県北地域本部主催で、「おもちゃのカンヅメ」産直りんご・みかん生産者交流会を開催しました

7月4日(月)和水町中央公民館にて、産直りんご・みかん生産者を迎え、県北地域本部主催で、「おもちゃのカンヅメ」産直りんご・みかん生産者交流会を開催しました。約40名の理事・委員が参加し、生産者から、産直りんご・みかんの栽培方法や苦労話などを聞き、組合員の手元に届くまでの様子を学習しました。

 

 

    

 

◆「産直りんご」について
「産直りんご」の産地
津軽みらい農協石川・いわて中央農協・八ケタ会・信濃五岳会・米沢郷牧場・ながの農協飯綱の6産地あります。(早期予約で出荷しているのは、津軽みらい農協石川・八ケタ会・信濃五岳会・ながの農協飯綱の4産地です)

産直りんご生産者、信濃五岳会の寺島さんのお話

【りんごができるまで・・・1年間の様子】

1〜3月・・・剪定(木の形を整える作業)
4月・・・発芽・葉が広がる
5月・・・開花・摘花作業を行なう
6〜7月・・・摘果(余分な粒を落とす作業)
8〜9月・・・袋がけ、色をつけるための葉摘み・玉まわし
10月後半〜12月・・・収穫

 

 

りんごは、育つまでに、霜や雨の影響を受けると、表面が傷つき、サビが付いたようになってしまいます。花の時期の天候も作柄に大きく影響します。この時期は遅霜が心配です。りんごの花は真ん中の中心花とその周りに側花が咲きます。側花と成りすぎている花、そして霜で焼けた花などを摘花します。夏場は、水やりと草取りが主な作業。灌水設備がない場合は、ホースで水を与えます。草は、草刈機で刈りますが、木の根元などは、手作業で、刈払機や鎌などを使って草を刈ります。また、鳥の被害をなくすために、爆発音を出したり、網を張ったりします。大変なのは、害虫。防除作業は、防水のカッパを着て完全防護で行なうため、とても暑いです。最低限の農薬しか使わないので、害虫の個体数を少なくするため、フェロモントラップを使い、虫を呼び寄せて、その虫がどのくらい発生しているか、またどのタイミングで農薬を使うと1番効果的なのかを調べます。また、コンフューザーというメスのフェロモンを放出するものを使い、オスだけを呼びよせ、メスに出会わせないようにして、害虫の個体数を少なくしています。
収穫前に、摘果作業を行ないますが、脚立に乗り高い枝に生っているりんごを摘果するのは、危険を伴いとても大変です。
天候不良で花が少ない年は、実に多少のサビがあっても残しておき、大事に育てます。収穫前に大切な作業として、りんごの生っている近くの葉っぱを落とし、日当たりを良くし、赤い色がつくようにします。この作業は「葉摘み」と言います。また、りんごの玉全体に日光が当たるようにするため、りんごを回しておくことを「玉まわし」と言います。これで、全体的に赤く色がつきます。
収穫の際、りんごは、はさみで切ることができないので、1つひとつ手作業で摘みます。生産者が手間隙かけて大事に育て、大事に摘み取ります。

りんごの出荷作業
八ケタ会・信濃五岳会・・・個別選果(試食をし、味を確かめながら、1つひとつ手作業で箱詰めする。)

ながの農協飯綱と津軽みらい農協石川・・・共同選果(共選場というところで、選果機を使い等級ごとに選別、光センサーで大きさやりんごの内部に傷みがないかなどを測る。サイズごとに箱詰めされる。)

津軽みらい農協石川は、CA貯蔵庫(酸素濃度とチッソ濃度を調節して、りんごの呼吸作用を抑
え長く貯蔵する方法)にりんごを保管します。

 

 

◆「産直みかん」について
「産直みかん」の産地
グリーンコープの産直みかんの産地は宗像生産者グループ、みのり会、井上農園、川上農
園グループ、青木農園、佐伊津有農研、八女の郷、天水グループ、Eプラントクマモト、アグリネット、肥後七草会の11産地です。中晩柑だけを出荷している浜地農園、やまびこ会、綾照
葉会の3産地と併せて合計14産地あります。
産直みかんの生産者、川上農園の川上さんのお話

【産直みかん・中晩柑の特徴】

・    除草剤を使用しない
・    腐敗防止剤は使用しない(ワックス)
・    化学肥料を排除した肥料を使用
・    摘果剤を使用しない
・    大・小 混玉で出荷
・    誰が作ったか、明らか。産地によっては、生産者の判子を押して、アンケート用紙を入れている。

