2019年度 福祉活動組合員基金助成団体報告会〜100円が笑顔をつくる種になる〜を開催しました

 福祉活動組合員基金(100円基金)とは、「誰もが安心して暮らせる地域を目指して」、組合員みんなで支えあう仕組みです。組合員一人ひとりが、毎月100円を拠出し、「グリーンコープの地域福祉活動」と「組合員が地域で取り組まれている福祉の取り組み」を応援します。

 

 2月18日(火)、くまもと森都心プラザにて、2019年度福祉活動組合員基金助成団体報告会〜100円が笑顔をつくる種になる〜を開催しました。
 今年度は、地域の10団体とグリーンコープ生協くまもと理事会関係11項目、社会福祉法人グリーンコープ関係3項目、ワーカーズ関係1項目へ助成しました。
 報告会では、基金運用委員が、組合員が毎月拠出している100円の活かし方を責任を持って検討した様子と、助成を受けた団体からは助成金を活用した具体的な活動報告があり、地域福祉の広がりを実感するとともに、福祉活動組合員基金(100円基金)がどのように活かされているのかを知るよい機会となりました。

 

 

<当日のスケジュール>

◆開会の挨拶

◆基金運用委員会報告

◆生協および社会福祉法人グリーンコープ・ワーカーズの助成報告

  ・県央東地域本部
  ・三里木生協建設費用
  ・福祉センター三里木開設初年度運営費の助成
  ・下記12項目一括報告(※1)  

   ワーカーズ・コレクティブ「食育の会わくわく」

   地域たすけあい絆「とんぼ」

   ゆう*あいショップ三里木

   一般社団法人グリーンワークスFP「円縁」

   らくらく家計簿クラブ

   子育てサークル

   ワーカーズ連合会への資本金・財政資金のための支援

   地域本部助成枠(県北・県央西)
   福祉センター三里木建設に係る借入金2019年度利息

   子育てサポートセンター

   労働協同組合たすけあいワーカーズ「ひとつ」

◆地域助成団体報告
  ・ くまもとCSの会
  ・メイプルサウンズ
  ・お結びfarm

  ・FSやつしろ 外国にルーツを持つ子どもたちの会

  ・熊本市子ども劇場
  ・シンママ熊本応援団
  ・オハイエ音楽隊
  ・田んぼカフェ
  ・だんだんなの会
  ・NPO法人ガット

◆閉会の挨拶

 

 

 基金代表理事 矍斥事長の開会の挨拶でスタート。
 まず最初に基金運用委員会から報告が行われました。三島基金運用委員長が申請・助成に関するルールなど基金の概要を説明後、高井基金運用委員は団体名を挙げながら、今年度の審査の様子を報告しました。
 次に、グリーンコープ生協くまもとおよび社会福祉法人グリーンコープ・ワーカーズの助成報告に移りました。
 最初に、県央東地域本部の竹内理事長から、県央東地域本部で検討を始めて5年目に入った「重度心身障がい児(者)多機能施設」事業の実現に向けて、今後も計画を進めていきたいとの熱い想いが語られました。グリーンコープ生協くまもとの上村専務理事からは、三里木の生協施設「グリーンコープにこにこ三里木」建設費用の助成について報告し、また、施設内にある「ゆう*あい」ショップ三里木の紹介と3月に行われるまつりの案内がありました。社会福祉法人グリーンコープの歌野専務経営委員からは、「ゆう*あい」ショップ福祉センター三里木の開設初年度運営費の一部助成について、施設の紹介と経営状況の説明を行いました。
 最後に、賀久基金運用委員が、その他の12項目(P2<スケジュール>中の※1)について一括して報告しました。

 

 

         2019年度 生協・社福・ワーカーズ助成一覧表

助 成 内 容

助成金額

地域本部助成枠

県央東地域本部2018年度食育講演会・子育て講演会・重度心身障がい児(者)とその家族のための施設検討に向けたアンケート配布にかかる費用

379,874

三里木生協施設建設費用

 

21,083,000

福祉センター三里木開設

初年度運営費の助成

 

27,243,144

ワーカーズ・コレクティブ「食育の会わくわく」

2018年度子ども料理教室及び会の運営費用

2,641,350

地域たすけあい・絆「とんぼ」

2019年度運営費用

270,000

「ゆう*あい」ショップ三里木

2018年度運営費用

969,329

一般社団法人グリーンワークスFP「円縁」

2018年度運営費用

300,000

らくらく家計簿クラブ

2018年度運営費用

417,990

子育てサークル

2018年度運営費用

363,848

ワーカーズ連合会への資本金・財政資金のための支援

 

3,480,000

地域本部助成枠

県北地域本部2018年度 子育て講演会・発達障がい学習会

241,086

県央西地域本部2018年度 子育て講演会

48,500

福祉センター三里木建設に係る借入金2019年度利息

 

1,278,132

子育てサポートセンター

2019年度運営費等

6,588,070

労働協同組合たすけあいワーカーズ「ひとつ」

ワーカーズ人材育成費用

2,115,859

 

67,420,182

 

 

 続いて、地域助成団体の報告に移りました。
 各団体の代表者が、活動の目的、具体的な活動内容、助成金の使途と今後の活動についての抱負や課題などを、スクリーンに映像を映しながら報告されました。それぞれの団体の熱い想いや大変さなどがよく伝わってくる内容で、100円基金の助成に対して大いに感謝の気持ちを述べられました。
 各団体の活動目的、意義、活動報告の具体的な内容を聞きながら、私たちが毎月拠出している100円がどのように役立っているのか、組合員がどのような福祉活動に取り組んでいるのかを知ることができ、「地域福祉」という言葉の意味を理解し、「グリーンコープの地域福祉」の広がりを実感できる大切な報告会だと感じました。より多くの組合員がこの報告会に参加し、助成団体の声を直に聞いてもらいたいと思いました。

 

 

            2019年度 地域団体助成一覧表

助 成 内 容

助成金額

くまもとCSの会

貸し部屋費用、デジタルカメラ、Microsoft代、グループウェア利用料、事務用品費、啓発活動費、書籍・勉強会費、運営費

209,486

メイプルサウンズ

楽器の購入、人権費、会場費、事務費、講師料

300,000

お結びfarm

料理教室備品、消耗品費、印刷費、人件費

127,359

FSやつしろ 外国にルーツを持つ子どもたちの会

会場代(学習会・研修会・交流会)、講師謝礼、研修会・交流会経費、ママの会飲食費補助

150,000

熊本市子ども劇場

ミニ人形劇巡回公演経費、講師謝礼・交通費、講演会会場代、チラシ印刷代

271,981

シンママ熊本応援団

通信費、人件費、研修費、事務費

300,000

オハイエ音楽隊

楽器購入費、講師謝礼・交通費、研修会参加費、資料作成費

290,232

田んぼカフェ

家賃、水道光熱費、織り機賃貸費、加工所使用料、資材費、人材費、材料費

180,000

だんだんなの会

配達人件費、集荷人件費、事務費

250,000

NPO法人 ガット

家賃、人件費、運営費、講師料、消耗品費

200,000

 

2,279,058

 

 

〜各地域団体の活動内容を紹介します〜
●くまもとCSの会
化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)発症者の患者会として、孤立を強いられる発症者やその家族への情報支援や交流会活動を行い、発症者のQOL低下を防ぎ、病状改善と社会参画の機会を創出するとともに、行政や地域社会への啓発活動を通して発症者も健常な者も誰もが暮らしやすいと思える環境の構築を目的としています。

 

●メイプルサウンズ
知的障がい者4名(ダウン症、自閉症)と音楽指導者1名、さらにそのファミリー4名とボランティアでバンド活動を行っています。音楽活動を通して喜び、楽しみ、達成感を感じ、それぞれが成長し、地域や学校、施設でのコンサート活動を通して、障がい者理解の輪を広げていきたいとの想いで活動を行っています。

 

●お結びfarm
熊本地震直後に発足した地元のお母さん5人で結成された団体です。一人ひとりが、地震で被害を受けた南阿蘇の復興に少しでも役立てるよう、できることを実行しています。2019年度は、料理教室、季節の手仕事ワークショップ、野外活動、野菜・和綿栽培です。

 

●FSやつしろ 外国にルーツを持つ子どもたちの会
八代市には、近年のグローバル化の波を受け、いわゆる「外国にルーツを持つ子ども(両親が外国人、国際結婚の連れ子、帰国子女など)」が多く在住しています。その子どもたちの勉強や進路、友人関係など、外国にルーツを持つが故の悩みを抱える子どもたちと保護者が集える場所として、交流会、学習会、研修会や支援者育成事業を実施しています。

 

●熊本市子ども劇場
子どものための優れた舞台芸術鑑賞をする機会をつくり、豊かな子ども文化の創造・発展のため活動しています。また、鑑賞活動のほか、子どもを取り巻く文化状況の学習、会員の自主的な活動によって、子どもたちの友情、自主性、創造性を育み、健全な成長を図っています。現在、約900名の会員と、年間8〜9本の定期鑑賞会やワークショップ、キャンプなどの自然体験の活動を行っています。

