「グリーンコープ生協くまもと第十八期通常総代会」を開催しました

 2018年6月8日(金)に、くまもと森都心プラザに於いて、「グリーンコープ生協くまもと第十八期通常総代会」を開催しました。(出席総代数:251名【出席:138名 委任出席:113名】)
 組合員、ワーカーズ、職員、生産者、メーカーが一丸となって取り組んできた2017年度の活動及び事業報告と、2018年度の活動方針等を、各担当理事より提案しました。
 審議検討後採決を行い、全議案が賛成多数で承認されました。


開会挨拶(矍誓蕾突事長)

 2017年は、4年間かけて準備してきた「水俣病展2017」を開催し、経済を命よりも優先してしまったことを、1万人近くの方にお知らせすることができました。また、熊本地震から2年が経過しましたが、今も3万6千人近い方が仮住まいでの生活を続けていらっしゃいます。今後は、自力で自宅を再建できる人とできない人に分かれ、精神的に辛い方も増えてくるかと思います。そのような方々に寄り添い、熊本の復興に向けて共に歩みを進めていけたらと思っています。
 2018年はグリーンコープ30周年の記念の1年になります。まつりや商品開発など、30周年だからできることを皆で楽しみ、グリーンコープの輪を更に広げていきましょう。

来賓代表挨拶(グリーンクラブ熊本支部長 株式会社 内田安喜商店 大石博美さん)

 2018年、グリーンクラブは理事の改選期にあたり、5月に開催した熊本支部会で、支部推薦枠の4人が無事承認されました。連合推薦枠の2人との計6人で、2年間、グリーンコープ生協くまもとの皆さんと共に頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

2017年度活動報告 (矍誓蕾突事長より提案)

 熊本地震震災支援活動については、仮住まいでの生活が長引く中、グリーンコープは「つながるカフェ」や「サロン活動」を通しての居場所づくり、買い物支援など様々な支援に取り組んできました。「つながるカフェ」には、グランメッセ熊本での炊き出し支援で関係ができた方を中心にお声掛けし、月に1回開催しています。「ここに来ると元気がもらえる」などと話される方も多く、多世代交流の場として皆さんの居場所となっています。
 熊本市東区秋津中央公園仮設など、多くの仮設団地での「サロン活動」は、だご汁を一緒に作るなど、仮設内の雰囲気づくりを目的に開催してきました。復興に向けて歩もうとしている地域の皆さんに寄り添い、これからも、共に進んでいきます。
水俣フォーラムとともに、4年間かけて準備してきた「水俣病展2017」を、2017年11月16日から12月10日まで熊本県立美術館分館にて開催しました。組合員もボランティアとして運営に関わり、来場いただいた約1万人の方へ、水俣病事件を通して、生命の大切さを伝えることができました。
 「地域に飛び出せ」を意識した「仲間づくり」と「利用普及」については、「FMKパンゲア!」での、ラジオを通じたメディア展開に初めて取り組みました。また、熊本リビング新聞社と合同で、まだ組合員でない方を対象に親子料理教室を開催し、組合員の獲得につなげることができました。
 遺伝子組み換え作物反対運動については、署名活動に取り組み、「自生遺伝子組み換えナタネの拡散防止」と、「行政による自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動の実施」の要望と共に、初めて「学校給食に遺伝子組み換え食品を使用しないでほしい」との要望を届けました。遺伝子組み換え食品を子どもたちに食べさせたくないという母親の思いを、行政に届ける大切な一歩となりました。
 脱原発運動については、小国町の「杖立温泉熱バイナリー発電所」が3月に安全祈願祭を終え、8月の竣工式に向けて工事が進んでいます。また、「水俣薄原(すすばる)太陽光発電所」が1月に稼動を開始しました。この発電所の利益の一部を水俣や熊本地震の復興支援に活用する「熊本水俣再生基金(仮称)」の立ち上げに向けて検討を始めています。 「グリーンコープでんき」のくまもとの利用者はまだ400人程ですが、脱原発の思いを行動に移す「グリーンコープでんき」への切り替えを、更に力強く呼びかけることが必要です。電気について学ぶ中で託送料金の問題について知ることになり、東原常務を講師に招いて、地域ごとに学習会を行いました。今後も、託送料金については学びを深めていきます。

2017年度事業報告(橋本健専務理事より提案)

 熊本地震で被災した東部センターの新築や、三里木の建物の解体等ありましたが、供給高が前年より大きく伸びたことなどから、2017年度の当期剰余(利益)は2016年度に続き、黒字で終了することができました。

