県北地域本部主催 夏休み親子企画「子どもに伝えたい平和の学習会」を開催しました

 8月7日(金)和水町中央公民館にて、県北地域本部主催 夏休み親子企画「子どもに伝えたい平和の学習会」を開催しました。
当日は、紙芝居を通して自らの戦争体験を伝える活動をされている、菊池市の元教師、松岡紀代子さんを講師に迎え、小中学生の親子約80名が、戦争や平和について学びました。
 

【中村地域理事長より開会挨拶】
 「福祉のことについて地域の中で足りないものはないかと話し合う中で、子どもたちに戦争や平和について伝える機会が減っているので、自分たちでその機会を設けたいという声が挙げられました。今日のこの学習会が、皆さんの中で戦争ってなんだろう?平和ってなんだろう?と考えるきっかけになればいいなと思います。」

【講演会】 
 講師の松岡さんは、ご自身の戦争体験と硫黄島で戦死した父親に対する思いを、自作の紙芝居「とうちゃんはいつ帰ってくる・・・・・・?」を使って分かりやすく丁寧に、時折子どもたちに問いかける形でコミュニケーションを取りながら、話されました。
 

 また、話の途中では防空頭巾の使い方の実演をされたり、実際に遺骨箱に入れていたというたった1枚の父親との写真と硫黄島の石や、硫黄島でアメリカ軍が日本軍の壕に投げ込んだ、投降を呼びかける文書の実物などを見せてくださいました。
 最後に、私たちのいのちは、30代遡って計算すると80億人にもなり、その80億人の命をつないで今の私たちがあるという「いのちのリレー」について話され、「いのちはつながっています。その命をつないでいくことが大切、戦争はしたらいかん、ということをみんなに知ってほしい。もし、学校でいやなことがあったら、まず友だちに話してください。クラスでいやなことがあったら、クラスのみんなでいやなことを無くしていく、そうして、お隣の国とも仲良くできる大人になってください」と締め括られました。

 

 
 
 

【参加者の感想(一部抜粋)】 ※9月6日追記
子どもたちからの感想
・はじめて平和・戦争のお話を聞きました。話を聞いていい体験ができて良かったと思いました。ぎんりんたいの話を聞いて私も中学生になったら、したいと思いました。
・せんそうがいやだとおもいました。わたしのパパもせんそうの人にならないでほしいです。わたしのおねえちゃんとママとパパが連れていかれないようにしてほしいです。わたしたちのばしょにはこないでとおもいました。
・今、せんそうじゃなくてよかったです。平わな日本でよかったです。せんそうのない日本にしたいです。わたしは9才。これからも、せんそうがないようにいのりたいです。
・戦争のつくりかたを聞いて、国は人のことを考えないと思った。お金を人の食べ物代などに使わずぶきに使って何を考えているのだと思う。命が大切というなら、みせかけではなく、本当に動いてほしい。
・わたしにはひいおじいちゃんと、ひいおばあちゃんがいます。そして、ひいおじいちゃんが、このまえ1人、なくなりました。とてもかなしかったです。お母さんは、かつきしで生まれました。おばあちゃんが子どものころ、ばくだんがおちるはずだったけれど、きりで長さきにおちたと話してもらいました。わたしは、きりがなかったら、わたしはいなかったんだと思っています。
・平和が一番だいじ、戦争はとてもあってはならないことだと、あらためて思いました。まず、日ごろからいじめやさべつをなくし、友だちに気をかけるようにしたいです。
・戦争ってやっちゃいけないなと改めて思いました。このまま平和をこわさないようにするには日常から変えていけないと思いました。ふつうの人が戦争をしに行くのは変えた方がいいと思います。
・わたしのおじいちゃんもせんそうでなくなったのでおぼえていませんが、いまおもいだすとおじいちゃんってどんな人だったんだろうとおもいました。
・戦争が始まると、すべて国中心になって人権が守られなくなるのは悲しいことだと思いました。人が「一人の兵」ではなく「一人の人」として生きていくためにも戦争はしてほしくないと思いました。
・平和がどれだけ幸せなのか、戦争がどれだけこわいのか、話のなかで学べたからよかったです。これからは平和が長く続くように、身近な気づかいや心づかいをしていきたいです。
・せんそうのおそろしさ、平和のうれしさが分かりました。命を大切にしようと思いました。
・今日戦争の話をきいて、今、平和であることが当たり前みたいになっているけど、本当はすごく幸せなことだということがわかりました。去年原子爆弾が落とされた広島と長崎について勉強することが多くありました。今日は、今まで勉強したことのなかった熊本の空襲の様子や、硫黄島での戦争のことをきくことができて、戦争がどれだけ悲しいことかがわかりました。戦争といえば原子爆弾のことや沖縄戦のことを思いうかべる人が多いと思うけど、それ以外でも、いろいろなところで戦争が行われていて、そのときの様子を聞けたので戦争でつらい思いをしたのは、広島や長崎や沖縄の人たちだけじゃないことがわかりました。日本は憲法で戦争をしないと決めているけど、今、それを変えようという法案があるので、それに反対して、絶対に憲法をかえさせてはいけないと思いました。
・小学校でも中学校でも戦争についての学習はしますが、硫黄島に関する話は今回初めて聞きました。何度も学習してきたはずの戦争も、まだまだ知らないことがたくさんあることに気づかされました。