 
●シンママ熊本応援団
シングルマザー世帯への月に1度の食料応援、交流会、制度活用の学習会、相談・同行支援を行っています。また、シングルマザーを取り巻く現状と社会的対策の課題や当応援団の取り組みを、専門職等の講演会で伝える活動も行っています。

 

●オハイエ音楽隊
知的障害のある人たちを中心に、日常的に楽器演奏、歌、踊りを練習し楽しむ場を提供し、音楽を通して自立や社会参加を目指すためのサポートをしています、パフォーマー、音楽指導の先生とボランティア、事務局関係者と一緒に月2回の練習を楽しんでいます。


●田んぼカフェ
玉名市石貫地域における世代交流・子どもや高齢者の見守り拠点としてコミュニティカフェTANBOcafeを、子どもたちの自由な居場所、自発的な学びの場として田んぼ文庫を運営しています。豊かな自然を次世代へつなぐため、自然栽培への取り組み啓発、日本ミツバチの保全活動を実施しています。

 

●だんだんなの会
人吉・球磨の野菜・豆腐などの生産者と人吉市内の消費者の橋渡しをします。週1回、消費者からの注文を取りまとめ、生産者から集荷をし、消費者に配達をしています。また、消費者の大半が高齢者のため、同時に見守り活動も行い、話し相手になったり買い物を代行したりします。

 

●NPO法人ガット
子どもの健全育成に寄与することを目標とし、街のちっちゃな私設図書館、街の便利な公民館、頼りになる学校支援、力強いSLA(学校図書館協議会)応援を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前日からの寒波による交通混乱も予想されましたが、助成団体からも多くの方々の参加がありました。
他団体の報告を受け、自身の団体の特徴に気付き、これからも自分たちらしく活動を続けていくと力強い言葉も聞かれました。
 また、報告者の生き生きと楽しそうな様子に「あぁ、100円出してて良かった!!」と思えた時間でした。100円を拠出することで、活動に参加できる「参加型地域福祉」を実感することができました。
 報告会終了後、地域団体の展示ブースにも多くの組合員が団体の方々と言葉を交わし、また、これまでになく助成団体同志でも情報交換されていました。今後、いろいろなつながりが広がっていくことが楽しみになりました。
                               基金運用委員長 三島 美枝

 

 

 

 





第十九期臨時総代会を開催しました

2020年1月17日(金)於:フードパル熊本
 〜当日のスケジュール〜
  ・開会挨拶
  ・託送料金問題学習会、質疑応答
  ・第十九期臨時総代会開会宣言
  ・議案提案
    第1号議案託送料金訴訟決定の件
    第2号議案議案効力発生の件
  ・質疑応答
  ・採決
  ・臨時総代会閉会挨拶

 

 

 グリーンコープは「生命と原発は共存できない」との思いから脱原発運動を続けてきました。その中で3年前に託送料金問題を知り学習を深めてきました。今回の臨時総代会では、「原発に関する費用」を「誰がどうやって負担し払っていくのか」は大切なことなのに国会で審議されずに決められていることについて、訴訟という形を取り、広く知らせていくことについて提案、審議しました。(総代定数:274人、出席総代数:266人)
 その決議を前に、グリーンコープ共同体常務理事の東原晃一郎さんを講師に、「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」を経済産業省令によって託送料金に上乗せするのがどうして違法、不当なのかについて、ここ3年で調べ、検討し、取り組んできたことを整理する旨の学習会を行いました。

 

 

 学習会では、2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故から続いている原子力被害への賠償について、元からあった法律の枠組みをかいくぐり、2017年9月に「賠償負担金」と「廃炉円滑化負担金」とが経済産業省令でつくられたことの経緯と不当性、また、それらを私たちが支払っている電気料金の一部である託送料金に上乗せすることの違法性について、資料をもとに説明されました。質疑応答では、組合員から出された質問に対し的確な応答が返されました。

 

 

 続いて、久木田県南地域理事長から「第十九期臨時総代会開会宣言」があり、矍斥事長が第1号議案「託送料金訴訟決定の件」の提案を、丁寧に行いました。

 

 

 概要は、2020年の夏から秋にかけて、グリーン・市民電力が原告となって、まず国を相手に「新しい託送料金変更認可の取り消しを求める」訴訟を、次に九州電力を相手に「託送料金中の両負担金分返済を求める」訴訟を起こすことで、訴訟の内容は、国に対して「電線使用とは関係がない原発費用(賠償負担金と廃炉円滑化負担金)を上乗せした託送料金の認可をすることは間違っているので、その認可の取り消しをしてもらいたい」、九州電力に対しては「託送料金は大手電力会社に電線使用料として支払うものなのに、それに関係がない原発費用(賠償負担金と廃炉円滑化負担金)の上乗せがされている。その上乗せ分を返してもらいたい。今後支払えない」と訴えるというものでした。
 質疑応答の後で採決を行い、提案した議案は、全て賛成多数で可決されました。

 

 

◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇

 

矍斥事長の開会あいさつ

 

 おはようございます。本日はご出席ありがとうございます。雪予報が出ていたので大丈夫かなと思っていました。席の数は、総代定数です。空席分の採決票は、出席されている方が2枚3枚と受け持ってもらいますので、よろしくお願いします。
 ひとつ、お話させていただきます。昨日の熊本日日新聞1面トップ記事をご覧になった方はいらっしゃいますか。見出しに「原発再稼動 維持に13兆円」「電力11社 安全新基準で膨らむ」とあり、「全国の商用原発で必要となった再稼動のための安全対策費と、施設の維持費、廃炉費用の総額が約13兆4,569億円にのぼることが15日に分かった」と。「費用はさらに膨らむ見通しで、最終的には電気料金に上乗せされるため長期の国民負担となる」と、1面に載りました。
 全国の原発で再稼動や廃炉に巨額の費用が動いていることが明らかになった一方で、総額が公表されているだけで、内訳が分からないものが余りにも多くあります。また、原発立地自治体への寄付金など不透明なお金の動きがあることが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役と関西電力幹部との関係性から見えてきました。記事は、国や電力会社は原発をめぐる巨額な費用の全体像をつまびらかにして、国民に議論を促すべきだと結んでありました。
 私はこの記事を読んで、「原発の電気は本当に安いのか?と疑問を持つ人が増えている」、「託送料金について、国民の多くが興味を持ち、話を聞いてくれる時期が来たのではないか?」と感じました。
 グリーンコープでは食べものの中身が安全かどうか調べるのと同じように、電気料金の中身を調べたことで、原発の費用が電気料金の中に入っていることが分かりました。なかなか難しいことだったので、東原常務や大島堅一先生の学習会を受け、大手電力会社と原発がとても優遇されていること、原発のコストを知らされないまま、電気料金の中に原発のコストが含まれようとしていることなど、この3年間で、多くを学びました。
 6月の通常総代会では、裁判に問う時には問うという進め方でいきたいが、皆さんはそれに賛成かどうかを審議いただき、本当に裁判に向かうとなった時には、臨時総代会を開き、裁判の中身や経費のことなどを、もう一度皆さんで検討することになると提案させていただきました。訴状案が固まりましたので、今日この場を開いています。この後の東原常務の学習会で、どのような訴訟になるのかご説明いただきます。今一度みんなで確認し、ひとりの女性、ひとりの母親、ひとりの人間として、自分たちはどうしたいのか、どのような未来を子どもたちに残したいのか、話し合うことができたらと思っています。

 

 

◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇

 

質疑応答

 

<Aさん>
 新電力が不当に扱われているように思います。「原発を持っていない新電力が原発の費用を負担するのはおかしいので、新電力の託送料金に原発の費用を含めないでほしい」と訴状に追記してほしいです。新電力が原発の費用を負担すべきかどうか問う争点にしたほうが裁判に勝てる見込みが増えるのではないかと思います。新電力は原発を持っていませんので、本来原発の費用を支払う義務はないはずなのに、それが今回の託送料金については支払い義務があるかのような書き方をされているというのがおかしいと。「託送料金に、新電力にまで原発の費用を持たせるのはおかしいのではないか」と、しっかりと言っていけばいいのではないでしょうか。

 

<矍斥事長より>
 「原発からではない電気を使いたいと思ってグリーン・市民電力を選んだのに、なんでその電気料金の中に原発からのお金が入っているんだ」というところからスタートしたのが今回の訴訟ですので、Aさんのご意見はもっともだと思います。

 

<Bさん>
 九州電力も電気を作っているし、私たちグリーンコープも電気を作ってます。「同じように電気を作っているということは、同じ線上にいるというアピールをしたほうがいいんじゃないか」と、Aさんは言われたと私は思いました。相手は大きな電力会社で、国も後ろに付いているし歴史もあります。新電力は歴史は浅いですが、思いが違います。「九州電力や国が言いたい思いと、グリーンコープでんきや他の新電力会社が言いたい思いとは、趣旨が違う」ということを攻めていったほうがアピールになるんじゃないか、ということではないでしょうか。


