表取締役の井川さん、営業担当田中さんから工場の説明と工場内に入る上での諸注意を受け、工場内に持ち込む物リストや健康状態調査を記入してから白衣・マスク・ヘアキャップを身につけて製造施設に向かいました。
 工場で製造にかかわる方は、異物混入など事故防止のため、装飾品は身につけないこと、私物持ち込みは無しの規則となっていますとの説明でした。
 今回は、視察ということで中に入る委員が筆記など最低持参するものが間違いなく工場内で無くなっていないかチェックするために記入してくださいとのことでした。
 また、建物全体を管理しているモニター室を見せていただき、「画像モニタリングシステム」を使った安全管理についての説明を受けてから製造ライン入り口に向かいました。

 

 

【画像モニタリングシステム】
 温度管理モニターで工場全体の温度管理・記録、建物内部と玄関口を常時(24時間・365日)全て画像記録して異常があればいつでも記録からたどることができる。温度が上昇すると警報がなりどこが上昇したかもすぐ分かるようになっていました。

 

 

【製造ライン HACCP認証取得工場(九州の明太子メーカーで唯一)】
・衛生管理・異物混入防止に細心の注意を払われていて、入口で靴カバーをつけ内部へ入る前|絨瓩淋爾鮟くローラーかけ⊆蠕い・アルコール消毒エアシャワーで微細な埃を除いたあと、原料・資材受け入れから製造工程に沿って一方向に続く製造ラインを見学しました。

 

 

・(株)海千では、製造工程を全て工場内で行うことでHACCP認証の取得が可能となっています。他メーカーでは原卵買い付けではなく、他所から塩たらこを仕入れるなどされており、原料から製造・出荷までの全工程の管理が出来ないのでHACCP認証は取れない仕組みだということでした。このことでも製品の安心・安全に努力されて安全管理が行き届いていることを感じました。

 

 

【独自の製造施設・おいしさを保つ製造方法】
 原料解凍方法では、他メーカーは30〜40℃スチーム解凍されていますが、海千では15℃静電気解凍庫で表面と芯温をほぼ均一に解凍して細胞が壊れにくく粒々感がしっかり残っています。
 塩たらこ作り工程を自社で漬け込んでいるため「無添加」で作る上で大変難しい「塩加減」を原料卵ごとの状態にあわせて最適にし、おいしい明太子ができています。
 「塩辛さ」を添加物や化学調味料で感じなくさせるたりせず、ぎりぎりの塩分濃度と無添加調味液を使った味付けで、組合員に安心・安全でとてもおいしい明太子を提供しておられます。

 

 

【商品特長・おすすめの食べ方】
 通常カタログGREEN企画では、ロシア産:韓国釜山、アメリカ産:シアトルで買付けした高品質原卵を使い、静電気解凍するため粒感がとても良いです。

 


 一本、切子、バラ商品で価格設定は変えていますが全て同じ原料を使用しているので料理方法で使い分けるといいそうです。

 


 GC商品は冷凍配達なので色目の変化を気にせず無添加でおいしく製造できます。

 


 冷蔵庫でゆっくり解凍するのがおいしく、解凍後は1週間から10日くらいでおいしいうちに食べて頂きたいとのことでした。

 

利用普及推進委員 國本 聡子





2017年度脱原発学習会を開催しました

 6月15日(木)に、グリーンコープ生協くまもと本部会議室にて、2017年度脱原発学習会を開催しました。

 

 

 グリーンコープ共同体新電力プロジェクトの松田節子さんから、「グリーンコープでんき」ができるまでの想い、原点がチェルノブイリ原発事故であることを話していただきました。
 あの事故から30以上が年経過した今でも高レベルの放射能を出し続け、当時被曝した子どもが大人になり、今でも甲状腺ガンに苦しめられているのだそうです。
 日本でも、東京電力福島第一原発事故が起き、廃炉までの長い道のり。
 自分の家に帰れない、ふるさとを奪われてしまった人が大勢います。
 「誰かの不幸の上に成り立つ原発はもういらない。未来の子どもたちへ遺したくない。その意思表示をすること」それが、原発フリーの電気を選ぶことではないかと思います。
 「グリーンコープでんき」は、未来へつながるエネルギーです。
 みんなで「原発の電気を使わない運動」を広げていきましょう。

 

