グリーンコープ生協くまもと第十七期通常総代会を開催しました

 2017年6月9日(金)に、くまもと森都心プラザにて、グリーンコープ生協くまもと第十七期通常総代会を開催しました。
 熊本地震で被災しながらも、組合員、ワーカーズ、職員、生産者、メーカーが一丸となって取り組んできた2016年度の活動および事業報告と、2017年度方針等を各担当理事より提案しました。
 審議検討後採決を行い、全議案が賛成多数で承認されました。
 出席総代数は272名(出席165名、委任出席107名)でした。

開会挨拶(牧幸子理事長)

 2016年度の総代会は、熊本地震の余震が続く中グリーンコープ生協くまもとの会議室で開催し、そのような中でもたくさんの総代の皆さんにご出席いただきました。「多くの方が被災され、余震も続く中、組合員活動はできるのだろうか」と悩んだこともありましたが、地震から半年が過ぎた10月頃からは、これまで以上に活発に活動してきたように思います。
 2016年度の活動を共有し、これからの活動へと向かうため、ご審議よろしくお願いいたします。

 

 

来賓挨拶(グリーンクラブ熊本支部長 大石博美さん)

 全国的にも経済状況が厳しい中被災し、まだまだ大変ですが、熱い想いを持つ組合員の皆さんにお会いするたびに元気をもらっています。 皆さんとの絆を励みに、生産者・メーカーも頑張っていこうと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2016年度 事業(活動)報告および決算報告決定の件
・2016年度活動報告(牧幸子理事長より提案)

 2016年4月の熊本地震発生後、多くの方が避難所生活や車中泊などを強いられる中、グリーンコープは通常の配達を続け、お店も開け続けました。オールグリーンコープの人的、物的支援に支えられながら、炊き出し支援をはじめ、必要とされる様々な支援を精一杯行った1年でした。
 継続してすすめている「地域に飛び出せ」を意識した「仲間づくり」「利用普及」については、4月25日に開始したグランメッセでの炊き出し支援終了後から、昨年度よりも積極的に展開しました。
 グリーンコープの食材を使ったケーキ屋さんやパン屋さんとのコラボ商品の期間限定販売など、2016年度も新しい企画に挑戦し、様々な手段を使ってアピールしました。組合員、ワーカーズ、職員が一丸となって取り組んだことで仲間を増やし、一人当たりの利用高も伸ばすことができました。
 震災のストレスを少しでも癒せるようにと、単協をあげて「ささえあう熊本」の様々な取り組みを組合員に案内しました。
復興への一歩と位置づけ、10月に「ありがとう元気まつり〜一歩前へ〜」を、グリーンクラブ熊本支部との共催で開催しました。震災支援に協力いただいた全メーカー、生産者、他生協の組合員に感謝の気持ちを伝えるとともに、くまもとの組合員や地域の皆さんが少しでも楽しい時間を過ごせるようにと開催し、多くの方に足を運んでいただきました。
 脱原発運動については、2016年12月より、グリーンコープでんきの供給が、いよいよくまもとでも始まりました。また、現在すすめている市民電力事業について、小水力発電所が2017年1月より稼動し始めました。自分たちで電気を作り、自分たちで電気を選べる時代が、ようやく現実のものとなりました。
 遺伝子組み換え作物反対運動については、例年行っている署名活動は熊本地震の影響でやむなく断念しましたが、自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動の、行政への報告と要望書提出などは丁寧に行いました。
 地震のために開催を延期した「新水俣展」(仮称)については、2017年度開催に向けて、キックオフ講演会開催の計画など、仕切り直しの準備をすすめました。

 

・2016年度事業報告(北島専務理事より提案)

 当期剰余(利益)は、黒字で終わることができました。注文書の回数枚数は前年を下回りましたが、地震発生後の大変な状況の中、組合員、ワーカーズ、職員が一丸となって頑張ったことで供給高が上がり、黒字を達成することができたのだと思います。

 

 

 

 