<Cさん>
 Aさんがおっしゃっていることはよくわかるんですけど、新電力がどうするのかは新電力が決めることなので、グリーンコープが訴状を出して、それがニュースリリースされ、それを聞いた新電力それぞれが「自分たちも賛同する。原告に加わる」とか、各新電力が主体として考えることだと思います。ここで話し合うのはグリーンコープ、私たちグリーン・市民電力が裁判を起こすことに対して、どうしたいかを決めることだと思います。


<Dさん>
 新電力が出てくる前は、東電や九電など大手の電力会社が全国的に電気を供給してきましたので、私たちも原発の電気のお世話になっていると思います。これまで私たちが見て見ぬふりし、そして情報もあまりない中で平和に暮らしてきたというのは、やはり原発の恩恵に与っていたということですから、廃炉費用などの原発に関する費用を支払う責任は、国民一人ひとりにあるのではないかなと、私は思っています。

 

<矍斥事長より>
 Dさんからいただいたご意見、もっともだと思います。私たちは原発の恩恵を受けて生活してきました。なのでこの訴訟は、託送料金を「払いたくない」と捉えられてしまったらいけないと思います。恩恵を受けてきた自分たちだからこそ、原発に関する費用を「払いたくない」という気持ちからの訴訟ではなく、「まず、誰が払わなければならないのか」、「払い方をみんなで決めたい。みんなで決める場を持ってほしい」、という訴訟なのです。そこをしっかりアピールし、伝えていかなければならないと思います。大切なところだと思っています。
 また、大手電力会社とは違って、「自分たちで選んで入った新電力の中に原発に関する費用が含まれていること」に関して、新電力が不公平に扱われることなく、「原発に関する費用を払いたくない」と、しっかりと訴えていきたいと思います。分たちで選んで入った新電力の中に原発に関する費用が含まれていること」に関して、新電力が不公平に扱われることなく、「原発に関する費用を払いたくない」 と、しっかりと訴えていきたいと思います。





GC「れんこん入り生ハンバーグ」決起集会を開催しました

 8月29日(木)、熊本市男女共同参画センターはあもにいで、GC「産直れんこん入り生ハンバーグ」決起集会を開催しました。

 当日は、組合員、職員、ワーカーズが結集し、矍斥事長の挨拶でスタート。笑いあり涙ありで大いに盛り上がりました。

 れんこんを生産加工する螢淵ドモファームと、ハンバーグを製造加工する詭靆鄰椹困痢▲魯鵐弌璽鯵発への道のり、材料への深い思いや製造過程でのご苦労話に胸を打たれ、このハンバーグを1人でも多くの組合員に食べてほしいとの思いを強くし、カタログ登場に期待が高まりました。

 各地域本部からは、れんこん収穫体験の報告や、GC「産直れんこん入り生ハンバーグ」にかける熱い思いを発表し、最後は会場にいる全員で「1万パック達成、がんばろう!!」コールを力強く行い、一体感に包まれての閉会となりました。

 

【開会挨拶】

●グリーンコープ生協くまもと 矍斥事長

 「30周年記念の単協開発商品がやっと誕生しました。デントバリア以来、なんと7年ぶりの単協開発だそうです。

 『組合員の声を商品にする』ということが、このくまもとでできたことがとても嬉しいことです。とっても美味しいハンバーグができたと思っています。それが出来上がるまでのご苦労であったり、様々なストーリーがあったと思います。人と人との出会いがあって、このハンバーグが誕生しました。

 グリーンズカフェ(秋のつどい)に向けて、サンプル使用を呼びかけたところ、1,200パックの注文があっています。くまもとはもちろん、グリーンコープ全体でこの商品を長く愛される商品になるようにがんばっていきたいと思いますので、本日の決起集会でさらに盛り上がっていきましょう。」

 

【来賓挨拶】

●詭靆鄰椹此‖緝充萃役社長 矢野 悦生さん

 「ハンバーグを矢野畜産で作り始めて32〜33年位になります。れんこん入り生ハンバーグは見よう見まねで作り始めましたが、とても美味しくて特に努力をしなくてもできました。何故、最初から美味しくできたのか、よくよく考えてみると、1つは素材に恵まれています。特に、豚肉。綾町の綾豚会がすごい。あちこちの豚肉を食べますが、ここの豚肉は本当に力があるんです。ここの豚肉を使えたことが今回大きな成功だったと思います。もう1つは、見よう見まねでしたことで手抜きの仕方が分からず手抜きができませんでした。効率をある程度無視した形で作り上げました。そういうこところがハンバーグの成功に繋がったのかなと思っています。

 今回、れんこんハンバーグを一緒に開発してきましたが、ナカドモファームとの出会い、やまびこ会のれんこんを使えることが一番大きな要になっています。これはいろいろなバリエーションを含めて、ハンバーガーにしたり、ミートボールにしたりとこれからいろいろな形に発展していく力を持っています。これが最終形ではなく、これから皆さんと共に作っていきたいと思います。

 これから力を合わせて、このハンバーグを売っていきたいと思っています。私もこのハンバーグを食べましたが、相当美味しいと思っています。ぜひよろしくお願いします。」

 

 

  写真右から詭靆鄰椹此〔靆鄲緝充萃役社長、

       詭靆鄰椹此’鮴仂鑢骸萃役営業本部長

    

【商品アピール】 

●利用普及推進委員会

 劇を交えながら、GC「産直れんこん入り生ハンバーグ」登場のいきさつや原材料、作り方、おいしさなどを、分かりやすく楽しく紹介しました。

 

 写真左から松尾委員長、坂田さん、柳田副委員長

 

 

【開発商品アピール】

●詭靆鄰椹此‐鑢骸萃役営業本部長 白石 大志さん

 「このれんこんハンバーグ、出会いがあって、いろいろな事があって、誕生したハンバーグです。誕生までにいろいろなストーリーがあります。

 もともと人気のあったれんこんハンバーグを、うちで復活させられたらいいなあという思いがありました。現在、5種類のハンバーグがありますが、野菜が入ったハンバーグはないんです。れんこんを入れるにはどうしたらいいか。最初はれんこんハンバーグにはみじん切りしか入れる予定がありませんでした。螢淵ドモファームさんから、れんこんペーストを入れると美味しいだろうと聞き、入れてみると、肉だけよりふわっとした食感になりました。1個当たり15.8%のれんこんが入っています。野菜嫌いの子どもでも食べられます。食感が際立って美味しいと言っていただきました。老若男女問わず美味しく食べてもらえます。

 ハンバーグの原料はほとんどグリーンコープ商品を使っています。使っていないのは、国産牛、香辛料ナツメグ、ブラックペッパー(国産がないため)。まず、グリーンコープのパン粉業務用10キロを、異物混入がないかどうかふるいにかけ、1袋500グラムに分けます。調味料も1種類ずつ計って1ロットずつ作ります。製造時のこだわりがあり、まず卵に調味料をとかして、それからパン粉を牛乳に浸します。浸すひと手間でハンバーグ自体の味が美味しくなるんです。びん牛乳(パスチャライズ)は250本使います。毎週金曜日がハンバーグを作る日です。250本分のシュリングを短時間ではぐのがすごく手間で、『親指の爪の間が痛い』と言いながら作業をしています。それだけちゃんとしたものを、責任を持って使わせてもらっています。これだけの美味しさは、グリーンコープの商品を使っているからだと思います。今回、れんこんハンバーグを作るにあたり、和風テイストで作りたい、家にある材料、調味料でできるハンバーグを食べたいという思いがありました。ただ醤油、ただポン酢をかける、一手間かけるなら大根おろしという食べ方がおすすめです。」

 

●工場長兼品質管理部部長 瀧本 稔さん

 「品質向上のため、毎朝唱和しています。れんこんハンバーグは、一つひとつ、気持ちを込めて手ごねで作っています。おいしくなぁれと思いを込めて作っています。よろしくお願いします。」

 

●第2工場兼品質管理部課長(ハンバーグ製造管理) 畑田 季晋さん

 「毎週、一つひとつ手ごねで作っています。時間がかかるけど、それだけ美味しいものが出来上がっていると思っています。10月登場が楽しみです。製造が追いつかないのではないかと思うくらい1パックでも多く、注文を期待しています。よろしくお願いします。」

 

●ハンバーグ調味料担当 吉川 智之さん

 「ハンバーグの調味料を担当しました。背筋の伸びる思いでした。前職の中華とハンバーグは、畑違いのため、調味料は分かっていますが、一からいろいろ調べて、周りの助けを得ながら、組合員の試食の評価を加味しながら作り上げました。美味しいハンバーグができたと思っております。末永く愛されるように、まだまだ先に進むことも考えています。どうぞこのハンバーグをよろしくお願いします。」

 

