県央西地域本部2017年度地域総代会を開催しました

 2017年5月12日(金)、熊本市流通情報会館にて、2017年度県央西地域総代会を開催しました。

 

県央西地域理事長挨拶:矍 千夏さん

 2016年度は、熊本地震の影響で地域総代会が開催されるかどうかという状況の中で、開催しました。動き出したばかりの支援活動についてご報告しましたことを思い出します。通常、5月の地域理事会から私たちは始動しますが、2016年度は、できる範囲で、組合員活動をしました。グリーンコープ災害支援センターと地域に寄り添いながら、支援活動を行いました。
 本日の議案書の表紙は、熊本出身で、イギリスにお住まいの漫画家の方が書いてくださいました。昨年の夏に熊本に来られて、グリーンコープの災害支援センターと、しばらく共に活動をしてくださいました。そして、こんなに地域に寄り添っているのは素晴らしいということで、グリーンコープが行なった様々な支援活動の様子を描いてくださいました。
 今日は、第2部にて熊本地震で被災されました、県央西地域のメーカーや生産者の方にお話をいただくことになっております。県央西の地域には、こういうメーカーさんがいて、これぐらい被災されていますとお知らせをしていただき、食べることで、応援できたらと思っております。

 今回の総代会で、理事長交代となっております。私は、単協の理事長を引き受けさせていただくことになりました。そして、県央西地域本部の理事長は、平成地区長の、八木さんにタッチすることになりましたので、皆さん、よろしくお願いいたします。

 

【地域本部】
 2016年度初頭に被災し、今年度の活動がどうなるのか、不安を抱えながらのスタートでした。再開した5月の理事会では理事が全員そろい、被災時のそれぞれの状況を共有し、仲間がいることのありがたさを感じながら、一緒にがんばっていこうと力をもらうことができました。震災時、職員・ワーカーズの皆さんも被災されている中で、グリーンコープの配達が届いたことへの感謝、お店を開けてくださり買い物をすることができた感謝、救援物資が届いた感謝の言葉が何度も聞かれました。地域に広がるグリーンコープのつながりの強さを、この震災で感じることができました。
 例年通りの組合員活動と同時に、グリーンコープ災害支援センターと共に炊き出しや仮設住宅の訪問、子どもたちへの支援など、被災者支援にも関わりました。その内容は理事会の中で共有し、無理のない範囲での参加を呼びかけました。宇城市での味噌汁支援に関しては、半月の間、宇城・美里地区が中心となってワーカーズの力を借りながら、毎日の味噌汁作りをがんばりました。
 グリーンコープが震災時に地域に寄り添い、活動できたことを誇りに、今後も地域を大切に、組合員活動を展開していきます。この2016年度の活動を自信に、2017年度もチーム県央西はグリーンコープを地域に広くアピールしていきます。

 

【商品おすすめ活動委員会】
 2016年度は4月に熊本を大規模な地震が襲い、組合員活動ができるのかどうかわからない状況でした。幸い、5月からは組合員活動を再開できましたが、震災の影響で今までの施設が利用できず、なかなか調理ができない地区もありました。そんな中でも各地区で工夫しながら、今できる取り組みを行ってきました。取り組みでは、商品おすすめ活動委員が中心となって商品の紹介を行いますが、グリーンコープ商品を良く利用されている組合員の参加が多いため、経験が浅い活動委員には説明が難しいこともあったようです。これからも、組合員に正しい情報を伝えるために商品の知識を学び、自分なりの「語る言葉」を獲得していきます。
 また、地震後すぐに商品を配達してもらえたことで、私たちはグリーンコープの商品を食べることができました。あの混乱の中でも「安心・安全」な食品を食べることができたということに感謝して、この商品を無くさないように、これからも活動を続けていきます。

 

 

【福祉活動委員会】
 2016年度も「福祉の観点からの地域の課題」を各地区より毎回の委員会で出してもらい、意見交換や意見の共有をしました。地域の課題に気づく視点を養い、日頃から福祉に関心を持つことができています。また、課題の解決策を考えたり、専門機関の情報を共有したりすることができるケースもありました。地震後の委員会では、被災し困ったことや大変だったことを出し合い、今後の生活に生かすことができる意見も出ました。これからの課題は福祉委員会へつなげていくとともに、私たちにできることを一歩踏み込んで考えていきたいと思います。
 7月と1月には発達障がい内部学習会を開催しました。私たちが正しく発達障がいを理解し、共に笑顔で生きていけるようにしていきたいと思いました。
 2016年度は熊本地震により5月の委員会は中止となりましたが、活動予定を見直しつつも様々な活動を進めることができました。委員会では、グリーンコープの支援活動についても情報を共有してきました。組合員が持つ地域福祉の視点が地域に寄り添った支援活動につながっていると感じています。
 2017年度も地域を見つめながら、私たちにできることを考え、元気に活動していきます。