大人からの感想
・子どもたちに語りかける様な話し方で優しくわかりやすいお話でした。戦争の悲惨さが子どもたちにどれだけ伝わるかわかりませんが、実際に体験した方々が話す意義は大きいと思います。多くの子どもたちにこういう話を聞く機会を多くもってほしいと思います。
・今、戦争経験者のお話を聞くことが、本当に数少なくなっていきていると聞きます。テレビやニュース、新聞や本で戦争のことを知るより、何よりも重みがあり、心に届き、今の平和の大切さ、戦争のおろかさを感じました。今日本は、戦争をしない方法を選び取る、分かれ目のところにきていると思っています。いやなことでも人を人と思わずにさせられる、人を人として思ってもらえない、扱ってもらえない戦争は、絶対にするべきではありません。平和は、日常の中にあるということを忘れず、戦争は絶対にイヤだと言い続けていこうと思います。
・戦争体験者の実際の話を聞いたのは初めてで、とても有り難く、貴重で、衝撃を受けました。当然の事ですが、戦争が好きな人なんていないと思います。安部首相も戦争をしたいわけではないはずです。より平和な世界であるためには、いずれにしても今のままの憲法では日本の平和は守れるわけはないと思うので、ただ「戦争反対!」と訴えるだけではいけないと思う。より世界が平和であるためにどのようにしていけばよいのか個々のレベルではなく世界レベルで考え変えていくべきことは変えていくべきなんだと思います。平和ボケしている日本・・・感じます。戦争体験者が高齢になり、今後はどんどん亡くなっていきますが、戦争体験者が生きていらっしゃるうちに、このような講演会を開いていただき、少しでも若い世代の方に伝えていくべきだと思います。私達にできることは戦争で亡くなった方々の死をムダにしないことだと思います。
・集団的自衛権についての討論が行われています。戦争になることはありません、と言われても心配でたまりません。みんなと共に生きる。平和な世界になることを祈っています。
・毎年この頃は必然と戦争・平和の事を考えます。今日は、子どもたちに伝える目線で新しく学習する事ができました。子どもたちも興味深く過している様でした。
・私たちの小学生の頃は、夏休みに平和学習会がありました。おじいちゃんから話を聞くこともありました。しかし、今、小学校では夏休みに学校へ行くことはありません。たぶん、戦争のおそろしさもわかっていません。今日は生の話をきくことができ、子どもも良い体験ができました。
・硫黄島での実際の出来事、貴重な品々をたくさん見せていただき涙があふれました。「命」がつながり今の自分がいる。そんな話をきいていたら、今すぐに息子を抱きしめたい気持ちでいっぱいになりました。
・子どもと一緒に「平和」「身近な平和」について考える時間を提供してくださり、ありがとうございました。松岡先生は自らの想いを丁寧に語りかけるように伝えられ、先生の当時の幼い時の記憶が鮮明に映像のように写し出されました。子どもたちも「平和って何かな・・・?」と考えてくれたと思います。
・親子で一緒に参加することで話し合う機会の場ができ嬉しく思っています。
・戦争のことを生の声で聴くことがができてよかった。親として戦争のことを伝えていかなくてはと思っているけれど、自分は体験していないので間接的にしか伝えられない。このように戦争に本当につながっていた方の声を聴く機会を子ども達(自分も)に与えることができてよかったと思う。平和は当たり前ではなく、与えられるものではなく、自分たちが求め、行動することで実現するものだと、子どもたちと共有したい。
・戦争について私自身も知らない事も多く、子どもたちへ上手く伝えられない中、今日の平和学習会はとても良かったです。紙しばいをしながら、とても分かりやすく、子どもたちも松岡さんの話に引き込まれていました。なかなか実感は得られないけど、話を聞くことで戦争、平和の事を考える機会となりました。
・「戦争」というと国と国の大きな物を思ってしまいがちでしたが、今日のお話を聞いて本当に普通の人々が、一人一人の人達の命が奪われていったのだなと改めて思いました。今の国会の風潮などを考えると自分の子ども達に、自分達にも安心な世の中を残していけるのかも不安になりました。どうか他人事じゃなく、この平和な世の中を次の世代へも渡していきたいと強く思いました。
・私が子どもの頃は夏休みに学校へ出ていき、平和学習が行われていた思い出がありますが、今、小学生の子どもたちはそのような機会も少ないようで、それなら自分たちで学ぶ機会を持つことが大切だと思っていた時にグリーンコープの企画を知り申し込みました。きちんと事実を知り、考えて、行動することが平和学習にもとても大切だと思います。これからも親子で学んでいきたいと思います。そして自分たちが今できることを小さなことからでも取り組んででいこうと思いました。