●常務取締役営業本部長 白石 大志さん

 「皆の熱意が伝わったと思います。

 このれんこんハンバーグは最終形ではないんです。最初の構想では、真ん中にれんこんの輪切りを載せたかったんです。だれが見ても、れんこんハンバーグだと分かるものにしたかったんです。1つ100グラムの定量のため、いろんな問題があって実現しませんでしたが、最終的にはそういう風にしたいと考えています。

 サンプルで1,200の注文をいただいています。グリーンコープ業務部の山城さんからメールをいただいて、間違いじゃないかと確認しました。もしも30,000パック来た時でも、徹夜をしてでもハンバーグを作ろうと思っていますので、ぜひ注文をよろしくお願いします。」

 

       詭靆鄰椹困粒Г気

 

 

【開発商品アピール】

●螢淵ドモファーム 代表取締役 中塘 万格人さん

 「やまびこ会の会長をしています、中塘です。

 今日、この会場に来て、本当に大変なことになったなと感じております。こんな大げさにしなくてもそっと始めといて…。最初はそっと始めて、だんだん売り上げが上がっていくというのを、私は考えていました。ところが、やはり30周年企画ということで、理事長さんたちの意気込みが強くて、何回も加工場に来ていただいて、昨日、熊日さんにも来ていただいて、考えてもみなかったです。

 製造加工に至る経緯といいますのは、やまびこ会のれんこんは、年間約40回位、大阪、兵庫から鹿児島まで料理講習会を開催しているので、組合員の皆さんには認知をしていただいていると思っています。それと手前味噌ですが、やまびこ会のれんこんの美味しさは、かなり認知していただいています。

 この10数年、野菜の中でれんこんは欠配ゼロです。青果物で欠配ゼロというのは数品しかない中で、れんこんは欠配ゼロをずっと貫いています。そんな中、地震の前までは小さいれんこん、変形などの規格外品は、衙榲繕緲北罎気鵑罵用していただいていました。全部ではないが、それもやまびこ会の収入にはなっていました。それが地震で衙榲繕緲北罎気鵑休業されて、そのれんこんの行き場がなくなったんですね。ここ3年ぐらいになりますが、これをどうにかしなければならないと。

 私たちのれんこんは、グリーンコープの生産履歴をちゃんと守りながらやっていますが、どんな生協をみても、グリーンコープのレベルは非常に高いです。いろいろな生協より栽培の管理は高いものがあります。そんな中で、あの暑さの下で手作業で草取りをしながら育てたものを、規格外だからとほぼほぼ廃棄するのはもったいないと感じておりましたので、これをどうにかしたいという思いがありました。ありましたけれども、生産現場が加工に手を出すのはなかなかのリスクがあるんです。近年、6次元化ということで、八代のトマトの加工、ぶどうのジュースなどが出てきましたが、生産者の中で1つの製品を作っても、その販売になるとなかなか順調に売れていかないというのがあります。経費はかけたが売れていかないので、6次元化はそんなに広がっていかないというのが現状です。

 れんこんというのは、自分の家で1つ製品を作ったりしても、どんなにスーパーに並べてもそんなに売れるものではありませんでした。そこで、ちょうど山本さんとの話の中で、『会長、れんこんは絶対売れますので、私と一緒にしませんか?』と口説かれました。半年間ですよ。グリーンクラブ熊本の中でいろいろとお世話をしていただいていたものですから、山本さんの人間性だとか、律儀な方だなあと人柄は分かっていたので、『山本さんがそこまで言うなら、わたしも一肌脱ぎましょう。山本さん、一緒にやりましょう』と。一緒に会社を作りませんかということで、うちの自宅倉庫を地震の前に建て替えてたものですから、加工場のスペースでやりましょうと。話はとんとん拍子になるのですけど、回らないのはお金ですね。やはりいろいろな借金をしながら、加工場を作ってみました。するとやはり加工するのは難しいですね。こういう機械を入れれば簡単にできると思っていたが、なかなかこれが難しい。

 泥付きのものを食品の製造現場に持ち込むのは駄目だということを聞かされて、それならうちでちゃんと洗いましょうと。今まで洗浄機械は1台はありましたが、食品製造専門の洗浄機械を新たに入れました。2度洗いです。2度洗いしてボイルします。ボイル機械は衙榲繕緲北罎気鵑ら安く安くいただきました。それをボイルしてカットしたり、みじん切りにしたりすりつぶす機械がいるんですね。この間、やっと入れました。それまでは手作業でやっていました。手間がかかって仕方がなかったが、やっとスムーズに行くようになったなと思いました。それを詭靆鄰椹困気鵑膨鷆,垢襪海箸、現実にできるようになりました。構想から1年半でこういう形になったのを嬉しく思いました。

 試作をする中で、『れんこんをすりつぶしたものを入れると美味しいよ』と、白石さんに伝えました。大阪から鹿児島まで料理講習会へ行く中で、いろいろな組合員さんから逆に情報を得ております。いいことだなあと。そのことが、違うレパートリーの発想になったりするんです。うちの加工場に来た方、れんこんそのものをすりつぶしたものだけをホットプレートで焼き、マヨネーズとお好み焼きソースを少しつけて食べるとものすごくれんこんの食感を感じられて美味しかったでしょ。

 『材料を作るということ、生産をちゃんとしているということ、れんこんはやまびこ会ですよ』ということを、今回初めてこういう形で言わせてもらうというのは有り難いなと感じております。試食は本当に美味しかったです。『こんなに美味しいハンバーグを食べたのは生まれて初めてです』という風に言っておきます。何もつけなくて美味しいハンバーグがあるのだと思いました。デミグラスソースが好きな人はそれでもいいのかなと。

 素材としてこれから発展していくというバリエーションを今聞いて、面白いなと思いました。また、何か考えましょうね。れんこんハンバーグ、よろしくお願いします。」

 

●螢淵ドモファーム 専務取締役 蔀 葵さん

 「この度は、30周年記念商品に弊社のれんこんを採用していただいて、この場を借りまして感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 毎日、手作業でペースト、みじん切りをやっております。手に何個も豆を作りながら、豆を潰しながらやっておりますけれども、詭靆鄰椹困気鵑領呂鬚借りして、美味しいハンバーグを皆さんに提供できたらという一心で、毎日頑張っております。現在3人で作っております。山本さんと代表の熱い思いに私も賛同させていただいて、今一緒に手伝わせていただいております。今後とも、安心・安全のグリーンコープさんに美味しいハンバーグを届けさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。」

 

●螢淵ドモファーム 山本 堅さん

 「本日は、れんこんハンバーグの決起集会に参加させていただきありがとうございます。

 私が言いたいことは、グリーンたいむに全て掲載されております。ですからご存知だと思いますが、ナカドモファームは、先ほど社長よりお話がありましたように、グリーンコープさん向けの産直れんこんを栽培し、そのれんこんをカット加工している会社です。

 余談ですが、一般的な『産直』とグリーンコープの『産直』は全く異質なものです。前職の時代から、新たな組合員さんたちへ、ぜひこれを伝えたいと言ってきたことですが、一般的な『産直』は、新鮮さをアピールする『産地直送』と言う意味合いですが、グリーンコープさんの『産直』は、グリーンコープさんの厳しい基準に合致した栽培、または肥育されたものに対してだけの厳しい『産直』という限定なんですね。私たちは産直れんこんを日々作っていますが、商品に表示されている部分が、『国産原料使用』というより『産直原料使用』のものが、品質レベルが高いものになります。今回、詭靆鄰椹困気鵑任癲◆愡債掌粁繊戮鮖箸辰燭發里鮑遒辰討られます。これはもう最高品質のハンバーグだと考えております。

 私たちは、産直れんこんを使って、以前の話ですけれども、いろいろな商品を作ってきました。当時、れんこんハンバーグはもとより、れんこんボール、れんこんのはさみ揚げ、れんこんのきんぴら、辛子れんこんがありました。長い間、これらの製品をご利用いただいておりましたが、約3年前になるのですが、グリーンコープさんのカタログから消えました。その当時も、やはり『産直原料』というものにこだわって商品作りをしておりましたが、当然やまびこ会のれんこんを使わせていただいておりまして、生産者が困っておられる規格外のれんこんを、もったいない精神で積極的に仕入れて商品を作っておりました。その当時の思い出ですが、グリーンコープさんの各地域のお祭り、交流会にも随分多く参加させていただきまして、その場でれんこんのはさみ揚げ、れんこんボールを販売させていただいておりました。なおかつ、すぐ食べられるように、揚げたてという手間を加えてです。しかし、その思い出も、今となってはあの熊本地震によりまして、工場は被災し、今までご利用いただいていたそれぞれの商品を供給することができなくなりました。