                            県北地域本部 組織・環境委員 黒下 千加子





4月20日に共同体商品おすすめ委員会メンバーで、雪印メグミルク(株)工場に視察に行きました。

 敷地に入るとまず、シールがきれいに貼り換えられたグリーンコープの牛乳タンクが目に入り「私たちのびん牛乳がココで作られているんだ」ということを一瞬で実感しました。
 工場の中に入ると、洗浄されたびんがコンベアーに乗って流れてきて、牛乳が充填されていく様子を見ることができました。びんは検査機や人の目でも汚れや傷をチェックし、30回程リユースされるエコな容器です。工場長の和泉さんより「グリーンコープの組合員はびんを丁寧に扱ってくれるので、自社の他商品びんと比べるときれいな状態で戻ってきます。機会があれば組合員の皆さんにお礼を伝えて下さい」との嬉しいお話を聞くこともできました。もちろん原料乳の扱いについてもしっかり説明していただきました。高品質な原料乳を自然に近い状態で飲める様に、装置の仕様を変えたり、人手をかけたりして大切に作っていただいています。グリーンコープ組合員の願いを叶える為に力を貸して下さっているんだなぁと有り難く思いました。

 機会があれば皆さんも是非、雪印メグミルク(株)工場に行かれてみて下さい!産直びん牛乳の新たな魅力を発見することができると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         (利用普及推進委員会  松尾 さおりさん寄稿)

 

 

 





2016年度 新産地「真南風(まはえ)」との交流会を開催しました

 2017年2月21日に、本部会議室にて、2016年度 新産地「真南風(まはえ)」との交流会を開催し、利用普及推進委員会、商品おすすめ活動委員会、理事長・委員長会メンバー合わせて32名が参加しました。

 真南風は2015年から取引を始めた新産地です。真南風からは、代表の坂本勇一郎さん、パイナップルの生産者の平安名貞市(ヘンナサダイチ)さんの2名、鳥越農園ネットワーク代表の鳥越和廣さん、連合職員の小田陽史さんに参加していただき、詳しく説明していただきました。

 

 

 真南風は魚住けいさんと夏目ちえさんで1995年に立ち上げられた。真南風の生産者は石垣、宮古、西表、本島、久米島などで、40名ほど。「真南風」とは6月に真南から吹く風のことで、「南の沖縄から本土へ安心・安全な青果を届けたい」との思いで、会の名前を決められたそうだ。

 石垣島はパイナップルが好む赤土の酸性土壌で、以前は加工用として「大きくて香りがするだけのパイナップル」を栽培して、島の工場で缶詰にしていた。1970年代に外国産のパイン缶に押されて、島の工場が撤退。その後、「生でも美味しいパイナップルを作りたい!」との思いで、安全性や品種にこだわり、窒素を必要以上に与えず、酸味と甘みのバランスが取れた物を作ってきた。パイナップルは追熟しないので、畑で熟した物を収穫して、翌々日には組合員の手元に届き、1週間は保つそうだが、注文の時期と合わないこともある。
(そういうパイナップルを、熊本地震の時には大量に送っていただいたので、炊き出しの時に被災者の皆さんに食べていただき喜んでもらったと、牧理事長より感謝の言葉を述べられました。)

 宮古島は地下ダムがあり、農業用水が豊富だが、一時期水が汚れてしまった。このままでは人が飲めない水になってしまうので、水を守るためにも、農薬を使わず肥料(窒素)も使わない「有機栽培」を行っている。平均気温22℃で、雑草も虫も病気も多く発生する厳しい環境だが、有機によって野菜のえぐみを出さずに甘みを出している。

 

 

 交流会では試食(ピーマン・パプリカ・いんげん・平ザヤいんげん)を出したのですが、「甘くて美味しい」「このピーマンなら食べられる」という声が多くありました。試食とともに産地の説明を聞いたので、余計に理解が深まったという感想が多くあり、良い交流ができたと思います。試食に出した青果以外でもゴーヤやバジルは今カタログに載っており、パイナップルは4〜6月頃に登場します。ぜひカタログを見て注文をお願いします。

 

 

 

 

                                                              (利用普及推進委員会副委員長 岩本紀子さんより寄稿)

 

 





福祉委員会メンバーで、福祉活動組合員基金助成団体「NPO法人でんでん虫の会」訪問交流を行いました

 1月20日、福祉活動組合員基金の2015年度地域助成団体の中から「NPO法人でんでん虫の会」を訪問させて頂きました。

 

 『アパートにひとり暮らしをしていたある男性は犬が好きで、寝る時には2匹の愛犬と川の字になって寄り添っていた。ある日愛犬が1匹亡くなったことがきっかけだったのか、残された愛犬を連れて、アパートの生活から車中、そしてホームレス生活へ移行した。しかし、病気で入院。治療、リハビリをしながら回復し、再びアパートを探し入居。協力してくれた人にとても感謝していたという。しかし再び病に倒れ、孤独に亡くなっていた。発見されたのは亡くなってから2か月後のことだった。その方は、体調が悪くても「これ以上するとみんなに迷惑をかけるから」といろいろ気を遣って遠慮をしていたという。こういった悲しい出来事がきっかけとなり、ひとり暮らしの会員同士がお互いに顔を合わせ、支え合うことを目指して2010年に発足した。』

