グリーンコープ生協くまもと 牧 幸子理事長 新年挨拶

組合員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。

昨年、単協総代会で私の単協理事長への就任を確認頂いて、早くも7カ月が過ぎようとしています。同単協総代会では特別決議を確認しましたが、皆さん覚えていらっしゃいますか。あの時に「笑顔で」「楽しく」「いきいき」と活動する組合員の姿がそこにあれば、きっと周りの方々にもグリーンコープの素晴らしさを感じ取ってもらえるはず。みんなで気持ちをひとつにして前に進んでいこうと確認し合いました。振り返ってみて昨年の皆さんの活動はどうでしたか。

くまもとでは、グリーンコープが「地域に根ざし」、「地域に貢献し」、「地域と共にその場所で息づいていく」ために、私たち組合員の地域の拠点づくりに特に力を入れて取り組みました。組合員、専従職員、ワーカーズの想いの詰まった拠点・キープステーションが本当にたくさん生まれました。そしてそれぞれの拠点・キープの場所で、生産者、メーカー、そして地域の方々も一緒に、みんなでお祭りを開催し、グリーンコープを地域へと広げていくことができました。

また、東日本大震災や九州北部豪雨災害の被災地、被災者支援についてはみんなで寄り添い、自分たちが出来ることをしっかりとサポートしてきたと思っています。
さて、新しい年を迎えるにあたり力を入れていきたいことは、利用普及・遺伝子組み換え作物反対運動・拠点づくり(キープステーション)などです。その他にもやりたいことはたくさんあります。皆さん一緒に頑張りましょう。






遺伝子組み換え作物反対街頭署名に取り組みました

 12月8日(土)熊本市下通り商店街にて、遺伝子組み換え作物反対街頭署名に取り組みました。  


くまもと生活者ネットワークのメンバーや子どもたちも一緒に街頭署名を呼びかけました




 2005年度から継続している「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」で、今年度県内4ヵ所から遺伝子組み換え自生ナタネが検出されたのを受けて、グリーンコープ生協くまもとは「遺伝子組み換えナタネの拡散防止策を求める3万人署名」に取り組んでいます。今回の街頭署名では、約550名から署名が集まりました。署名活動は2013年5月まで継続して行い、6月以降に行政や議会に届けます。

街頭署名で配布した資料





「My Will Note」の著者 たけだまるみさん講演会を開催しました

 グリーンコープは誰もが人生の最後まで自分らしく生き、自分らしく終えることをサポートするために2012年2月に葬祭事業を立ち上げ、現在までに葬儀5件を執り行っています。
 今回、グリーンコープの葬祭事業の意義や内容をより深く共有するとともに、人生の終末や葬儀について考えようと、12月3日(月)グリーンコープくまもと生協本部にて、「My Will Note」の著者である「たけだまるみ」さんを迎え講演会を開催しました。

 たけだまるみさんは、広島市で企画編集室「ゆじょんと」主宰として活躍中です。葬祭についての出前講座も積極的に展開されています。
 講演では、このノートが誕生したいきさつや女性の生き方の変化、人生の終末の迎え方、現代の葬儀事情など、たけださん自身が社会教育や市民活動で得た「葬送」に関わる様々な話題とともに話をされました。講演の最後には、お年寄りを描いた絵本 谷川俊太郎作の「おばあちゃん」が朗読され、高齢のおばあちゃんと家族の心模様の話を通して、誰もが皆年をとり「死」を迎えることを改めて考えさせられる講演会となりました。
 参加した組合員からは「墓」や「散骨」、「家族葬」などについての質問が出され、ここでも生前にどのようにしたいのかを話し合っておくことの大切さを応えられました。


講師のたけだまるみさん




講演終了後は,グリーンコープ葬祭サービスの共同事業者自然庵より、葬儀場や葬儀の様子が映像で紹介されると共に、一人ひとりに寄り添った葬祭を執り行っていることが話され、「死」や「葬儀」と向かい合うきっかけとなりました。