 私自身、いつかそれぞれの商品を必ずまた復活させたいという思いをずっと持っておりました。そんな中、幸いにも螢淵ドモファームから助けをいただきまして、今度は産直れんこんの栽培に従事することになりました。会長からいろいろと教えをいただきながら、れんこんの植え付けから収穫までお手伝いしておりますが、産直栽培というのがどれだけ大変かというのをつくづく感じております。特に、『除草剤を一切使わない』という、一言で言うと、たったそれだけなのですが、これが非常に大変な作業になります。最初のほうは、圃場に入る中で、1歩2歩足は進みますが3歩目が動かないんですね。れんこん圃場のあのうねりに足がはまってしまって四苦八苦しておりました。そういう状況の中で、1つずつお手伝いをしますが、実際、草取り自体は、圃場に這いつくばった状態で1本1本草を抜いております。1つの圃場が終わったかと思うと、終わった最初の圃場にまた草が生える。そういった状態で産直れんこんを栽培している現実があります。しかし、この努力が皆さんに安心・安全のれんこんをお届けする、ということを励みに毎日頑張っておる状況です。その頃、同時期になりますが、ナカドモファームの敷地内にれんこんの加工場を小さいながら作りました。そして、れんこんハンバーグのようにご利用いただける水煮の原型を少しずつ作り始めました。これが当初、まだ業務用ハンバーグにという発想はありませんでしたが、グリーンコープさんの各店舗あたりで利用できないかという思いで、れんこんを輪切り、乱切り、いちょう切りにしたものなどを手探り状態で少しずつ作り始めました。

 そして製造の部分におきましては、まだ本格的ではありませんでしたが、これだけ大変な思いで産直れんこんを作ってはいますが、先ほど詭靆鄰椹困茲蠕睫世あったように、食品加工現場でれんこんを取り扱うという部分に非常に大きな問題点が残っておりました。れんこん自体、皆さんの家庭に届く状態は泥付きが入ってくると思いますが、これは鮮度を維持するために泥付きで出荷しております。この泥付きが、加工現場では衛生面で不十分ではないか、また原料を処理するのに人手も時間も今の状況では足りない、このような現実の問題がありまして、なかなか加工現場へれんこんを供給する、納品するということには至りませんでした。

 

 

 以前の環境では、これを全部自前でやっていたのですが、まだそれができる時代だったのだなと思います。今の衛生管理された食品加工会社では、そういうものは取り扱いできないと実感がありましたので、それを螢淵ドモファームでなんとか解決していけば取り扱いしていただけるのではないか、という思いを形にしたのが、スクリーンの製図の流れになります。実際の収穫時のれんこんは泥つきで毎日圃場から獲ってきます。これをまず1本1本切り分けた後、風車式の洗浄機で穴の中をまず洗浄します。

 それから今度は全体の洗浄に移ります。基本、矢野さんに供給するれんこんは皮付きです。れんこん自体の栄養素が皮目の部分にあるので、以前から皮付きで使っておりました。今度は、れんこんは生のままでは硬いので、カット加工するために若干柔らかくする程度に煮込むボイル殺菌をします。そのボイルした商品が、今回はすりおろしと、みじん切りの状態になります。そしてそれぞれを手作業でこのように袋詰めします。最終的に、ここが殺菌工程になりますが、90度以上で10分の加熱殺菌工程を経て商品になります。弊社は小さいので外部機関に検査に出します。

 これが一通りの製造工程になります。ここまでの工程を経て、れんこんハンバーグに使っていただいている商品になります。実際に詭靆鄰椹困気鵑忙箸辰討い燭世い討い訃ι覆任后

 そしてこの経緯に至るまでに、組合員の皆さんの非常に高い熱意、詭靆鄰椹困気鵑旅發さ蚕冦呂あって、以前のものより美味しいのではないかと思うくらいのれんこんハンバーグを登場させることができました。これ自体は皆様にとりましては、30周年記念商品の位置付けになるのでしょうが、自分自身ではあの熊本地震に負けたんです。しかしながら、3年半かかったけれども、やっと商品が復活できた、そういうことを私自身思い続けてきたことがやっと形になったのだという思いが非常に強く、また、皆さんのお顔を拝見しますと、矍斥事長を始め、馴染みの多い方とこういう場で再びお会いできた喜びで胸がいっぱいです。この決起集会でれんこんハンバーグの普及拡大はもちろんですが、自分自身では、『負けんばい熊本!』という強い思いで参加しました。また、れんこんハンバーグの再登場ということではありますが、れんこんハンバーグ1つにこんな思いを持っている者もいるのだということを知っていただければ有り難いです。そして、先に発売されたれんこんボールも、これは静かに発売されてしまったのですが、両方あわせて末永くご愛顧いただけることを、どうかよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。」

 

     ナカドモファームの皆さん

 

 

【質疑応答】

Q:家庭用のれんこんのみじん切りやペーストの販売予定はありませんか?

A:どちらも業務用のみです。人手不足もあり、難しい状況です。現在、店舗に輪切りと乱切り150gを提供させていただいておりますので、ご利用をよろしくお願いいたします。

 

 

【地域本部アピール】

●県北地域本部

 飾りうちわを使って、「れんこんハンバーグ」あいうえお作文を披露。

 「2,100パック獲得に向けてみんなでがんばります!エイエイオー!」

 

 

 

●県央東地域本部

 「目標は5,000パックです!」

 決起集会の前日に詭靆鄰椹困旅場見学で着用した白衣と帽子姿で、1人ずつ注文数を発表し、合計100パックになりました!

 詭靆鄰椹困鉢螢淵ドモファームへ、れんこんをかたどったメッセージカードを挟んで手作りのハンバーグを贈呈。

                                            

 

 

●県央西地域本部

 れんこん収穫体験の報告。50名参加。当日の写真を見ながら、れんこん収穫体験の様子を紹介。

 「全て手作業でとにかく大変でした。体験日は収穫を始めた頃で、全て獲り終えるのは3月。冬場は氷が張った水の中で、カイロを4個も5個も張って作業をされているそうです。今回、体験してご苦労が伺えました。蓮の花は想像以上に大きく、ピンクの花は昔からある種類のれんこんの種だそうです。生の蓮の実はナッツみたいでした。交流会では、れんこんを使ったたくさんのメニューが用意してあり、どれも美味しくいただきました。」

 

 

 

●県南地域本部

 1人ずつ、それぞれの思いを紹介。4月から仲間になった人吉・球磨純地区からも3名参加。

 「手探りでがんばっているところです。県南センターは1400パックだが、負けないように頑張ります!」

 

 

 

 最後に、会場にいる全員で力強く「1万パック達成、頑張ろう!!」コール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    





利用普及推進委員会より、2019年度「タオルとメッセージを贈る取り組み」を報告します

 グリーンコープは、生乳生産者へタオルとメッセージを贈る取り組みを続けています。毎年行われている酪農生産者との交流会では、生産者の皆さんが組合員からのメッセージを楽しみにされていることを知りました。タオルも、搾乳など様々な作業で必要とされているそうです。今年も組合員にタオルとメッセージを贈ることを呼びかけ、「生産者と組合員が一緒に作り出した産直びん牛乳」であることに思いを寄せる機会となりました。
 2019年11月7日、組合員一人ひとりの感謝とお礼の気持ちを込めて、タオルとメッセージを生産者にお届けしました。
 くまもとからお届けしたタオルは5,467枚、メッセージは688枚、22冊お届けいたしました。(取り組み期間は9月2日〜10月12日でした)

 各地域本部から届けられたメッセージ集を紹介します。

 

県北地域本部

 

県央東地域本部

 

県央西地域本部

 

県南地域本部

 

 ご協力ありがとうございました。

 

 

(利用普及推進委員会)





利用普及推進委員会による「モッツァレラチーズを手作りしましょう。in COCOSA」を開催しました

 9月27日(金)、下通「COCOSA」5階 西部ガスショールーム ヒナタ熊本にて、利用普及推進委員会による「モッツァレラチーズを手作りしましょう。in COCOSA」を開催しました。(参加者33名)
 今回4地域本部で募集24名に対し、約180名の応募があり、当日を楽しみにしていました。
 前日に会場へ行き、道具の場所の確認等を行い、当日9時半から準備等をしたのでスムーズに行うことができました。

 


 とてもキラキラした会場で参加者の方も年代は様々で、街中ということもあり、参加者の皆さんとてもおしゃれな服装でいつもとまた違った光景でした。

 

 

 まず、道具等の説明をして1日の流れを話した後、4テーブルに分かれ早速料理作りをしました。まずはモッツァレラチーズ作り。「チーズ作りに興味がある、1度作ってみたけど失敗したからまた作ってみたくて」と話されていて、モッツァレラチーズができあがると、「簡単にできるんですね」と皆さん驚かれている様子でした。

 

 

 チーズ作りで出たホエーでトマトスープ、ホットケーキを作りましたが、皆さん手際が良く、どの班もスムーズにできあがりました。

 

 

 早くできあがりそうな班は、30周年記念開発商品のGC「産直れんこん入り生ハンバーグ」を、焼き方レシピを見ながら一緒に焼きました。GC「産直れんこん入り生ハンバーグ」のアピールもしながら、焼くことができました。