 

 2016年2月の福祉活動組合員基金助成団体報告会でも、代表の船本さんのこのお話には、強く心を打たれました。現在、活動の核になっている3名の方は、この出来事がきっかけに、とにかくひとりじゃない、みんながいるよ、お互い様の「なんでん・かんでん・いつでん・どこでん・だれでん」支え合いの気持ちで立ち上げられたというお話をうかがい、まさに命を守るための支え合いであることを知りました。そして活動内容を「ささえ愛」と呼んでいらっしゃいました。
 お話をうかがっていて、行政の仕組みに入れずに困っている方々がとても多くいることを知りました。多くの生活困窮者支援の制度も、行き届かないところがたくさんあることを知りました。
 訪問したアパートは、日中の「居場所」として毎週月曜日と金曜日にひらかれています。また、「おしゃべり会」は毎週水曜日に行われています。
 団体が身元引受人をしていることから、最近はコミュニケーションの全くない方への緊急依頼が来たりするような「コンビニ的な利用」が増えているとも述べられていました。
 この活動が、どれだけ尊い命を守ることにつながっているかという事を強く心に刻まれた訪問となりました。
 こういった地域団体があるからこそ守られている命がある。そういった団体に福祉活動組合員基金が役立てられていることを知り、毎月拠出する100円の存在の重みを感じました。

 

(福祉委員会委員長 内藤葉子さんより寄稿)





「2016年度米沢郷牧場との交流会」を開催しました

 1月24日(火)に本部会議室にて、グリーンコープ生協くまもと主催で、「2016年度米沢郷牧場との交流会」を開催しました。33名が参加し、交流しました。

 

 米沢郷牧場 ファーマーズクラブ赤とんぼ副代表の横山裕一さんから、産地の様子とグループの取り組み理念、生産者のこだわり・思いをじっくりとうかがうことができました。
 自然循環型農業は、地域の農業と環境を守り、安全な食べ物を生産し供給されている様子がよくわかりました。年配の生産者が農業を続けられるように、若い生産者は手助けし、後継者の育成、農業の研究や開発にも取り組み、向上心を持ち地域の農業を守っている生産者であること。生産者と消費者の交流には、「作る人と食べる人の交流の中で栽培していく大切さがある」と、人と人のつながりを大事にされていることも実感しました。
 交流会では、1月10日からの大雪で今年の木の芽を折らないようにラ・フランスやりんごの除雪作業をされている様子を聞き、農作業の大変さも伝えていきたいと思いました。

 

  

 

 

 

            (県南地域本部 商品おすすめ活動委員会委員長 柴原 貴子さんより寄稿)

 

 

 





「チェルノブイリから30年〜原発事故被災者を支えて〜」を開催しました

 10月13日(木)、グリーンコープ本部会議室にて、長年にわたりチェルノブイリ原発事故で被災した人々に寄り添い、支援活動を行ってこられたNPO法人チェルノブイリ医療支援ネットワーク理事長の寺嶋悠さんを講師に迎え、「チェルノブイリから30年〜原発事故被災者を支えて〜」と題した学習会を開催。単協理事約40名が参加しました。

 


 1986年4月26日に発生したチェルノブイリ原発事故は、数百万人の住民が被ばくした原発史上最悪の事故と言われている。爆発した原子炉は放射能の放出を防ぐためすぐにコンクリートの石棺に覆われたが、年月の経過と共に石棺の老朽化が進み、放射能の漏れ出しを防ぐために、新たなシェルターの建設が進められている。このシェルターは100年もつといわれているが、その中にある放射性廃棄物の処分の計画はなく、とりあえず石棺の倒壊を防ぐために覆いを作っているという状況。
 放射能の体への影響について、子どもの甲状腺がんが被ばくと関係があると、事故後10年経ってWHOが発表した。子どもの甲状腺がんは、早期発見が大切だが、子どもの甲状腺は小さく触診では分かりづらい。手術によってその後の心のケアが必要になることもある。放射能の影響について参考にされるのが、原爆が投下された長崎と広島。被ばく後、何十年も経って病気が発症したケースもある。事故から30年目のチェルノブイリ原発事故においては今後もどのような病気がでてくるのかわからないのが現状。東京電力福島第一原発事故からまだ5年しか経過していない福島においては、本当に健診が必要なのはこれからであり、注意深く見ていく必要がある。
チェルノブイリで甲状腺がんが増えた200km圏を九州に当てはめると、川内原発と玄海原発のどちらか一方で事故が起こった場合においても、放射能の拡散は九州全体に広がり、私たちは九州に住むことができなくなる。グリーンコープの市民電力事業の仕組みはとても素晴らしいと思う。原発に頼らない選択肢もあるのだ、ということを具体的に進めていくグリーンコープの活動を応援したい。