 「My Will Note」とは

 「My Will Noteは簡単、カジュアル、格安の3K遺言ノート」と、ひそかに好評です。誰にも読まれたくはないけれど、自分に何かあったら読んでほしい・・・と自分の思いを綴り、メッセージとして残していくノートです。



著者のたけださんは、講演の中で
● 人は本来資質を持っているが、社会概念の中でイヤだと言うことはなかなか難しい。その中で、自分の思いと丹念に向き合い、言語化していくのが「My Will Note」。「このノートを使って自分自身を考えてみましょう」が私のテーマです。
● 大半の人が、人生の最後を周りの人たちの選択で決められていく。家族が迷う中、自分の意思を書いておくことで、最後に決断する人が、それをよりどころにすることができる。
と、自分の最後を考えて書いておくことが大切だと話されました。





遺伝子組み換え作物学習会を開催しました

11月13日(火)やつしろハーモニーホール(八代市)にて「遺伝子組み換え作物学習会 ―広がる遺伝子組み換え作物汚染、防ぐのは私たち― 」を開催しました。


●開会挨拶:牧 幸子理事長

生命、自然、くらしを守る取り組みの一環として2005年から取り組んでいる「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」で、今年度県内4箇所から遺伝子組み換え自生ナタネが検出された。私たちのくらしに忍び寄る汚染拡大の実態が明らかになった。熊本はすばらしい自然に満ちた農業県。何もしなければ汚染は広がる一方。今日の学習会から思いをひとつにして、12月から始める反対署名に取り組もう。

●陽性反応検出の報告:大江・水前寺地区、天草地区、宇城・美里地区、八代女性市民の会

こんな身近なところで出るとは思わなかった。近くに自家菜園があり菜の花も咲いていたので、汚染の広がりが心配。継続した調査と地道な抜き取り作業が大切だと思う。

●講演:「遺伝子組み換えとは?作物とは?何が問題?」

講師・・・ジャーナリスト・市民バイオテクノロジー情報室代表 天笠 啓祐氏

  • 遺伝子組み換えとは、生命の基本である遺伝子を操作すること。日本は非栽培国だが世界最大の輸入国である。遺伝子組み換え食品を一番食べているのは日本人。食べものとして安全性に疑問があり、生態系(環境)にも悪影響を及ぼしている。また、企業に種子独占(食料支配)をもたらすなど、とても深刻な問題である。
  • 作物として作られているのは大豆、トウモロコシ、綿、ナタネの4品目がほとんど。食用油や、油製品、コーンスターチのような原材料など、加工度の高い商品になるため分かりにくい。また、大半は家畜の飼料として入ってくるので認識されていない。
  • 性質としては除草剤耐性、殺虫性、両方を併せ持つものという3つのパターンがある。除草剤の散布による健康被害は深刻で、妊婦や胎児への影響も報告されている。また、殺虫性作物はアメリカではそれ自体が農薬として登録されている。つまり農薬を食べているということである。
  • 日本は食品表示制度がおくれている。食品にどのくらい遺伝子組み換え作物が使われているか、ほとんど分からない。分かりにくくしてあるのは企業のためである。
  • 市民運動により作付けや開発の撤退などの成果が上がっている。GMOフリーゾーン運動や自治体による規制の動きも広がっている。
  • 私たちは1日に3回食材を買うチャンス(選択するチャンス)がある。このチャンスを最大限に活かし、署名活動や遺伝子組み換えを題材にした映画の上映会などを催して、この問題を社会に広めてほしい。

●生産者、メーカーからのアピール

・豆腐メーカー 内田安喜商店の大石さん

豆腐が一番遺伝子組み換え大豆が多い。5%までの混入は非表示なので、知らずに使っている業者もいる。高濃度豆乳を使うなど味が濃い豆腐がおいしいと評価されるが、安全性はどうなっているのかなどトータルで判断してほしい。

