県央東地域本部 環境活動委員会主催で、2018年度 平和の取り組み「戦争を体験した方のお話を聞く会」を行いました。

県央東地域本部 環境活動委員会主催、2018年度 平和の取り組み「戦争を体験した方のお話を聞く会」について報告します。

 

 8月3日(金)、大津町文化ホールに於いて、県央東地域本部 環境活動委員会主催で、2018年度 平和の取り組み「戦争を体験した方のお話を聞く会」を開催しました。(72名の参加)

 

 

 先ず、下飛田智子環境活動委員長から「開会のあいさつ」があり、当日のスケジュールの説明があった後、さっそく「高校生平和大使のお話」がありました。主に、パワーポイントを使った活動報告でした。

 

  

 

 次いで、当日のメインである「語り部さんのお話」が始まりました。
 語り部さんである小平善行さんのプロフィールとしては、長野県佐久市のご出身で81歳。国民小学校時代の体験をお話いただきました。

 

 

 以下は、聞き取った内容です。

 

 小学校6年生の時に、初めて海を見ました。波の荒々しさが印象深かったです。
 育ったところは山だらけでした。まるで阿蘇のようでしたけど、九州での体験とは全く違うものでした。
 昭和11年(1936年)に生まれました。終戦(1945年)を迎えた時は小学生でした。
 日本は本当のことを言わず、言い換えるのがうまいです。終戦とは、すなわち敗戦のことなのに、敗戦記念日とは言わず、終戦記念日と言います。
 先の大戦では無条件降伏するまでに、ものすごい犠牲を伴っています。日本人のみで、軍人が230万人、民間人が80万人、合計310万人もの尊い命が奪われました。
 1941年から1945年まで、軍国主義でした。戦争に反対することができませんでした。
 1945年から現在に至るまで、国民が主体の民主主義です。なのに、国民の半分も選挙に行きません。選挙権を持っているのに、もったいないことです。
 1943年に国民学校(小学校)に入学しました。戦争一色の教育でした。校長や職員が言うことは、天皇の言葉と一緒であるとして、絶対でした。校長室や職員室に入ることすら恐れ多くてできなかったのです。
 とにかく戦時中は食料が乏しかったです。農業に従事する男が全て戦争に行っているから、米ができるわけがないのです。それ以外の簡単に手に入る野菜は食べられるけど、豆がないから、味噌や醤油の調味料もありませんでした。
 「神風が吹くから勝つ」と言われ続けていたけど、負けました。
 給食の中身には、タニシやイナゴも入っていました。生きるため、食べるため、何でもしなくちゃなりませんでした。
 鉄砲の弾に当たって死んだ人の数より、餓死や病死のほうが多かったのです。

 

 これより、質疑応答の様子です。

 事前に募っていた数々の質問と、会場の子どもたちからの沢山の質問にも、丁寧に答えていただきました。抜粋した一部を紹介します。

 

〔事前にいただいていた質問〕

 

 

 戦時中、生きる力、支えとなったものは何ですか?
 また、子どもの頃の将来の夢は何でしたか?

 

《こたえ》
 7人の子どもを育てたお母さんの愛情です。凄まじいまでの愛でした。
 それに報わなければならないと思っていました。

 

〔質問〕

 

 

 戦争を知らない人が増えています。
 これから戦争を起こさないために注意しておきたいことはありますか?
 また、今の子どもたちに伝えたいことは何ですか?

 

《こたえ》
 民主主義の国家が揺らいでいます。リーダーの命令を聞くほうが“容易い”“手っ取り早い”という傾向は、過去の失敗から学ばなければ危ないと思います。
 「早く死ぬこと」は決していいことではありません。そのためには長生き、そのためには何を食べればいいのか、お母さんはしっかり考えて食べさせないといけないし、子どもに教えてほしいです。甘いものを食べませんでしたが(なかったので食べられなかったわけですが)、長生きできています。

 

〔会場からの質問〕

 

 

 逃げていた人の食料はどうしていましたか?

 

《こたえ》
 親は子どもを保護する義務があるから、親が必死に探してきていました。
 親がいなくなった子どもは浮浪者になるしかなかったのです。

 

〔質問〕

 

 

 草とかも食べたんですか?

 

《こたえ》
 雑草には食べられるものとダメなものがあるから、変な匂いがするものなどは食べませんでしたが、食べられるものなら、何でも食べました。

 

 質疑応答の後、下飛田環境活動委員長から「共生・平和長崎自転車隊に参加して」の報告がありました。

 

 

 そして最後に、竹内智子地域理事長より「戦争はみんなを傷つけます。平和の取り組みの広がりは感じていますが、傷の痛みが癒えるのには時間がかかります。これからも感謝の気持ちをもって、平和の大切さを考えていきたいです」との「閉会のあいさつ」があり、幕を閉じました。

 

 

 聞き取った参加者の感想です。

 ◇焼夷弾が降ってくるなんて、地震より怖いと思いました。
 ◇子どもたちが熱心に話を聞き、素直な疑問をその場で尋ね、答えていただいたので、貴重な経験になったと思います。
 ◇自分の祖父母に尋ねても、「思い出したくもない。ただただ辛かった」としか言いませんでした。実際に体験した方のお話は、ますます貴重なものになっていくと思います。語り継いでいかなければならないですよね。

 

以上






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