みかん・中晩柑ができるまで

みかんの木は、収穫できるまでに、3年以上かかります。出荷できるように育つのは、5年ぐらいしてからです。また採算が合うようになるまでには約10年近くかかります。そのため、苗木を植えるためには、土壌改良しなければなりません。接木という方法で、栽培します。例えば、甘夏の樹にぽんかんを接木すると、樹の下は甘夏が、上の方はぽんかんの実が生ります。品種の違う花粉がつくと種が入りやすくなります。
みかんの花は、4月末から5月に咲き、白く良い香りがします。その後、花が落ち、実が膨らみ始め、摘果作業が行われます。7月から9月中旬まで、摘果作業が続きます。摘果剤を使用しないので、1つひとつ手作業で摘果します。炎天下の中、大変な作業です。20枚の葉っぱに一個の割合で摘果します。そのままにしておくと、ピンポン玉くらいの小さいみかんになってしまいます。
除草剤は使わないので、草刈は、とても重労働です。一日中、草を刈ります。
防除について柑橘部会では、統一防除基準を検討し、できるだけ農薬を減らせるように検討しています。
みかんにとっての1番の害虫は、カミキリムシです。木の根元に卵を産みつけ、木を枯らしてしまいます。アゲハは、幼虫が新芽を食べてしまいます。カナブンは、花の蜜を吸いに来た時に、実の表面を触るので、表面が白くガサガサになってしまいます。グリーンコープでは、この時期に殺虫剤を使わないからで、中身は、全く問題ありません。カメムシが発生した場合は、実がスカスカになってしまい、収穫がゼロになってしまいます。発生状況により、追加の防除申請を行うこともあります。何年かに一度、ある状況です。

柑橘の3大病害

・黒点病 みかん・中晩柑類
・かいよう病 中晩柑がかかりやすい
・そうか病 みかん類が弱い

これらの病気は、雨が多いと病気が多発します。

腐敗の問題

グリーンコープのみかんは、腐敗防止剤を使用していないため、一般栽培より、腐敗が起こりやすくなります。一般栽培では、腐敗防止剤を使用しなければならないという決まりがありますが、グリーンコープでは使用しません。

青カビ
雨が多く、気温が高いと、青カビが発生します。防腐剤がかかっていないので、出荷後、配達のトラックの中で腐敗してしまうことがあり、傷がないみかんでも、腐れがうつって、途中でいたんでしまいます。極力、念入りに、出荷の時に見ますが、どうしても防腐剤を使用していないので、腐れてしまい申し訳なく思います。蛾の被害も、蛾が刺した針の穴程度の穴にカビが発生します。
腐敗果があったらすぐに、箱から除いて下さい。箱に入っている場合は、ふたを開け、涼しいところに保管し、なるべく早めに食べて下さい。

収穫

グリーンコープでは、おいしい時期に出荷できるようにリレー出荷しています。
出荷目合わせ会で、みかんを持ち寄って、出荷基準を確認します。その年の出来を、糖度計で計り、基準を決めます。

出荷の様子

出荷の時期は、痛みがないか点検し、手作業で箱詰めしています。防腐剤を使っていないので、暖房を使わず、寒い中での作業です。

《傷みを見つけるのがとても難しいです》

近年は、収穫時期に雨が多く気温が高いため、水腐れが多くなっています。これがとても見つけにくく、選果するのが大変です。
生産者もみんな必死に選果をしましたが、2015年度は、お届けしたみかんに傷みが多く発生し、大変ご迷惑をおかけしました。
2016年度は、傷みについて更なる対策をして、おいしいみかんをお届けしたいと思います。
アンケート用紙の記入にご協力下さい。集計して生産者たちで、検討し合い、次の出荷のために参考にしています。

質疑応答

Q:毎年、りんごを注文して食べています。どんな風に育てているのか知りたかったので、今日はお話が聞けて良かったです。収穫する際、かごにりんごを1つひとつ入れるそうですが、1かごどのくらいの重さになりますか?また、はしごの上で収穫されていますが、どのくらいの高さですか?
A:1かごで、8キロぐらいあります。はしごは、三尺、五尺、七尺、八尺と、あります。自分の身長より高いはしごに登ります。毎年、はしごから落ち、怪我をする方が出ます。私は、3年前にはしごから落ちて、頚椎損傷しました。収穫の作業は、危険を伴います。はしごを使う時は、十分に注意しています。

 

   

 

試飲用に作られ、のみかんジュースを試飲。
産直みかんの生産者で、天水グループの堀田さんより、「去年、天水で交流会があった時に、みかんの中の成分にカルシウムを強くする成分が入っているらしいという話を聞きました。是非たくさん食べて下さい。産直りんご・みかんの利用をお願いします。ジュースで乾杯。このみかんジュースは、果汁100パーセントで薄めていません。みかんのおいしさを知っていただくために、試飲用に作っています。」

 

商品おすすめ委員会からのアピール
「県北の頭脳集団、商品おすすめ活動委員会により、産直りんご・みかんにかけた謎かけをします。」

「整いました。
産直みかんとかけまして、子育てとときます。
そのこころは?
甘さの加減がポイントです」

「整いました。
産直りんごとかけまして、渋谷駅とときます
そのこころは?
ハチがまっています」

「整いました。
産直りんごとかけまして、三味線とときます
そのこころは?
どちらも、津軽があるでしょう」

 

  

 


早期予約の呼びかけ
「早期予約は、利点がたくさんあります。予約は、通常企画よりもお得な価格で利用でき、産地を、選べる企画もあります。天候等で不作の場合でも、優先的にお届けします。
絶対食べたいと思われる方は、予約をされておいてください。早期予約は、出荷計画の目安にもなります。計画的に栽培していくための、大きな支えとなります。
要望が多かった、みかんの3キロ企画が、今年度から登場します。また、りんごについては、新たに王林3キロ企画も登場します。ご家庭の消費量に合わせて利用しやすくなっております。
また、産直りんご・みかん両方を予約された方の中から抽選で、中晩柑セットを600名の方に、信濃五岳会のりんごジュースを400名の方に、合計1000名の方にプレゼントします。早期予約をお薦めします。カタログの配布は、8/29〜9/3の間、予約注文受付が9/5から、9/17になります。」

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






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