・利用普及推進委員会活動報告(挟間直美委員長より提案)

 4月に熊本地震が起こり、地震の影響は各地域本部で被害に差があり、委員会活動に不安もありましたが、6月の委員会では委員が全員揃って活動をスタートさせることができました。年間を通して「産直びん牛乳」、「産直国産牛」の利用普及に重点を置き、各地域本部の取り組みなどの共有や、委員会主催での学習会、内部学習会を行いました。委員会活動を通して、グリーンコープ商品が組合員の声から生まれ、組合員の思いが込められた商品であることの理解を深めて利用普及活動を推進してきました。
 2016年度の委員会運営の反省を活かし、これからも積極的に学習会や取り組みをし、利用普及へつないでいく委員会として、楽しく活動したいと考えます。

 

・福祉委員会活動報告(内藤葉子委員長より提案)

 再始動の6月、社会福祉法人グリーンコープ専務理事の金嵶廟さんを講師に迎え、「グリーンコープの地域福祉について」の内部学習会を行いました。グリーンコープが福祉を始め、社会福祉法人グリーンコープに至るまでの経緯や、ワーカーズコレクティブの誕生と歩み、さらに、「子育ち」「生活困窮者支援」「生きづらさ」などの現在の福祉の課題なども学びました。「生活まるごと福祉」と述べられていた金屬気鵑里話は、約20年前の先輩たちが「夢ヲかたちに」してきたことのように、現在私たちが気づいた視点を活かし、新しい活動へつなげることも考えさせられるものとなりました。
 また、9月に訪問した小規模多機能ホーム「ほのぼの・長嶺」では、施設長である労働協同組合たすけあいワーカーズみどり理事長の江島真弓さんより、ワーカーズの働き方や想いを聞きました。「やわらかい手」を地域に広げ「出会った方は最期まで」というあたたかい想いが伝わりました。江島さんは、これまで高齢者福祉に関わってこられたのも「グリーンコープだからできた」と述べられました。
 先輩たちの、「グリーンコープだからでできたと」を、これからの私たちが、「グリーンコープだからできること」として継続できることや新しいことなど、内に留まらずに地域の各団体とも関係し、住みたい地域づくりを目指して、これからも元気に活動していきたいと思います。

 

・組織・環境委員会活動報告(関谷真紀委員長より提案)
 2016年度始め、東日本大震災から5年が経過しても、原発事故の為に多くの方々が避難生活をされていることを胸に刻み、私たちはいのちと向き合って自分にできることを学び伝え、一歩踏み込んで活動することを確認しました。その矢先に熊本地震が起こり、今まであった「あたりまえ」があたりまえでなくなることを身をもって知るとともに、私たちが今やるべきことは何なのかを突き付けられた1年でもありました。
 2017年、「グリーンコープでんき」の共同購入が始まり、グリーンコープの30年間の脱原発への思いを、私たち自身の言葉で伝えることがとても大事で、それを更にもっと多くの人に広く伝えることの重要性を感じています。
 これからも組織・環境委員会では、アジアの国々とも手をたずさえ、平和であることの大切さを伝え続けていきます。そして何よりも、いのちと向き合い、この先子どもたちの未来に「みどりの地球をみどりのままで」手渡すために、何をすべきかを皆で考え、知恵を出し合います。
 力強くせっけん運動を進めることで、いのちと結びついている水環境を守り、限りある資源を大切に使うことを更に広く呼びかけ

ながら、2017年度も一丸となって、力強く活動していきます。

 

2017年度 事業(活動)計画及び予算決定の件
・2017年度活動計画(矍誓蕾突事長候補より提案)

 2017年度は、地域コミュニティづくりを目指した支援活動を展開します。いのちに寄り添う支援活動とともに、グリーンコープの考え方や商品の良さについて地域にアピールしていきます。
 地震を経験した私たちだからこそ伝えることができる、「いのち」の大切さを「新水俣展(仮称)」と「グリーンコープでんき」を通し、訴えていきます。