 

【質疑応答】
Q.福島の現状があまり表に出てきませんが、何か情報や伝えたいことなどあれば教えていただけますか。

A.チェルノブイリにおいては、子どもの甲状腺がんが被ばくと関係あるということを、事故から10年経ってようやくWHOが発表しました。だから、福島の事故から5年経って影響が出ていない、と断言するには、まだあまりにも短期間だと思います。本当に検診が必要なのはこれからだ、と島根大学の甲状腺専門医である野宗先生は言われています。

 

Q.今、チェルノブイリ周辺ではもう人は住めないのですか。

A.原則として30km圏内は許可なしには立ち入ることができませんが、自国の内戦などから逃れてきたり、移転したけれど戻ってきて住んでいる方は何家族かおられるので、公的な移動販売車が来たり、医療の検診などは行われています。一方で、事故でチェルノブイリを追われた方に対する社会保障は日本より手厚く、きちんとしたマンションや一戸建ての家を用意するなど、福島の事故から5年経ってもまだ多くの方が仮設住宅での生活をされている日本とは大きな差があります。

 

Q.グリーンコープでは、原発とは共存できないということを明確にしながら、自分たちの電気を作り、私たちなりのきちんとした意志を持って生活ができるようにしていこうとしているのですが、寺嶋さんから私たちグリーンコープへのご意見や思いを聞かせていただきたいです。

A.市民電力の仕組みはとても素晴らしいことだと思います。原発以外の選択肢があるということを具体的に示すことで、多くの方が影響を受けられると思います。グリーンコープの組合員の方々は、チェルノブイリ原発事故についても関心が高く、取り組むテーマの1つとしてくださっていることも私たちの大きな支えになっています。グリーンコープは組合員に対してだけではなく、組合員でない方への影響力も持ちうると思いますので、どんどん先進的なことを九州の地から力強く進めていくのを私も応援させていただければと思います。





2016年11月7日(月)〜11月8日(火)、岩手県の「岩手中央農協」への視察に参加しました

 「岩手中央農協」は全国でも珍しく農協主導で「減農薬」「特別栽培」を行っています。元々美味しいと言われる岩手のりんごに付加価値を付けるために、「減農薬」「特別栽培」に踏み切ったそうです。平成15年から始めましたが、3年後に病害虫が大発生し、9割の農家が離脱してしまったので、その反省を踏まえて、農家を2ブロックに分けて、その一つで「特別栽培」を行い、隔年でローテーションしています。多くの生産者がいらっしゃるのですが、農薬を統一することで箱に「使用農薬」を記載することができ、「安心・安全」を目に見える形にしています。「りんごを売るためにはどうすればいいか?」を考え実行してきた農協の職員の方々の思いが素晴らしかったです。
 りんご部会の部会長さんは農家の出身ではなく、他の生産者の方々も兼業や他の仕事をされていた方が多いのですが、「美味しいりんごを作りたい!」という熱い思いで、様々な工夫をされていました。葉が養分を作るため葉がある方が美味しいので、玉まわしでりんごに色付けるそうです。岩手は「わい化栽培(樹が小さい)」が多く、大きな樹に比べて収穫量は減りますが、品質を統一しやすく作業しやすい上に、斜面にも植えることができる、5年目から収穫できる、植え替えも簡単など、メリットが多いということでした。
部会長さんに美味しいりんごの見分け方を教えてもらいました。赤いりんご(ふじ等)は色でハチを呼び寄せますが、黄色いりんご(王林やシナノゴールド等)は香りでハチを呼び寄せるので、下の部分の穴が開いている物が美味しい状態だそうです。また、ワックスがかかったようにピカピカしているのは、オレイン酸がロウ化していて、中の水分が飛ばない状態なので、美味しさのサインだそうです。
 GCに出荷しているのは「特別栽培」のりんごで、GCの基準では「減農薬栽培品(一つ葉マーク)」です。今はカタログにはスポットでの登場ですが、今後、岩手の美味しいりんごが「早期予約」で購入できるようになるかもしれません。お楽しみに。

 

  

(利用普及推進委員会副委員長 岩本 紀子さんより寄稿)






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書いた記事数:435 最後に更新した日:2017/08/14

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