専門委員会 活動報告
利用普及推進委員会(松尾さおり利用普及推進委員会委員長より提案)

 2016年度は熊本地震の影響で十分な活動ができなかったこともあり、2017年度は、年度初めから多くの取り組みを検討しました。特に産直びん牛乳は「年間を通して常に利用普及に取り組む」ように心がけました。共同体商品おすすめ委員会の他単協取り組み報告を参考にして、くまもととして取り組めるように検討・提案しましたが、次から次に提案したために、地区でのアピールに混乱を招いたこともあったようです。地域本部や地区が活動しやすいように、委員会の取り組みを精査する必要がありました。
 職員・ワーカーズとはその都度必要な相談を行い、タイムリーに取り組めるよう連携しました。結果としては、地区委員・職員・ワーカーズの協力のもと産直びん牛乳の利用を増やすことができました。
 共同体商品おすすめ委員会から利用低迷商品報告を受け、利用普及推進委員会ではその都度学習会を行いました。商品おすすめ委員会へつなぎ、利用普及に取り組みました。未だ熊本地震後の復興途中にあるメーカーもあり、次年度は視察を含めた利用普及を検討したいと思います。
 地区の委員不足が課題となる中、利用普及推進委員会でも年度途中で活動委員長不在となった地域本部がありました。くまもとの組合員に等しく利用普及できるように、当該地域本部でも工夫して取り組まれた様子です。
 2018年度も利用普及推進委員会メンバー自身が多くのグリーンコープ商品についてじっくりと学び、自分の言葉として発信しながら、力強く利用普及をすすめます。
・福祉委員会(内藤葉子福祉委員会委員長より提案)

 福祉委員会の目的に「広く知らせる」という言葉があります。広報活動であったり、地域における取り組みにつなげたり、具体的な手法は様々です。今年度は広報誌「グリーンたいむ」の紙面を毎月受け持つことになり、福祉委員会では、グリーンコープの福祉を伝えるため毎月の紙面の担当を決め、丁寧に意見交換や検討を行い、レイアウトなどを確認して作成しました。取り組み報告や学習会報告など、その時の感動そのものを思い出して、まずは担当が原稿を書き、その次に組合員にわかりやすく伝えるための工夫を委員会全体で考え、協力し記事を作りました。また、ホームページへの寄稿も行いました。
 昨年度から今年度は共同体拡大学習会や委員会の学習会、単協、福祉全体の動きにおいて生命(いのち)に向かい合う場面が多くありました。例えば生活困窮者支援、子どもの居場所の問題や経済格差、貧困、差別、虐待、各地域本部の福祉3カ年計画など、ハンディの重い人へ寄り添って生命について考える機会がありました。見えないところにこそ、困りごとがひっそりと隠れているものです。そして本当に必要とされていることがそこにはあります。課題として見えてこないからといって放置し、生きることそのものに差があってはならないと思います。生命の尊厳について考え行動ができるのは、グリーンコープの組合員活動がすべて生命につながっているからだと改めて認識しました。
 これからも生命を真ん中に置いた活動を続けたいと思います。

・組織・環境委員会(下飛田智子組織・環境委員会委員長より提案)

 東日本大震災から7年が経過しました。しかし、原発事故のために未だに多くの方が避難生活をされています。熊本地震からは2年が経ちましたが、「当たり前」の生活を取り戻せない方々がいます。
「当たり前」にあるエネルギーの大切さをいつも心に持ち続け、そのエネルギーが地球に優しい自然エネルギーであれば良いと私たちは思います。
 これからも組織・環境委員会では民衆交易を広め、平和について考えていきたいです。そして水環境を守るため、使いやすくなって新登場したGC「お洗濯のしゃぼんナチュラル」など、せっけん運動を進めていきます。
 「みどりの地球をみどりのままで」限りある資源を大切に、2018年度も力強く活動していきます。
2018年度 活動計画 (矍誓蕾突事長より提案)

 2018年はグリーンコープ30周年の記念すべき1年です。グリーンコープが40周年、50周年と続くように、組合員の力を高め、仲間を増やします。
.哀蝓璽鵐魁璽30周年を通し、「仲間づくり」を力強くすすめます。
△弔覆る熊本(熊本地震支援活動)に取り組みます。
食べもの運動を積極的にすすめます。
っ楼菠〇磴鬚垢垢瓩泙后
ゥ錙璽ーズとともにグリーンコープの事業および運動をすすめます。
Α愡佑弔龍生(自然と人の共生・人と人の共生・女と男の共生・南と北の共生)』を基にグリーンコープの統一的な運動テーマに取り組みます。