 

【環境活動委員会】
 2016年度は、熊本地震があったことにより、例年以上に「いのち・自然・くらし」を意識した1年になりました。
私たちが普段当たり前のように使っている水、電気、ガスが止まり、不自由な生活を余儀なくされた被災者の中には、その時行った節水を今でも続けている被災者もいます。
 また、今回は大丈夫だったとは言え、川内原発や玄海原発による放射能漏れの事故は、今後も危惧される事態でもあります。このことからグリーンコープでんきの学習会では活発な質疑応答が交わされ、脱原発を願う私たちの思いが実を結んでいることを感じました。
 2017年度も、人と人のつながりを大切に「いのち・自然・くらし」を守るグリーンコープ運動を広めていきます。

 

【事業総括】
 県央西地域本部の予算である2,004名を達成することはできませんでしたが、天草センターは2016年度も拡大予算を超過達成することができました。
 西部センターとしては、予算の77.5%、前年比99.8%の達成率で予算は大きく下回る状況でした。地震の影響があり、拡大ができない状況もありましたが、後半に入るとそれまでのグリーンコープの災害支援の取り組みへの評価もあり、前年加入数近くまで追い上げることができました。
 松橋センターも同様に、地震の影響は地域的に大きなものがありましたが、合わせて体制不足の影響も数字に表れています。
天草センターは、2016年度もグリーンコープ生協くまもとにおいて唯一、予算・前年比共に達成することができています。天草の地において更にグリーンコープをアピールし続けています。
 脱退については予算化することが難しいこともあり、前年実績を目標としていましたが、地震の影響もあり2016年度は昨年を上回る結果となりました。今後も脱退が減少していくように、引き続き組合員対応を丁寧に行ない、信頼される組織の形成を追及していきます。
 2016年度も2015年度に引き続き地域に「打って出る」ということで、秋以降、テレビCMや生協祭り・大小のイベント等を開催し、グリーンコープを地域にアピールし続けてきました。その結果、グリーンコープへの加入が広がってきていると感じています。また、熊本地震以降グリーンコープが取り組んでいる災害支援の取り組みは、被災された方に寄り添った支援を続けていることもあり、そのことによる加入もあります。

 

【活動方針】
 2017年度は熊本地震から1年が経ち、グリーンコープに求められる支援のかたちも徐々に変わってきています。2017年度も、地域に寄り添いながら広くグリーンコープをアピールしていきます。
 これまで同様にテレビやリビング新聞などのメディア展開を力にし、グリーンコープの良さを前面に引き出していきます。
組合員には、もっとグリーンコープを好きになってもらい、グリーンコープを知らない人にも、グリーンコープを好きになってもらえるよう、理事・委員・生産者・メーカー・職員・ワーカーズと手を取り合って、様々な場所、カタチで伝えていきます。
(1)地域にグリーンコープの輪を広げていきます。
(2)「組合員参加型」による食べもの運動をすすめ、商品をより身近にしていきます。
(3)地域組合員の声を大切にしていきます。
(4)グリーンコープ運動を推進します。

 

【質疑応答】
Q1:こども食堂について教えてください。

A1:食事をとることが困難な状況にある子どもたちへの支援をすすめています。一般的に言われている子ども食堂であれば、貧困の子どもたちが対象というイメージですが、そうしてしまうと、子どもたちが来るためのハードルが上がってしまいます。そうでなく、子ども食堂とは銘打たずに、遊びにおいで、宿題しても良いよ、遊んでも良いよというようなフリースペースとして、活動されています。福岡にて3ヶ所あります。熊本にも作りたいと思っております。
 グリーンコープ生協くまもとで、今支援しているのが、単協理事会で確認した「たつだ・こどもカフェ」さんと山鹿の「百華」さんの2ヶ所の子ども食堂です。「たつだ・こどもカフェ」さんは、食育ワーカーズわくわくさんをされている方で、「自分で作って食べる」といことを教えたいと、月に1回されています。そちらには食材を支援させていただくことになっております。それと、山鹿にある「百華」さんは、山鹿の教育委員会から、「ぜひ朝食を食べさせて欲しい」と、頼まれたということで、毎週、月曜日の朝食を用意されています。完全に手出しでされていました。全て食材は、グリーンコープの食材を使っていらっしゃいます。子どもたちが学校や家庭で話せない、ふとした悩みを自分に話してくれたら嬉しいなと思ってやっているそうです。
 グリーンコープ生協くまもとが今からスタートさせるということは、まだ検討段階にあります。

