「LGBT学習会」を開催しました

 福祉委員会では、委員会メンバーで内容を検討し、内部学習会を開催しています。

 この度、熊本市男女共同参画出前講座を利用し、「LGBTの基礎知識」というテーマで学習会を行いました。学習会の様子をお知らせします。

 

日時:2018年12月21日(金)10:30〜12:00  会場:本部会議室B

講師:川口弘蔵さん (ゲイ支援サークル「Safety blanket」代表セクシャルマイノリティにとっても住みやすい熊本にするために活動するグループ「くまにじ」メンバー)

 都会に比べゲイであることをオープンにしにくい状況にある地方都市の熊本でも、同じ同性愛者と出会う機会や交流の場をつくり、何気ないことや悩みを話し合えるように活動されています。また、熊本市保健所や熊本大学病院の医療関係者と協同し、HIV・エイズについての予防啓発や検査に行きやすい環境を一緒に考えたりもされています。同性婚人権救済申立ての申立人の1人でもあり、県内の大学等でセクシャルマイノリティ当事者として話をされています。    

 

 まず、熊本がLGBTの方にとって住みにくく、熊本を出ていく人もいるという実態を知り驚きました。そしてレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーという言葉は身近な言葉ではなく言葉に出すことに抵抗があるかもしれないけれど、異性愛者を指すのとなんら変わらないものなので、躊躇せずに使って欲しいとのことでした。世の中は男女ありきでそれ以外は色眼鏡で見がちであり、ある保育園児が、ピンクの服を着ている長髪の男性保育士に「男なのにどうして?」と聞いたとの実例を挙げて話されました。

 LGBTという単語では当事者だけの問題と矮小化されてしまうことへも繋がるので、「性的指向や性自認に関わらず個人は尊重されるべきである」という考えのもと、SOGI(ソジ ※Sexual Orientation & Gender Identity/性的指向と性自認)という全ての人に関わりがあるこの言葉が使われることもあるそうです。それと、性的指向であって性的嗜好ではないことも説明されました。

 今回の学習会では当事者から直接お話を聞くことができて良かったです。自分では理解していたつもりが、まだまだ深い問題であるし、もっと自分に引き寄せて考えることが必要だと感じました。当事者の方々は学校生活や就職等で私が思っている以上に思い悩んでいらっしゃることを知り、衝撃を受けました。当事者の方への対応の仕方や初めて聞く言葉も多々あり、周囲の人々にも関心を持ってもらい、まず少しずつでも知っていくことが大切だと感じました。

 熊本市は4月から同性パートナーシップ制度が始まります。全国では11の自治体が実施しており、熊本と同時に4月スタートの他の自治体を合わせると合計で20自治体となります。自治体が動けば国が動くのではないかと思います。異性愛者の結婚と変わらないように周囲からの無条件の祝福を得たいので、日本でも制度が変わって欲しいとのことでした。そして熊本でも海外で同性婚をしたカップルが子育てをしていることを知り、全ての人が住みやすい街になって欲しいと強く感じた学習会でした。

 

<質疑応答>

Q いつ頃ご自身がゲイだと気づかれたのか。

A 自分は思春期の頃。人によって様々。本来、性的指向は明確な線引きはできずグラデーションのようなもので、年齢で決まっているものではない。

Q 生き続ける大変さを知ったがどのように生活してこられたのか。

A 自己肯定感が大事。自分の場合は受け入れてくれる人たちがいて、そもそも同性愛が悪いことではないはずだと思って生きてきた。

Q 皆さんはどのようにしてパートナーの方と出会われているのか。

A 当事者が集まる飲み屋などでの出会いだったり、最近は主に、インターネットやアプリが主流になっている。

Q 行政の対応に不満はないのか。

A 昔に比べて随分理解もされ、対応も改善してきていると感じている。

 

(福祉委員会より寄稿)






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