 

 

 食べる前に産直びん牛乳が国際味覚審査機構「優秀味覚賞」を受賞したことをアピールして全員で乾杯しました。食べながら、地区での取り組みや「いつもこんな商品買ってます」等、和気藹々とお話することができました。地区での取り組みも「いつもチラシは見てます」とご存知の様子でしたが、「公民館が近くではないことが多いからどこにあるのか分からず行けない」、「街中だと交通の便がいいので行きやすい」等の声がありました。
 今回は未組合員も対象だったので、組合員さんがお友だちの未組合員さんを連れてこられていて、とても賑やかな開催となりました。
 料理教室で使った調味料等を中心にグリーンコープ商品についても詳しくアピールもでき、より安心・安全が伝わったと思います。
 COCOSAは調理器具、道具等すべて揃っていてとても綺麗なキッチンで調理できて、毎日家で家事をしている主婦には魅力的な場所でした。参加者の皆さんとてもイキイキして輝いて見えました。
 食べ終わって、片付けをしながらワーカーズの方から未組合員さんに1人ずつ話をしていただきました。サンプルも用意していただき、皆さん喜んで帰られました。
 皆さん帰り際に「こんなきれいなところで料理ができて楽しかったです」と笑顔で帰られる姿が印象に残りました。

 

 

(利用普及推進委員 坂田未来さんより寄稿)





GreenGreen交流会in熊本が開催されました

 

 5月21日(火)に、熊本市中央区の熊本県立劇場において、GreenGreen交流会in熊本が開催されました。「GreenGreen交流会」は、グリーンコープの商品を作っているメーカーや生産者の皆さんとグリーンコープの組合員が出会い、交流することで「顔の見える関係」を深め、利用普及の取り組みにつながるようにと、グリーンクラブ(グリーンコープ納入業者の会)主催で開催されています。くまもとでは今回初めて開催され、理事・委員が参加しました。
 矍斥事長は初めのあいさつで、「GreenGreen交流会をくまもとでもぜひ開催してほしいという夢が、やっとかないました。今日の交流会を楽しんで、組合員とメーカー・生産者の皆さんとのつながりを、より豊かにしましょう」と語りました。グリーンクラブ熊本支部会とサポーター会員のメーカー・生産者あわせて36社と、組合員約140人が集まった会場は、「組合員へ、こだわりの商品について伝えたいメーカー・生産者」と、「メーカーや生産者の思いやこだわりの商品について学びたい組合員」の熱気があふれていました。パンフレットや試食・試用品を準備されているメーカーも多数あり、中には、カタログでは伝わりにくい自然の素材を使った生地のサンプルを、「ぜひ手にとって手触りを体感して欲しい」と持ち込まれたメーカーもありました。限られた時間を最大限に活かそうと、メーカー・生産者の皆さんの声もどんどん大きくなっていき、組合員も、なかなか聞けない商品のこだわりや新商品の情報などに聞き入っていました。

 

 

 終わりに、松尾利用普及推進委員長が、「組合員が1年間に出会えるメーカーや生産者は限られていますが、今日はたくさん出会うことができたので活動の幅が大きく広がりそうです」と話し、「GreenGreen交流会」開催への感謝の思いを伝えました。
 「もっとお話を聞きたかった」、「もっと商品について知りたかった」というメーカー・生産者の皆さんとは、今後、地区や地域本部が主体となって視察や交流会などを計画していきます。たくさんの組合員がたくさんのメーカー・生産者の皆さんと出会い、グリーンコープの商品やメーカー・生産者の皆さんの思いを知ることで商品を身近に感じてグリーンコープをさらに好きになり、利用普及や仲間づくりにつながることが期待できる取り組みとなりました。

 

 

【参加者のアンケートより】
■メーカー・生産者の皆さんの感想
・まず驚いたのが会場の熱気。熊本の組合員は熱かった!聞いてくださる組合員の真剣な眼差しに圧倒されました。
・話をする5分間は一瞬で終わり、熱が入りすぎてベルの音も聞こえないくらいでした。
・質疑応答の時間も積極的に参加いただき、改めて組合員の食の安全への関心の高さを感じることができました。組合員の熱意に応える商品作りをこれからも心がけていきます。
・5分間のプレゼンの後に質問タイムがあることで、しっかりとキャッチボールができ、とても効率的でスピーディでしたが、ちゃんと温度のある素晴らしい交流会でした。
・さすが火の国、熊本の組合員の熱い思いを感じ、私も負けじと5分間に思いを込め、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。
・GreenGreen交流会の良さは何といっても出会いがあることです。これをきっかけに交流の輪がどんどん広がっていくことを期待しています。
・商品の確かさを確認する活動に向けて、組合員との距離が更に近くなるように感じました。
■組合員の感想
・顔を見ながら直接話が聞けたので、メーカー・生産者の皆さんをとても身近に感じる良い機会となりした。
・国産原料の確保が難しいことを初めて知り、メーカーのご苦労を感じました。
・グリーンコープの商品は、当たり前ではなく貴重なものばかりであるということを改めて感じ、メーカーの皆さんの商品に対する愛を感じました。これからも一緒に、愛の詰まった商品がロングセラーになるようにしていきたいと思いました。

 

 

 





金子産業株式会社を視察しました

 7月8日(月)に、利用普及推進委員会メンバーで、刺身やフライなど約20アイテムのGC商品を製造されている金子産業株式会社(佐賀県唐津市)を視察しました。
 工場入室時には、帽子・マスク・白衣で全身を覆い、髪の毛1本も出ないように気を付けました。手袋は異物混入時に分かりやすいよう青い色を使われていました。1時間毎に全身にローラーをかけたり、手袋に穴が開いてないかを確認したりして、異物混入時の被害を最小限に抑える工夫をされていました。万が一、混入が見つかった時には、全ラインを停止してそれ以前に製造したものは全て廃棄するそうです。また部屋の入出口を、魚を捌く人と商品を作る人で分けることにより汚染を防止したり、製造後は2時間かけて掃除するなど、初発菌を減らし食の安全を確保することに努めておられました。ヒスタミン中毒防止にも力を入れ、市場での購入時から温度管理に気を付けていることも知りました。
 最近は魚の取れ方が変わってきていることや、取れる魚が減り、近くの市場でも競りの日が減っていることを聞き、将来魚が貴重品になり、食べられなくなる日が本当に来るのではないかという危機感も感じました。マイクロプラスチックなどによる海の汚染も問題になっています。そんな中で金子産業(株)では、マグロの養殖にも取り組んでおり、防腐剤・抗生物質を使わずに育てているそうです。海底に餌の食べ残しが溜まることで海を汚染することが無いように、海の環境も考えながら養殖しているとのことでした。食料としての魚の確保ということについて考えるきっかけになりました。
 今回の視察では、自分たちが普段利用している商品が良い原料を使い、しっかりとした品質管理のもとで安全にこだわり作られていることを確認することができました。

 

フライライン
少しでもキズがあれば青色の絆創膏を貼らないといけない
刺身ライン
集合写真

(利用普及推進委員会 委員長 松尾さおりさんより寄稿)

 





利用普及推進委員会より、「2019年度みかん産地視察・交流会」を報告します

利用普及推進委員会より、「2019年度みかん産地視察・交流会」を報告します。

 

 日時:2019年8月5日(月) 10:40〜15:30
 視察会場:百姓倶楽部八女の郷 平さん園地(福岡県八女市立花町)
 交流会場:八女市白木コミュニティーセンター

 

 平さんの園地は、山道を15分程歩いた高台にあり、園地に到着する頃には既に汗だく状態でした。斜面に広がる2反程の土地に約100本のみかんの木が植えてありました。日当たりが良いので、みかんにとっては良い環境でしょうが、日陰のない園地は暑く、日頃の作業の大変さを実感しました。平さんは「いつもはこの時間は園地にはいません。夏場は朝5時〜10時頃に仕事をします」と言われましたが、じっと立っているだけでも背中を汗が流れる暑さの中で除草や摘果作業をされていると思うと、「減農薬で栽培していただくということは、生産者に相当な努力をしていただいていることである」と痛感しました。

 

 

 園地に植えられたみかんは、極早生種の「日南の姫」「岩崎」「豊福」、早生種の「おきつ」「宮川」などで、中には樹齢90年の現役の木もあると聞きました。「今年は極早生種の実はたくさんなっているが、早生種の実は少ないように思う」とのことでした。消費者の嗜好に合わせてみかんの木を植え替えたりもするそうですが、利益が出るようになるまでに10年かかるので、先を見越す力も必要だそうです。
 木には緑色の小さい実がたくさん実っており、試食もさせてもらいました。皮をむいた瞬間にみかんの良い香りが広がり、品種で酸味に違いがあるのが分かりました。品種により酸が抜ける順番が決まっているので、たくさんの品種を植えて出荷時期をずらしているそうです。ただ極早生種は出荷時期を逃すと味ボケするため、気を遣うと聞きました。
 みかんの木の根元は綺麗に除草してあり、年に3回鍬で削っているそうです。木の根元の草を取ることで害虫のネキリムシを見つけやすくしたり、土を乾燥させることになる(味が良くなる)とのことでした。

