利用普及推進委員会主催で「篠原晴美さんによる30周年特別学習会 〜ノンホモ牛乳を熊本で可能にした女性〜」を行いました

 9月13日(木)、食品交流会館フードパル熊本にて、「篠原晴美さんによる30周年特別学習会 〜ノンホモ牛乳を熊本で可能にした女性〜」を、利用普及推進委員会主催で行いました。(約130人の参加がありました)

 

  


 先ず、矍瀬哀蝓璽鵐魁璽彑原┐まもと理事長から「グリーンコープ30周年記念の今年は、グリーンコープの歴史や、安心・安全な商品の原点など、改めて学び直すことを大切にしています。今回は15周年を迎えた産直びん牛乳についてしっかり学んで、素晴らしさを広く伝え、利用普及に繋げていきましょう」と、「はじめの挨拶」がありました。
 次に、篠原晴美さんが登壇し、パワーポイントを使いながら、学習会「グリーンコープの牛乳 牛乳は生きている」を始めました。

 

  


 以下は、当日配布の資料からの抜粋です。

 ・食べ物は生命を育むもの
  食べ物は安全じゃないといけない。命ある食べ物を作りたい。命を育てる環境も大切にしたい。

 ・主婦の素朴な疑問「牛乳は沸騰させたらいけないのに、なぜ120℃殺菌なの?」
  その頃の日本にはUHT(Ultra High Temperature:超高温殺菌)しかなかったし、原乳の質も悪かった。

 ・1981年秋、90℃15秒殺菌牛乳の実現。熊本乳業と私たちのパスチャライズ牛乳の第一歩。
  この時、「原乳の質が悪いから仕方ないね」と諦めていたら、今の牛乳はなかった。

 ・良質の牛乳を生産してもらおう。
  私たちが参加できる良質な牛乳つくりとして、1982年から「生乳生産者にタオルとメッセージを贈る取り組み」を開始。

 ・パスチャライズ牛乳とは…
  フランスの科学者パスツールが、ワインの異常発酵を防ぐために発見した低温殺菌法。チフスや結核などの病原菌は殺し、牛乳の成分には影響を与えない殺菌方法。

 ・なぜ72℃15秒殺菌なの?
  熱変性しやすい水溶性カルシウムやホエーたんぱくが、生乳とほとんど同じ形で残っている。
  1985年春、72℃15秒殺菌パスチャライズ牛乳が成功。

 ・ノンホモパスチャライズ牛乳とは…
  ノンホモ→ノンホモゲナイズ→ホモゲナイズしないこと。
  ホモゲナイズ→圧力をかけて牛乳の脂肪球を小さく砕くこと。
  ノンホモ牛乳は、より生乳に近い牛乳。静置しておくと、生クリームが浮く。
  ノンホモ牛乳は、パスチャライズ牛乳を完成させるという位置づけ。

 ・健康な牛から美味しい牛乳

  牛は哺乳動物。子牛を産むことで、初めて母牛が乳を出す。
  牛は草食動物で反芻動物。4つの胃がある。第1胃にルーメン(微生物)を養っている。
  生乳生産者は、牛とともにルーメンを養っている。
  粗飼料は、第1胃に生きているルーメンの餌。
  粗飼料とは、草や藁など繊維が多い植物。
  濃厚飼料とは、大豆やトウモロコシなど蛋白質を多く含む餌。
  グリーンコープの生乳生産者のところでは、この濃厚飼料が1998年よりnon-GMOになっている。

 ・生きている牛乳 ノンホモパスチャライズ牛乳
  生クリームの浮き方が目安となるノンホモ牛乳。脂肪球は1〜10ミクロン(1ミクロンは1000分の1mm)とデリケート。
  試行錯誤と企業努力の末、1987年春、ノンホモパスチャライズ牛乳実現。

 ・1988年、グリーンコープが誕生
 ・1997年、「グリーンコープの牛乳を作ろう」と、牛乳メーカーを熊本県酪連に一本化
 ・2003年、日本コミュニティで、びん牛乳の実現

 ・グリーンコープの牛乳は日本一
  生産者、牛乳メーカー、組合員がともに作り育てる牛乳。
  パスチャライズ、ノンホモ、non-GMO、びん…どこにもない最高の品質。
  900cc、297円(税込み320円)。この品質で、この価格。
  背景まで含めて日本一の牛乳。

 ・牛乳は栄養素のほとんどを含む「完全栄養食品」
  カルシウム…1000mlに1000mg含まれる。
  たんぱく質や必須アミノ酸(人の体に必要だけど、体内で作り出すことができないアミノ酸)が、バランスよく含まれている。
  乳糖…腸内を整える。カルシウムなどのミネラルの吸収を助ける。
  乳脂肪…リノール酸などコレステロールを洗い流す不飽和脂肪酸や、ビタミンAの吸収をよくする脂質が含まれる。
  不足するのは、ビタミンCと鉄分と食物繊維。

 ・グリーンコープの牛乳の開発で感じたこと
  私たちは生産者の方が安心して生産できる状況を作ることが必要だと思います。
  私たちにできるのは牛乳を飲むことです。飲むことをやめたら、この牛乳は飲めなくなってしまいます。

 

 続いて質疑応答がありました。抜粋でお伝えします。
 〔質問〕
  なぜ牛乳に携わられたのですか?
 《こたえ》
  商品委員会の中で、いくつかの商品が選べたけど、牛乳について知らないことがたくさんあったし、一番近い存在だったので、多くの人たちと牛乳に関わることにしました。

 

  

 

 後半は、利用普及推進委員会のメンバーが、ノンホモ牛乳からモッツァレラチーズを作る実演を披露しました。
 会場の右端と左端にテーブルを設置し、牛乳を温めるところから始めました。
 組合員は近いほうのテーブルに移動して見学しましたが、ものの10分程度で出来上がるモッツァレラチーズを目の当たりにして、「もう出来上がったよ」「簡単なんだねー」との声が上がっていました。

 

  


 用意してあった試食用のモッツァレラチーズと試飲用の牛乳を手にした組合員が席へ戻ったのを合図に、中村県北地域理事長の音頭で、「牛乳で乾杯」が行われました。

 

  


 続いて、利用普及推進委員会から篠原晴美さんへ「あなたのおかげで飲めるで賞」の賞状とメダルが贈られる表彰式がありました。

 

  


 最後に、松尾利用普及推進委員長より、「篠原さんのお話は分かりやすかったですね。思いも伝わりました。今日の学習会を経て得られた言葉で、これからは皆さんがしっかりバトンを繋いでいってほしいと思います。自分だけが利用するのではなく、ひとりでも産直びん牛乳を利用する人を増やすという意識を持って、利用普及に取り組んでいきましょう」との「おわりの挨拶」があり、万雷の拍手とともに閉幕しました。

 

 以下は、聞き取った参加者の感想です。

 ◇「自分たちの飲みたい牛乳を作ろう」と思い立たれたところからの紆余曲折を詳しく伺ったので、今後は噛み締めて、深く味わって、飲もうと思います。
 ◇初めて篠原さんのお話を伺いました。牛乳ひとつで、こんなに熱い思いを語られたのに感銘を受けました。早速お友だちに紹介したいと思います。
 ◇自分が乳糖不耐症なので利用していませんでしたが、牛乳に対する不安が払拭されました。これからは子どもたちに飲ませようと思いました。貴重な牛乳を余らせるのは勿体ないので、加工品も食べていきたいです。開発をお待ちしています。

以上

 

  






グリーンコープ生協くまもと公式サイトはこちら

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