地域の子育てサークルで「子どもの心を育てるお金のはなし」講座を開催しました

 2月19日(木)に熊本市東部公民館にて、地域の子育てサークルにて、労働協同組合FP円縁からファイナンシャルプランナーの御書さんを講師に招き『子どもの心を育てるお金のはなし』の講座を開催しました。

 参加者は未就学児から高校生までと幅広い年齢層の子どもを持つ母親14名。
 講座では、講師が自身の実体験を交えながら、定額制のこづかいを導入することによって子どもの金銭感覚を養い、子ども自身もお金を使うことから得る成功体験や失敗体験によって成長していくのだという説明を聞きました。

「お金はものと交換する道具。使って初めて金銭感覚が身に付く。」「こづかい制を導入するには、最初のルール作りが大事。」「人生は一生、選択の連続。限られたこづかいの範囲で子ども自身が買う、買わないという選択を繰り返し、その結果の成功体験や失敗体験から、我慢する力や交渉力、適正価格を考える力、トラブルを回避する力などを身に付けていく。」「『成功』の反対は『失敗』ではなく、『何もしない』ことである。」など、数々の話とともに、親として大切なのは、「子どもを信じて見守ること。」「親子のコミュニケーションを大切にすること。」そして「自分自身の軸をしっかり持って子どもに対応すること。」であると話されました。
 金銭教育とは、単に金銭感覚を養うだけでなく、子どもの生きる力を育むことであり、物を大切にすることや感謝の気持ちを持つといった、心を育てることでもある、ということを学びました。

【質疑応答】
Q.お友だちのプレゼントを用意する場合はおこづかいから出させた方がいいのでしょうか。
A.そうですね。子どもも、おこづかいから必要経費を差し引いたうえで、いつ、誰に何をあげるか、そのためにはいくら必要か、と考えるようになり、予算化できるようになります。
Q.小学校2年生の子どもが、一緒に遊ぶ友だちから「ジュースをおごってくれないと友だちじゃない」と言われたり、その友だちから○○を買ってもらったからお返しをしなければ、と、家からお金を持ち出そうとし、対応に困っています。
A.「ジュースをおごってくれなければ友だちじゃない」と言われたことに対しては、「それならそれでいい」と言えるくらい毅然とした態度が取れると良いでしょう。もしかしたら友だちを無くすかもしれませんが、それも経験です。家庭によってお金の使い方やおこづかいの対応は違うので、だめなものはだめ、というけじめも大切です。
Q.おこづかいを始める時期はいつ頃がいいのでしょうか。
A;子どもによって個人差はありますが、興味を持った時が良いでしょう。消費税などを考えて計算する場合もあるので、幼いうちは親子でおこづかい帳を付けるようにしましょう。
Q.まだ小学校2年生なので、おこづかいを月単位ではなく半月に1回渡していますが、月単位の方がいいのでしょうか。
A.半月に1回でも、あるいはもっと小さいうちは週単位でも良いでしょう。
Q.兄弟の中で自分だけもらっていない、という弟や妹にはどう対応するのがいいのでしょうか。
A.お財布に週100円入れてあげ、使ってしまったら我慢をさせるという方法や、「小学生になったらね」と我慢させる方法など、ご家庭の状況に応じて対応されると良いと思います。
Q.子どもがお金をおもちゃと一緒におもちゃ箱に入れてしまうのですが、どうしたら良いでしょう。
A.「お金は大切なものだから、人目につかないところにしまおうね」と教えてあげましょう。

Q.例えば今後、子どもにおこづかいを1,000円渡したとして、それを使い果たしてしまい、本当に必要な出費がある場合はどう対応したら良いのでしょうか。
A.すぐに代わりに出してあげるのではなく、まず子ども自身に考えさせましょう。子どもは困らないと成長しませんし、困ったときに自分で対応方法を考えるようになります。そして救済策として、家にあるもの(お母さんの鉛筆を貸してあげよう、とか)を貸し出したり、代用品(ノートであればコピー用紙など)をあげたりするのも良いと思います。また、次のおこづかいをもらったら必要なものを最初に買って、借りたものは返すことを約束させるとよいでしょう。なお、もし孫に甘いおじいちゃんやおばあちゃんがそばにいらっしゃるようなら、定額制のおこづかいを始めるときにひとこと言っておくと良いでしょう。

【参加者からの感想】
・子どもに金銭感覚を身に付けさせるためには、長い目で見なくてはならないということを感じ、努力しなくてはいけないな、と思いました。自分でお金の管理、計画、体験をさせてみようと思いました。
・子どもに金銭感覚を身につけてもらいたい・・・と思って参加しました。どうしたらお金をちゃんと管理できるようになるのか、ということばかり考えていたのですが、今日の話を聞いて失敗させる体験も大事だと思いました。成功の反対が失敗ではなく、何もしないことだと聞いて、ハッとしました。何もさせないと、身につかないまま大きくなるのは困るので、ちゃんと話をしてはじめようと思いました。
・高2と中1、小2の子どもがいます。こづかいは3年生から学年×100円、高2の娘には3,000円渡していますが、それ以外にも文房具は買い与え、友だちと出かけるときには昼食代や映画代をその都度渡してきました。もう遅いかも・・と不安を抱えて参加しましたが、今からでも遅くない!と分かり安心しました。
・おこづかいをいつから、いくらあげるか、など考えていなかったので、まずは、お金の在り方など親子で話し合ってルールを守れるようにしたいと思いました。
・今後、定額おこづかい制を我が家でも導入していきたいなと思いました。親子のコミュニケーションを大事に、子どもを信じて、見守っていきたいと思います。
・まだこづかいを与えていないので、事前に子どもへの金銭教育を知ることができ、とても勉強になりました。他の方の話も聞くことができたので、将来の予習ができた気分です。自分自身も改めて金銭学習ができてよかったです。
・こづかいを始める年齢や金額などで迷っていて、まだ始めていませんでした。始めるタイミングやルール作り、ポイントなど、とても参考になりました。特に、買うものの範囲を決めるというのは大切だなあと思いました。「制限つきの自由」参考になりました。
・お金の使い方については悩みがたくさんありました。定額のこづかい制、文房具は自分で買うこと、今日から実践していきたいなと思うことがたくさんありました。おこづかい帳も子どもたちは持っていますが任せっ放しなので、一緒につけていくことも必要だなと思いました。
・お金を持たせること、ゲームや携帯電話についてまで、失敗の体験を見守ること、ルールについての話しこみ重要ですね。日頃からたくさんコミュニケーションをとって話し合っていることが大切だと感じました。
・こづかいは欲しい物を買うと思っていたけど、必要な物(文具)を買うのにも使うのだ、子どもの金銭感覚を育てるために必要なのだと知りました。おおらかに取り組んでいきたいと思いました。
・お金を貯めて使わない長男に感心し、あれば使いたがる次男に呆れていましたが、お金は使わなければ金銭感覚は身につかないということ、失敗して子どもは学び、成長するのだということを改めて考え直す機会となりました。子どもが自分で考えて生きていく力を付けるために、新年度を機に、必需品も含め、少しずつ自分のものは自分で購入するよう取り組んで行こうと思いました。
・以前から疑問に思っていたところに答えてもらったのですっきりしました。早速おこづかい帳を買って始めようと思います。子どもたちがたくさん貯めたままになっていたことにも気付き、家族でお金の使い方を考える機会を与えていただき感謝しています!ありがとうございました。
                        (子育てサークルひだまり代表 渡辺さんより寄稿)

 





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