Q2:グリーンコープの組合員でなくてもグリーン電力出資金だけはしたいという人がいました。組合員でなくても、グリーン電力出資金だけ協力できるようにして欲しいのですが、検討してもらえますか。

A2:グリーン電力出資金だけ参加したい方に対してのシステムができないか、電気担当常務が配置されましたので、相談させていただきます。

 

県央西地域理事長就任挨拶:八木 佳奈さん

 

 組合員活動を通して、とても成長できたので、組合員活動のすばらしさを皆さんに伝えていきたいです。これから一生懸命がんばります。

 

 

 

 

 

 

 

【メーカー被災報告】

 

山一:林さん

 組合員の皆さまにはこの場を借りて、感謝の気持ちをお伝えします。グリーンコープ様においては普段から弊社の商品を使っていただき、買っていただくだけでなく、このように皆さまの前でお話をさせていただく機会までを作っていただいています。安心安全な商品を作ることは当然ながら、学習会や交流会を通じてその作り手としての想いもしっかり伝える、ということをグリーンコープの皆さまから教わりました。
 私どもも工場を中心に被災しましたが、その直後からグリーンコープ組合員の皆さんに商品供給を止めてはならないとグリーンコープ連合様からも激励とご支援をいただき、商品供給の継続を第一に注力しました。現在も同業者による委託先での商品製造と供給が続いていますが、通常は商品化しない「かつおパック」の注入ガス圧の弱いものなどであってもGCくまもと様においては「中身は同じ」としてサービス品や販促用素材としてお取り扱いいただいています。
 自社製造による商品供給を一日も早く復活させたいのですが、まだまだ復旧復興には相当の時間を要する見込みです。被災してからその復興までの道のりを考えるに事業の廃業または縮小も考えましたが、グリーンコープの皆さまの温かいご支援をたくさんいただき、従来からの事業を継続することこそが復興だと信じ、今日も復旧に向けた活動を続けています。グリーンコープ様からは常にたくさんの愛情をいただいています。だから私はグリーンコープ様が大好きなのです。
 被災された皆さまが心からの笑顔が取り戻せた日が本当の復興なのだと思います。一日も早く被災された皆さまの生活が元通りに戻れますように、一日も早く皆さまに元通りの笑顔が取り戻せますように、皆さまが今日も元気でありますように、すべての支援者、被災された皆さまが今日も幸せでありますようにと願っています。

 

マルキン食品:鶴岡さん

 本震により全工場が被災し、納豆を造っている宇土工場は復旧まで9か月半(部分復旧2か月)、豆腐を造っている阿蘇工場(西原村)は2か月半、蒟蒻を造っている松橋工場は2週間かかりました。
 大阪の組合員さんの娘さんからお手紙をいただきました。お手紙と一緒に、「少ないですけど工場を直すのに使ってください」と千円がぽち袋に入れてありました。それを見た時は、涙が止まらなくて、会社役員をはじめ、皆で読みました。
 熊本は関東・東北地方と同じ位多くの需要があり、納豆が2か月間なかったので大変困られた事と思います。
 今後はご支援の恩返しが出来るよう 心を込めて製造してまいります。

 

大矢野原農場:日永さん

 前震では、被害はなく、少しの片付けで通常の業務ができましたが、本震で、全く営業できなくなりました。倒壊寸前で、余震も続き、鶏舎のほうも深刻で、建物に支えを作り、何とか倒れないようにしました。
 井戸水が止まり餌もなくなり、鶏が死んでしまうので、急いで町の水道に切り替えたり、自動で餌を出す機械が天井から落ちて壊れてしまったので、手で与えたりしました。
 加工工場も大規模半壊ですが、建て替えに時間がかかってしまうと経営がもたないということで、補強工事を行い、何とか継続していこうとなりました。加工工場は、衛生管理がとても重要なので、すぐに稼動することができません。稼動させるのに1ヶ月半かかりました。
 予期しない事態が待っていて、地震発生後1ヶ月で従業員2名が退職しました。今年に入って、さらに2名退職しました。ハローワークでは求人があふれています。業務に対して、仕事がオーバーフローしています。
 復興していくためには、事業を強化しなければなりません。そのためには、皆さんの商品のご利用が不可欠になってきます。何とか欠配をしないよう、従業員一同がんばっていきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。

 

 


 

 






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