 

 

 交流会場に移動し、各産地の様子や組合員の取り組み報告を行いました。どこの産地も「雨が降らないため乾燥気味である。明日の台風が雨を連れてきてくれたら…」と話されました。確かに平さんの園地も灌漑施設はなく、同じテーブルの生産者に尋ねると「水やりは雨任せの所が多い。みかん産地は高台のため水を汲み上げるのに経費がかかる」「井戸を掘ろうと思い調査したが、岩盤が固く450万円かかると言われて断念した」などと話され、ここでもご苦労が伺えました。
 産地によっては、そうか病・黒星病などの病気や風による傷の心配はあるものの、「今の所は順調に育っており、今後の気象状況次第ではあるが、おいしいみかんができるのではないか」とのことでした。
 各単協からの取り組み報告はクイズ・ラップ調アピール・グッズ紹介などさまざまで、次年度の参考にさせてもらいました。組合員からのメッセージを生産者に贈呈すると「家に帰って読みます。これでまた頑張れます」と喜んでいただきました。私たちが届いたみかんを注文したり食べたりする時に、出会った生産者の顔を思い浮かべるのと同じように、生産者の皆さんも「生産しながら、出会った組合員の顔を思い浮かべてくれているのだな」と、こちらも嬉しくなりました。生産者からの「交流会などで、みかんを工夫して食べる方法を組合員から質問されるが、そのまま食べる以外におすすめの食べ方があれば教えて欲しい」との要望に、組合員からたくさんのアイディアが出て、これもグリーンコープの産直関係の強みだなと感じました。

 

 

 生産者の話の中で、蜂やマダニに刺された、暑さで倒れたという話が印象に残り、どこまでも自然相手に戦って生産されているのだなと思いました。九州にはみかんの産地が多く早期予約の呼びかけに苦労している単協も多いのですが、「市販のみかんとは違う安全とおいしさを組合員にしっかりと伝え、利用が増えるように取り組みたい。そして生産者がやりがいを感じ、後継者が増えることに繋がると良いな」ということを思いました。毎年開催している暑い時期の視察・交流会ですが、生産者のご苦労に身を持って触れられる機会となっています。

 

 

(利用普及推進委員会 委員長 松尾さおりさんより寄稿)

 

※ カタログGREEN 25号、26号(8月26日週&9月2日週)より、りんご・みかんの早期予約が始まります。たくさんのご予約を、お待ちしています。





2019年度 長野県りんご三産地視察・交流会報告

 

(単協理事 久保智絵美さんより寄稿)





第十九期通常総代会を開催しました

 6月4日(火)に、熊本市中央区のくまもと森都心プラザにおいて、グリーンコープ生協くまもと主催で第十九期通常総代会を開催しました。4つの地域本部から選出された単協総代274人(本人出席132人、委任出席142人)が出席。理事長、各専門委員長、専務、常務が、2018年度の活動報告、事業報告、決算報告及び2019年度の活動計画、事業計画、予算案について提案し、審議検討後採決を行い全議案が賛成多数で承認されました。
 総代会終了後に開催した第1回理事会で、引き続き矍誓蕾討気鵑鬟哀蝓璽鵐魁璽彑原┐まもと理事長として確認し、2019年度がスタートしました。

 

●開会あいさつ

 「人吉・球磨準地区」が3月30日に設立総会を迎え、この通常総代会より総代として参加いただいています。人吉のキープ&ショップができてから5年目ですが、このように組合員の輪が広がり、グリーンコープに集う仲間が増えたことを嬉しく思います。昨年は、仲間づくりの取り組みとして、KAB元気フェスタに出店するグリーンコープとのコラボ商品開発の様子を、テレビ番組で3週間に亘って特集していただきました。その放送が流れた影響でしょうか、当日は、産直びん牛乳やネグロスバナナなどの試飲や試食を「ぜひ飲んでみたい」、「食べてみたい」と、たくさんの来場者の方がグリーンコープの出店ブースに集まられ、グリーンコープ30周年記念企画として実施したこの取り組みでは多くの方の加入につながりました。本日は会場のロビーに、私たちグリーンコープによる「サロン活動」や「東無田食堂」などの災害支援活動で出会った方々の笑顔あふれる写真を展示させていただきましたので、ぜひご覧ください。2019年度も、楽しく活発に組合員活動を頑張っていきたいと思います。(矍斥事長)

 

●来賓代表挨拶

 5月21日に熊本で初めて開催した「GREENGREEN交流会in熊本」は、たくさんの組合員の皆さんにお越しいただき、大盛会のうちに終えることができました。総勢200名弱の方が交流することができましたので、参加したメーカー・生産者と組合員それぞれから感想を集めているところです。それを今後取り組みの参考にしたいと思います。(グリーンクラブ熊本支部会 支部長 蠧眦聴卒郛ε 大石博美さん)

 

●議案審議について
理事長、専務、各専門委員長、常務より各議案を提案しました。
■2018年度 活動報告
 2018年はグリーンコープ連合が設立から30周年を迎え、くまもとでも30周年を盛り上げようと様々に取り組みました。7月15日に上通びぷれす広場で開催した「グリーンコープ30周年マルシェ」は、青果生産者をはじめ、メーカー・生産者の皆さんにも多数出店いただき、延べ1,500人の方が来場され大盛況でした。また、10月20日、21日のKAB元気フェスタでは、テレビ番組とのコラボで、産直びん牛乳や産直豚肉を使ったメンチカツなどを開発し出店しました。テレビ番組を通してグリーンコープの安心・安全な食べものを紹介し、大きな手応えがありました。30周年記念商品開発として、GC「産直れんこん入り生ハンバーグ」の開発検討を12月理事会より開始しました。今秋の登場へ向け、検討をすすめていきます。3年目となった熊本地震支援活動については、みなし仮設や在宅被災者の居場所づくり「つながるカフェ」で、天草や山都町へのお出かけサロンに取り組みました。また、益城町の東無田地区では、6月から月2回「東無田食堂」を開催し、地域のお母さん方も積極的に関わっていただいています。南阿蘇村立野地区へは、地震後初めて開催された神社の秋祭りの直会(なおらい)のお手伝いや、移動販売に通っています。その他の地域でも、それぞれに異なる歩みをすすめる地域に寄り添えるよう、組合員も地域ごとに関係性を深めながら、被災地が地震前よりも元気になるようにと、サロン活動などを続けてきました。居場所づくりや、生きがいづくりのための取り組みを今後も続けていきます。(矍斥事長)

 

■2018年度 専門委員会活動報告
<利用普及推進委員会>

 2018度は産直びん牛乳の取り組みに加えて化粧品学習会を開催することにしたため、他地域本部の取り組みに参加したり、様子を共有するなどして、各地域本部がスムーズに取り組むことができるよう心がけました。また、委員会では、年度初めに「家で作って食べよう」を合言葉に活動することを確認し、家庭での料理を大切にすること、そのために委員会を時間内に終わらせることを意識して進めました。忙しい日々の中でも家で作りたくなるようなレシピを集めるために、年間を通して時短レシピや乳和食レシピを共有し、地域組合員総会に向けて「時短・乳和食レシピ集」としてまとめました。産直びん牛乳については、年間を通して行った「取り組み参加者限定の定期予約呼びかけ」と「新規加入者への定期予約呼びかけ」が良い結果となりました。産直びん牛乳の良さを知らない方への声かけは、今後も重点的に取り組みたいと思います。(松尾委員長)

 

<福祉委員会>

 グリーンコープの福祉の拡がりを感じ、情報の共有や視察を行う中で、今日までのグリーンコープの地域福祉の歩みを更に深く学ぶことができました。また、2018年度は11月に熊本で「第5回生活困窮者自立支援全国研究交流大会」が開催されました。事前学習で、グリーンコープの生活再生事業が始まる時の組合員の思いや、生活困窮者自立支援は私たちの生活にとって身近なものであること、そして誰もがその可能性を持っていることを知りました。その中で、「知る」というキーワードが出てきました。知らないということは、時に偏見を生むことになります。その偏見がなくなっていけば、生きづらさを感じながら生きている人が少しでも生きやすくなるのではないかと思います。これからも知ったこと、学んだことを、取り組みや広報誌、ホームページを通して組合員に発信していくことに努めていきたいと思います。(小林委員長)

 