【関谷環境活動委員長より、グリーンコープの平和の取り組みについて】
 「グリーンコープが1番大切だと考えているもののひとつに、『平和』というものがあります。隣の人を気にかけてあげることが平和への第一歩です。大人も、子どもにおせっかいを焼くことがとても大事です。世界の平和、というととても難しく聞こえますが、実は身近なところからできることです。そうすればずっと今の平和が続くと思います。
グリーンコープが毎年、平和への取り組みの1つとして行っている共生平和長崎自転車隊が、今日から始まります。これは暑い中、きつい思いをして長崎に向かって自転車で走ることで、被爆して亡くなった方々の気持ちを少しでも理解しよう、という目的があります。また、丸2日間自転車で走り続けることで周りからの応援を受けたり、お互いに気遣うことで平和の心が生まれます。」

 続けて、2年前に銀輪隊に参加された中村康太朗さんが、参加されたときの様子や感想について話されました。
「僕にとって平和とは、僕と家族、僕と友だち、僕といろんな人をつないでいる架け橋だと思います。だからもしその架け橋が戦争によって壊されてしまったら、僕たちは二度と元には戻れません。だから僕は原爆の被害を受けた人たちをかわいそうと思うだけでは済ませず、もし自分がその立場だったらどうなのか、かわいそうと思うだけで今回のできごとを早く忘れてほしいと思うのか、を考えたいと思います。世界中の人たちが長崎と広島のできごとを、そして、東日本大震災を通して一人ひとりが考え、小さなことからでも行動を起こしていくことが大事だと思います。この世界から戦争がなくなり、1人でも多くの人が幸せだと思えるようになってほしいです。」
 なお、中村康太朗さんは今年度も銀輪隊に参加されました。

【えほん「戦争のつくりかた」朗読】
 中村瑠奈さんより、えほん「戦争のつくりかた」の朗読がありました。
「戦争のつくりかた」(りぼん・ぷろじぇくと著 2004年マガジンハウス発行)


【中山福祉活動委員長より謝辞】
 「戦争は国と国の政治の問題と言うけれど、松岡先生のお父さんのように、普通のお父さん、誰かの息子、誰かの旦那さんが戦争に行かれて亡くなっている。普通に過ごしている人たちが戦争に行く、それが日常になってしまうんです。戦争って国の問題じゃないんだな、私たち自身の問題なんだなって思っています。みなさん、もし今、戦争の話をしてくれる人が周りにいたら、耳を傾けてください。今、日本が変な方向に走ったら、私たちみんなが巻き込まれます。それがいやだと思ったら、お父さん、お母さんたちに『おかしい』と言ってあげてください。そして、いやなことは『いやだ』と言い続けてください。それを今日、松岡先生、康太郎君、瑠奈さんに約束していただきたいと思います。」

 なお、講演会に先立ち、商品おすすめ活動委員会と福祉活動委員会よりアピールがありました。
【商品おすすめ活動委員会よりアピール】
 21号(8月3日週配布)カタログGREENより新しく登場しているせっけんシャンプー・リンスピュアシリーズについてアピール。
カラーリングをしている髪ならばモアリッチタイプ、パーマをかけている髪ならばリッチタイプ、普通の髪ならばシンプルタイプ(ペットの犬などにもOK)、と、それぞれの髪質に合ったお勧めのタイプのせっけんシャンプー・リンスを紹介する寸劇を行いました。


【福祉活動委員会よりアピール】
「100えもんとのび太の”たった100円“物語」と題した寸劇で、福祉活動組合員基金(通称100円基金)を紹介しました。
 





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