 

 

 

2017年度基本方針
,気気┐△Ψ本(熊本地震支援活動)に取り組みます。
◆崔膣屬鼎り」を力強くすすめます。
食べもの運動を積極的にすすめていきます。
っ楼菠〇磴鬚垢垢瓩泙后
ゥ錙璽ーズとともにグリーンコープの事業および運動をすすめます。
住民自治運動をすすめます。
А愡佑弔龍生(自然と人の共生・人と人の共生・女と男の共生・南と北の共生)』を基にグリーンコープの統一的な運動テーマに取り組みます。

 

・利用普及推進委員会活動方針(松尾さおり委員長候補より)

 組合員の手で生み出された素晴らしいグリーンコープ商品について、多くの組合員に伝えていきます。職員・ワーカーズと連携しながら、組合員が納得・安心して利用できるように情報を発信し、利用を増やすことで、日本の農業と生産者を守ることに繋げます。

 

 

 


・福祉委員会活動方針(内藤葉子委員長候補より提案)

 地域・人のつながり、支えあいを考えながら、グリーンコープの組合員としてまたひとりの生活者として、私たちが「思った・体験した・かたちにした」いことを大切に扱い、地域福祉へつなげていくことを目指します。

 

 

 


・組織・環境委員会活動方針(下飛田智子委員長候補より提案)

 今一度、生活を見つめ直し、いのちと向き合い、子どもたちに「みどりの地球をみどりのままで」手渡せるよう、私たちにできることを学び伝え、活動していきます。

 

 

 

 


第四次福祉事業3ヵ年計画報告と第五次福祉事業3ヵ年計画承認の件(金嵶廟常務理事より提案)

 「第四次福祉事業3ヶ年計画」は、2014年度に開始しました。2015年度の社会福祉、社会保障の大きな転換などもあり、激変する社会保障制度の中で、10年後、20年後を見通せる事業を作り上げるため、時間をかけてしっかりと検討しました。2016年4月に熊本地震が発生。グリーンコープは被災者の支援や被災地の復旧、復興支援、熊本の地域を支えるための取り組みと事業に全力を注ぎました。そのため、ゆるりの家・荒尾の泊まり機能増設については、7月に「看取り・宿泊スペース」を開設することができましたが、予定していた他の事業について、期間内に実現することはできませんでした。
 計画には盛り込んでいませんでしたが、熊本市の小規模保育所A型事業に応募し、2016年4月に「古町げんきの森保育園」を開園することができました。
 2017年度からの「第五次福祉事業3ヶ年計画」については、「第四次福祉事業3ヶ年計画」から持ち越した事業と、検討もしくは具体化できなかった事業の再点検、さらに新たな事業計画の実現に向けて様々に取り組みます。

 

質疑応答(一部)

   

Q、熊本地震での経験を活かすため、要支援者の方への対策や、原発への対応なども含めた災害発生時のマニュアル作りが必要ではないか。
A、マニュアル作りは大切だと思っている。グリーンコープがまとめた熊本地震支援活動の記録集には、地震発生直後からの、支援活動に関する膨大な量のメールでのやりとりなども掲載した。細かい内容を残すことで、次に何かあったときに役立つ資料になればと考えている。
Q、お店で組合員が出資金を断る様子を目にした。出資金は、共同購入の組合員は毎月口座から引き落とされている。共同購入とお店とで、出資金の拠出に違いが生じているのであれば改善をお願いしたい。
A、生協の事業は出資、利用、運営で成り立っている。ご指摘の件については、今後最適な方法について検討していかなければならないと考えている。

 この他に、「自分も関わっている子ども食堂に関する要望を、昨年の総代会で出したが、食材提供という形で対応していただき感謝している。グリーンコープによる、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりも計画されていると知り、期待している」「黒字決算で終わり、良かった」などの意見が出されました。

 

 総代会後、第1回理事会を開催し、矍誓蕾討気鵑2017年度理事長として確認し、2017年度がスタートしました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 






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