2月20日(水)、益城町小池島田仮設「東無田食堂」へ伺いました。

 2月20日(水)、益城町小池島田仮設「東無田食堂」へ伺いました。

 晴れたり曇ったり、風の冷たい日でした。到着すると、既に組合員が、ごぼうの笹がきをしていました。「今日のメニューは揚げ物がメインです。これはかき揚げにします。地域で採れた食材も使わせていただくんですよ」と、手を止めることなく説明してくださいました。

 

寒風に体温を奪われる屋外での下準備
ボリューム満点のメニュー

 

 屋外に設置されたフライヤーの油が温まると、あく抜きの済んださつま芋に衣をまとわせて、続々と投入。揚げたてのいも天を味見していただくため、“みんなの家”でサラダの準備をしていらっしゃった、ボランティアグループ「絆」の方々もお呼びしました。「甘くて美味しい!」「ホクホクして美味かね〜」と、皆さん笑顔で、口々に賞賛していました。

 

いも天は衣の味付けから始まりました。
みんなで揚げたてを試食

 

 「揚げ物がメイン」とおっしゃるとおり、食材は変われど、次々とフライヤーで調理していきました。かき揚げは野菜3種がタネ(ごぼう、にんじん、たまねぎ)で、組合員がおむすびを作る要領で一塊にして投入。絶好のタイミングで油から上げられて、プロ級の出来映えでした。から揚げは鶏肉にから揚げ粉を塗して揚げるというシンプルさでしたが、から揚げ粉はグリーンコープでも大人気の商品なだけに、流石の安定な味わいでした。

 

かき揚げは好い塩梅の大きさでサクサクの仕上がり!
から揚げも抜群の美味しさでした♪

 

 運営のお世話をされている田崎さんに、小池島田仮設について、お話を聞きました。
 「ここの地域は熊本地震で7割の家が全半壊しました。再建の目処が立って仮設から出られた方も多くいらっしゃいますが、依然40戸余りの方が住んでいらっしゃいます。ほとんどが高齢者で、自助努力にも限界があり、自立再建の目処が立たず、継続的な支援が必要なのです」
 また、「東無田食堂」についても、お話しいただきました。
 「以前は食事を作るのが役目だったお母さんたち、おばあちゃんたちが、家が壊れて料理できなくなりました。仮設に入居して台所はあるのに、料理する気にならず、出来合いの惣菜を食べるようになり、栄養状態が悪くなっていきました。様々な団体からの支援を受けていましたが、『支援を受けるだけでは嫌だ』という方がいらっしゃって、やがて『一緒にやる』と自然に手伝う方が増えていき、ボランティアグループ『絆』が起ち上がりました。食堂は、仮設住宅に住んでいる方も出られた方も来られる“地域食堂”に移行していくための予行演習と思って始めました。月に2回の開催で、30〜40人の利用があります。『ここに来れば会える』と、同窓会みたいに集われています」
 ボランティアグループ「絆」のメンバーは15人ほど。公費解体が始まるまでの半年間、瓦礫の中で暮らしている内に、手仕事を始められたそうです。田崎さん曰く、「自分たちが楽しむためというのが出発点だったのでしょうが、作ったポーチは1,000個を売り上げ、そのお金は神社への寄付に充てるなど、必要とされる喜びに繋がっているようで、今では立派な、なりわいになりつつあります。積極性や社会性など、大事なことが育まれています」――― グリーンコープが理想としている支援のカタチが、ここで実現できているようでした。
 お伺いした日は4人のお母さん方が、甲斐甲斐しくお世話をしていらっしゃいました。盛り付けやお給仕の他、お皿におかずが残っていたら「持って帰られますか?」と声をかけられていました。確かにボリューム満点な食事内容だったので、多くの方が持って帰られていました。

 

絆のお母さん方が盛り付けしてくださいました。
これが1食分。満腹まちがいなし!
生活再生相談室からも訪問されていました。
会話が弾み、笑顔が溢れ、和気あいあい♪

 

 来られていた方の声
  ・いつも美味しくいただいています。来るのが楽しみです。ありがたいです。感謝しかないです。
  ・ここに来られる方は大丈夫なんですよ。お昼近くなってから誘っても、「もう食べた」と断られます。そんな方を引っ張り出さなくちゃ…と思ってます。
  ・食は大切なことです。ここは食べる楽しみを味わえる場所になっているんです。揚げ物は自宅でもしますよ。でも、味が違うと感じます。みんなで食べると美味しいです。お喋りする機会も多いほうが良いです。
  ・夫が来づらそうにしています。なので、夫には食べさせてから、自分だけで来ています。
  ・自力で再建できて仮設を出た人との断絶を避けるためにも、みんなが自然に寄り合える場が、今後も必要だと思っています。

 

以上、報告します。






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