2018年度 事業計画(橋本健専務理事より提案)

 共同購入、お店共に黒字の事業予算を組むことができています。利用普及については、2015年秋よりグリーンコープ共同体組織拡大執行部と連携し、ふくおか、くまもと、ひょうごの3生協で利用普及の提案をできるようになっており、2018年度も連携した取り組みを行います。「グリーンコープでんき」は、年度末までに契約数1,000件を目標に取り組みます。

専門委員会 活動方針
利用普及推進委員会(岩本紀子利用普及推進委員会副委員長より提案)

 グリーンコープが30周年間大切にしてきたこだわりと作り出した自慢の商品、生産者やメーカーの思いについて、より理解を深めていきます。
 「家族に安心なものを食べさせたい」と願う組合員が利用したくなるよう「家で作って、家で食べよう」を合言葉に広く情報を発信していきます。

・福祉委員会(小林香織福祉委員会委員長候補より提案)

 全ての人が年齢、性、心身の機能によるハンディに関わらず、社会の一員として、互いに尊重し、支え合いながら、地域の中で共に生活していくことを目指しています。
 人とのつながりに重きを置き、地域に目を向け続け、思ったことや感じたことを大切に、地域福祉へつなげていきます。
・組織・環境委員会(下飛田智子組織・環境委員会委員長より提案)

 グリーンコープは原発に頼らない電気を目指して、「グリーンコープでんきの共同購入」を進めています。
 熊本地震を経験し、当たり前の生活の大切さを実感し、いのちと向き合い、本当に子どもたちに残したいものを伝えていきます。

第五次福祉事業3ヵ年計画2017年度進捗状況と、2018年度計画承認の件(金嵶廟常務理事より提案)

 「第五次福祉事業3ヵ年計画」を2017年度から開始しました。「第四次福祉事業3ヵ年計画」から持ち越した事業の実施と、新たな事業計画実現に向けて取り組み、熊本地震からの復興による建設需要増加の影響から2017年度内に施設の完成はできませんでしたが、複合施設「にこにこ三里木」、「福祉センター玉名」、「生活介護ちなむ」、「配食サービスパセリ」と、4つの地域本部に新たな福祉施設の開設、もしくは移転が実現しました。
 2017年6月に、「麻生田げんきの森保育園」が「元気館しみず」に開園し、熊本市における小規模保育所は2ヶ所となりました。熊本市立古町幼稚園の運営委託を学校法人グリーンコープが受託し、「学校法人グリーンコープ古町幼稚園」として2018年4月の開園に向け準備を進めました。
 2018年度は、これまで積み残したり検討中の、多くの課題を実現に向けて進めていきます。熊本地震の震災支援については、支援する、される関係ではなく、元気な熊本を一緒に復興していけるような新たなコミュニティづくりを、震災復興への取り組みと、子どもの居場所づくりの取り組みとを連動させて進めていきたいと考えています。

■質疑応答(一部)

 

Q、産直交流活動の「田植え」で、新登場の商品などを紹介したいが、独立会計のため参加費のみで賄っているが限界がある。利用普及のために、ウェルカム経費を使わせてもらえないか。また、取り組む内容は変わらないのに、地区の活動費は登録組合員数によって算出されているため、小さな地区では年度末に活動費が底をつくことがある。大きな地区では地域組合員総会で地域総代から、「もっと活動費を活用してほしい」とご意見をもらうこともあると聞く。小さな地区でも活発な活動ができるように活動費について検討してほしい。
A、「参加しやすいように」と年会費を徴収していない地域では、「田植え」、「稲刈り」の運営が難しいと聞いている。地区活動費の問題も含めて、今後4地域本部で相談し、話し合う機会としたい。
Q、杖立温泉熱バイナリー発電所は「低圧」での設計に変更したと「グリーンたいむ」に載っていたが、作った電気がきちんと活かされるのか心配している。
A、当初予定していた「高圧」では九州電力への連係(接続)が難しく「低圧」に変更した。発電した電気は杖立温泉の中で活用される予定である。
Q、組合員事務局のワーカーズ化について詳しく聞きたい。
A、共同体とふくおかでワーカーズ化が実現している。くまもとでも今後検討していこうと考えている。

 

 最後に、特別決議を竹内智子県央東地域理事長が読み上げ、総代会後に開催した第1回理事会にて、引き続き矍誓蕾討気鵑鮹蔚理事長として確認し、2018年度がスタートしました。※特別決議の全文については、「グリーンたいむ」211号4面をご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 






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