<組織・環境委員会>

 「グリーンコープ30周年マルシェ」でのせっけんに関するアンケートやせっけんモニターの取り組みを通して、せっけんの利用率がまだまだ低いことがわかりました。これからも、せっけんの良さや使い方をより多くの人に伝えていきたいと思います。4R運動に関しては力を入れて取り組んでいますが、返却方法が間違っている方が時々いらっしゃいますので、いろいろな機会に正しい返却の方法を伝えていきます。アジアとの連帯について、ネグロスやパキスタン、パレスチナなど、多くの国との共生と支援、民衆交易について、今後も学習し組合員へ伝えていきます。「共生・平和長崎自転車隊」では、子どもたちが「不戦」のゼッケンを背負って柳川から長崎まで125kmを走り、平和について改めて考える機会となりました。2018年度は各委員会で話し合い「グリーンズカフェのしおり」の記事を作成し、託送料金の問題についてもチラシや紙芝居を作成し、伝えました。組織・環境委員会は、せっけん、脱原発、4R、平和、アジアとの連帯など、とてもたくさんの分野があります。どの活動も素晴らしく、学ぶことが多くあります。みんなの思いはひとつ、「みどりの地球をみどりのままに」未来へ繋げるための活動を、今後もすすめていきたいと思います。(下飛田委員長)

 

■2019年度 活動計画
 今年度特に力を入れて取り組みたいことは、以下の3点です。まず第1に「仲間づくり」です。2020年8月にグリーンコープ生協くまもとは20周年を迎えます。その20周年をより多くの仲間とともに迎えることができるように、「仲間づくり」に特に力を入れて取り組みます。第2に、組合員と生産者・メーカーの顔の見える関係をさらにつくっていきます。2018年度は、商品事故により私たちにとって大切な商品が手に入らなくなるという悲しい出来事がありました。二度とそのようなことが起こらないように、私たち組合員が県内にある生産者やメーカーの工場などへ出向く「商品の確かさを確認する活動」に取り組みます。そして、熊本地震発生から4年目になりますが、これからも熊本地震支援活動を続けていきます。
【2019年度 基本方針】
2020年8月のグリーンコープ生協くまもと20周年に向け、「仲間づくり」を力強くすすめるとともに、活動組合員を増やすことにも取り組みます。
◆屮哀蝓璽鵐魁璽彎ι覆粒里さを確認する活動」に取り組み、グリーンコープの食べもの運動を積極的にすすめます。
CΩ業社会を目指し、グリーンコープでんきの輪を広げ、託送料金の問題について取り組んでいきます。
ぅ錙璽ーズとともにグリーンコープの運動をすすめます。
イ弔覆る熊本(熊本地震支援活動)に取り組みます。
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А峪佑弔龍生(自然と人の共生・人と人の共生・女と男の共生・南と北の共生)」を基にグリーンコープの統一的な運動テーマに取り組みます。(矍斥事長)

 

■託送料金を問う―原発を無くしていくために―
 グリーンコープは、「命と原発は共存できない」と脱原発運動を続けてきました。「自分たちで電気をつくりたい」と市民電力発電所づくりに取り組み、24ヶ所の発電所を建設しました。現在グリーンコープ全体で4,000人が利用しているグリーンコープでんきは、2018年11月から原発フリーの電気の供給が実現し、くまもとの馬洗瀬小水力発電所と杖立温泉熱バイナリー発電所の電気も組み込むことができています。新電力であるグリーンコープでんきは、電線などの使用料として託送料金を払っていますが、託送料金の中に原発に関する費用が含まれていることがわかり、国や九州電力に問い合わせや意見を届けています。話し合いで解決できるのが一番ですが難航しています。「福島の復興や廃炉のために払いたい」という方もおられますし、私たちもその通りだと思います。「払いたくない」のではなく、「その決め方がおかしいのではないか」と問いたいのです。「国会で審議されず、『大臣が決めていることだから』だけではおかしいのではないか」と社会に問いたいのです。このまま話し合いが難航すれば訴訟も考えています。電気は私たちの生活に無くてはならないものであり、熊本地震の時に九州電力の方が電気の復旧のために昼夜を問わず懸命に頑張られていたことを忘れることはできません。グリーンコープは九州電力の皆さんと闘いたいのではなく、ぜひ一緒に考えてほしいのです。日本の新しいエネルギー政策について良い道がないか、一緒に考える機会になればと考えています。(高濱理事長)

 

■第五次福祉事業3ヵ年計画2018年度進捗状況報告と2019年度計画について

 くまもとでは、「福祉事業3ヵ年計画」として約20年に亘って取り組んできました。このようにずっと取り組んでいますので、地域福祉に大きく貢献していると思います。2018年度は、「ほのぼの・玉名」、「有料老人ホーム三里木」、「生活介護施設ちなむ」、移転してセントラルキッチン方式になった「配食サービス パセリ」と、5月から6月にかけて4つの地域本部それぞれ1箇所ずつ、新しい事業所をオープンさせることができました。オープン初年度の2018年度はパセリ以外の施設を黒字にすることはできませんでしたが、各事業所でワーカーズの皆さんが黒字を目指して頑張っていますので、これからです。古町幼稚園は2018年度より認定子ども園となり、新しく54人の子どもたちが入園しました。地域の方からも、「子どもたちのにぎやかな声が戻ってきた」と喜ばれています。県央東地域本部での「重度心身障がい児(者)多機能施設事業」、県南地域本部における、「ひきこもりがちな不登校児の居場所づくり」、「県南ステーションでの移動販売車の調査と検討」については、2019年度も引き続き検討を行い、実現を目指します。(金崗鑢獲事)

 

●質疑応答
<総代より>
「東部センターが新しくなりましたが、トイレが2階にしかなくエレベーターもありません。ユニバーサルデザインについても考えていただきたかったと思います。今後は、ぜひユニバーサルデザインを考えた施設をつくっていただき、更に、余計なエネルギーを使わないように二重サッシにしたり、屋根に太陽光発電を設置するなど、「さすがグリーンコープ」と言われるような施設にして欲しいです。託送料金の問題については、「先を見据えた予防原則に基き今回裁判をし、託送料金については政党を問わず提案したい」とあり、安心しました。広く国民全体に知らせたいです。決まった後にではなく、決まる前にどうにかしてほしいと思っています」
<応答>
「グリーンコープらしい建物をというご意見はごもっともだと思います。福祉センター三里木建設の際、図面を引くときにいろいろな視点をもって臨むことが重要だと感じました。今後に活かしていきたいと思います」

 

<総代より>
「2019年度の予算がプラスになっていることに感謝しています。以前、マイナス予算であることに対して意見を届けたことがありました。前年度に比べ広報費を減らすなど努力されていると受け止めました」

 

<総代より>
「グリーンコープの組合員になってまだ2年ほどですので、わからないことばかりですが、本来なら国が行うべきことをグリーンコープがたくさん行っているようです。そのことで赤字になり、今後グリーンコープがなくなったりしないだろうか、あまりにも手を広げすぎているのではないかと心配です。託送料金の問題については、「共生の時代」を熟読し、グリーンコープが正しいと思いました。なぜ国が返答できないのか、なぜ原発を止めることができないのか、いろいろな背景があるのだと思いました。しかし、赤字であれば裁判については不安があるので訴訟には賛成しかねます」
<応答>
「ご意見ありがとうございます。2018年度に4ヶ所開所した施設については、社会福祉法人グリーンコープが運営されています。ワーカーズの皆さんが力強く運営されていますので、私たちも応援していきたいと思います。熊本地震の影響で建築資材などが高騰し、当初の予定よりも費用がかかりましたが、福祉活動組合員基金の活用も考えながら、これからも取り組んでいきたいと思います。会計制度が変わり、将来発生する費用を引き当てなければならず、職員の退職引当金などにより次期繰越損失金として計上していますが、グリーンコープ生協くまもとの事業としては単年度黒字です。裁判について、国にはもっとオープンな場所で堂々と審議していただきたいと思います。また、裁判になれば社会的に、多くの人に託送料金の問題点について知ってもらえると思います。よく耳にする「原発の電気は安い」「原発が止まると日本は発展しない」などが本当かどうかも含めて、自分たちにできることを考えていけるよう、みどりの地球をみどりのまま次の世代に繋いでいくために、すすめていきたいと思います」

 

●休憩時間を活用して

<ファイバーリサイクルについて>

 竹内県央東地域理事長が、購入したファイバーリサイクル品を身に付けて登場。「ゆう*あいショップ三里木」を紹介し、パキスタンの子どもたちへの海を越えた支援についての説明と、「まだじゅうぶん着られるけどもう使わないというような、長く着てもらえる物を集めている」ことを伝え、協力を呼びかけました。「ゆう*あいショップ三里木」ワーカーの染矢さんが、パキスタンの「アル・カイールアカデミー」について説明され、「これまでに約4,500人が通い、女子校の建設も予定されている」、「現地では、日本からの衣類は信用があり高く買ってもらえるが、荷物の中に1枚でも汚れたものがあると、価格が下がることも知っておいて欲しい」と話されました。

 

●会場のロビーで、「ゆう*あいショップ三里木」による、ファイバーリサイクル品の販売と、熊本地震支援活動で訪れた際に撮影した、サロン活動などの笑顔あふれる写真の展示を行いました。

 

 

 

 





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