県央東地域本部主催で、「『遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命(いのち)のギャンブル―』映画上映会&講演会」を開催しました

 9月9日(日)に、県央東地域本部主催で、「『遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命(いのち)のギャンブル―』映画上映会&講演会」を菊陽町図書館ホールにて開催しました。
 上映した映画は、遺伝子組み換え作物の専門家として国際的にも著名なジェフリー・M・スミス氏監督・製作の、遺伝子組み換え作物の脅威を扱ったドキュメンタリー「遺伝子組み換えルーレット―私たちの生命(いのち)のギャンブル―」です。
映画上映前に、ジャーナリストで「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠啓祐さんから「遺伝子組み換えの基礎知識」と題して講演していただきました。
 会場ロビーにて、遺伝子組み換え作物反対に関する署名の協力と、GMOフリーゾーンサポーター宣言の協力も参加者に呼びかけました。

  

■開会挨拶(竹内理事長)

 本日の映画上映会は、組合員と、生産者・メーカー、職員、お店(ワーカーズ)の皆さんが一同に会し、開催することができました。それぞれの立場で、遺伝子組み換え作物について考え、生活に落とし込めるための場にしてもらえたらと思います。本日は、ロビーにて「自分たちの住む地域で安全な食べものを食べたい」という声を行政に届けるための署名を集めていますので、ぜひ多くの皆さんにご協力いただきたいと思っています。

 

■天笠 啓祐氏 講演(当日配布資料と、聞き取った講演内容の一部を紹介します)

演題「遺伝子組み換えの基礎知識」
講師プロフィール:天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)氏。1947年東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業。「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表「市民バイオテクノロジー情報室」代表、「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」共同代表。

 

遺伝子組み換え(GM)とは
 遺伝子組み換え(GM)とは、生命の基本である遺伝子を操作する技術。現在の遺伝子組み換えは、正確には「組み換え」の技術ではない。ある生き物に別の生き物の遺伝子を「入れる」技術。クラゲの光る遺伝子を入れた光る猫など。

 

遺伝子組み換え食品は何をもたらしているか? 
‘本人がいちばん食べている。
安全性に疑問。
生態系(環境)に悪影響。
ぜ鏤卞叛蝓平糧支配)をもたらしている。

 

世界での作付け面積について
 世界での遺伝子組み換え作物の栽培は行き詰っており、栽培国も減少している。アメリカのバーモント州では遺伝子組み換え作物について法律が制定され、非常に厳しい罰則が設けられた。グリーンコープでも講演されたジェフリー・スミスさん、ゼン・ハニーカットさんなどが活躍され、アメリカで市民運動が大変盛り上がっている。

 

作物の種類について
 遺伝子組み換え作物のうち、現在日本で流通しているのは、大豆、トウモロコシ、綿、ナタネの4作物。すべて食用油の原料。搾りかすは肥料や飼料に。
 大豆は醤油などの原料に、トウモロコシはコーンスターチの原料となっている。
 世界では、テンサイ、アルファルファ、パパイヤ、ズッキーニ、ジャガイモ、リンゴ、パイナップル等が主にアメリカで流通している。他に、新たに動物食品の鮭が登場。さらに、ゲノム編集やRNA干渉法などゲノム操作食品も。

*除草剤耐性作物とは・・・すべての植物を枯らす除草剤の抵抗力を持った作物。除草剤はラウンドアップ(主成分グリホサート)が大半。除草剤に耐性を持った細菌の遺伝子を入れた。目的は省力化、コストダウン。
*殺虫性作物とは・・・作物自体が殺虫能力を持った作物。米国では、作物自体が農薬登録されている。Bt菌という殺虫毒素を持った細菌の遺伝子を入れた。目的は省力化、コストダウン。

 

環境へのダメージについて
<生物多様性の現場>
 日本全国で遺伝子組み換えナタネの自生と交雑種が拡大、除草剤耐性作物で耐性雑草(除草剤で枯れないスーパー雑草)の拡大、殺虫性作物で耐性害虫の拡大。

 

<遺伝子組み換え作物は有機農業を破壊している>
 遺伝子汚染の拡大、有機認証取り消しなどが頻発している。
 例)オーガニックコットンに遺伝子組み換え作物が交雑し、オーガニックコットンで販売できず、経済損失をもたらしている。GMナタネについては「菜」と付く作物は交雑する可能性がある。

 

健康被害の拡大
<食の安全を脅かす遺伝子組み換え食品>
 遺伝子組み換え作物に用いられる主な農薬が、アレルギーなど様々な病気の原因に。すべて神経毒性を持ち、神経細胞(脳)の増殖に大変な影響を与えている。
 ラウンドアップの成分である「グリホサート」の影響は、発がん物質である、内分泌かく乱物質である、生殖機能への影響、妊娠期間の短縮・未熟児誕生、先天性障害児を増やす、非アルコール性脂肪肝疾患、腸内細菌に変化をもたらす、など。
 「マムズ・アクロス・アメリカ」の取り組みにおいて、お母さんたちが、食べものを変える(遺伝子組み換え食品から有機食品へ)ことによって子どもがどのように変わるかをネットで公開。また、「グリホサート」の検査運動を行ったところ、食品や飼料、飲料水、尿、母乳、ワクチンからも「グリホサート」が検出された。
 日本においても、多くの子どもから農薬が検出されている(環境省が公開している)。農薬を使っていないものを食べ続けると、10日くらいで農薬は検出されなくなるという。

 

食品表示について
日本での遺伝子組み換えについての表示は、法律が変わって「遺伝子組み換え作物0%」以外は、「遺伝子組み換えでない」と表示することができなくなった。

 

遺伝子組み換え食品を阻止するためには
◎何より大切なのは消費者の声。
◎食べものを変えよう!
◎私たち消費者には、1日3回の「世の中を変えるチャンス」があります。
私たちが1日3回の食事で食べものを変えることで、遺伝子組み換え食品を阻止しよう!

 

■参加者の感想
 遺伝子組み換えにより、自然にあるはずが無い生き物が生み出されたり、アレルギーをはじめ想定外なさまざまな影響があると知って怖いと思いました。

 

 映画の中に登場した「知らずに子どもたちに食べさせてしまった」と悲しむ母親の気持ちを思うと他人事ではないと思うし、利益優先ではなく、いのちを育む食べものを商品としているグリーンコープの思いを1人でも多くの人に伝えたいと思いました。

 

 おかしいと思うことにはおかしいと言い、未来の子どもたちも安全な食べ物が食べられる世の中にしていかなければいけないと思います。

 

 遺伝子組み換え作物の表示に関する法律が変わっても、グリーンコープの豆腐や納豆の原材料が国産大豆であることは変わらないので、これからもグリーンコープは安心・安全であると伝えていきたいと思います。

 

 






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