・たまご生産者の那須ファームの那須さん

遺伝子組み換えでない大豆でグリーンコープ商品を作った後、その搾りかすが鶏のえさになる。鶏糞は飼料米を作る肥料となる。また、たまごを産み終えた鶏は親鶏肉となる、という風に循環サイクルのシステムが出来上がっている。たまごの普及、拡大によってさらにこの輪を広げたい。

・豚肉生産者の綾豚会の江島さん

養豚の飼料はほぼ遺伝子組み換え。つまり農薬を食べさせた肉を食べていることになる。一般市場ではまったく評価されないが、コストは高いが遺伝子組み換えでないえさでがんばっている。今日の話を聞いて、みんな怖いと思ったはず。遺伝子組み換えでないものを選んで食べるよう、一緒にがんばっていきたい。

●フリーゾーン宣言をされた生産者からのアピール

おいしいという声が一番うれしい。組合員の中でも安心・安全が忘れかけられているのでは?
気を引き締めて、これからもがんばっていく。

写真左から愛農会、やまびこ会、肥後七草会の生産者

●閉会挨拶:沖仲真理副理事長

遺伝子組み換えは生命の源を操作する恐ろしい技術。この技術が広がらないことを進めて、反対の思いを意思表示していこう。





子育て講演会を開催しました

 11月5日(月)県南地域本部主催、6日(火)県北地域本部主催で、奥田知志氏を講師に「『助けて』といえる子どもを育てよう」と題した子育て講演会を開催しました。
 講師の奥田さんは牧師で、NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長を務められ、長年にわたりホームレス支援に携わられています。また、東日本大震災以降は、公益法人 共生地域創造財団の代表理事として被災者支援にも積極的に取り組まれています。
 県北地域本部の講演では、「60歳までまじめに働いたが、その後再就職できず蓄えもなくなり死も考えた。死に切れずホームレスになり、体調を崩し意識を失った。目覚めた病院で、看護師、医師、行政の人、NPOの人に出会った。自分でやるしかないと一人でやってきたけれど、助けてくれる人がいた。『助けて』といえた日が助かった日だった。」という元ホームレスの方に触れ、「助けを求めると“負け組”、“みっともない”、“自己責任だ”、と言うのは社会が無責任であるということ。子どものうちから『助けて』といえない社会なんてダメだ。」と話されました。また、「人は弱いから、一人で生きていけないから絆を結ぶ。しかし、“絆(きずな)”という言葉には“傷(きず)”が含まれている。人と出会うと自分の中に他人が入ってくる。直接関わりを持とうとしないのは、傷つくのが怖くて人と出会わないようにしているということではないか。」「生協は商品だけでなく、傷を分配するところ。自分にとって得になることだけを分けるのではない。自分にとってしんどいことをみんなで分かちあい、ちょっとずつ支え合うことが大切だ。」と語られました。
 最後に講演のタイトルについて「本当は、『助けて』といえる親になろう、ということ。親が『助けて』を恥ずかしいと思っていたらダメ。『助けて』といえる親から『助けて』といえる子どもが育つ。『助けて』をいうこと、いえることはとても大切なこと。」と話されました。当日は80名を超える参加者が講演に聞き入り、「助けて」という言葉の大切さについてあらためて考える機会となりました。
(写真も県北地域本部での講演の様子です)





「水俣病」に学ぶ 福祉委員会、組織・環境委員会が水俣視察を行いました

 10月17日(水)、熊本の地で起こった「公害の原点」ともいわれる「水俣病」について学習し、安心して暮らせる社会をつくるために、「くらし」や「環境」のあり様をもう一段深く考えようと、グリーンコープ生協くまもとの福祉委員会と組織・環境委員会が合同で水俣の視察に出かけました。
 現地では、まず水俣病センター相思社・歴史考証館を訪問。職員の永野さんから「水俣病」について説明を受け、当時の写真やパネルなどを見学しました。その後、当時漁村で水俣病の多発地帯となった坪谷地区や、エコパーク(水銀土壌埋立地)の親水護岸、汚水が流されていた百間排水口などを見学しました。
 エコパークは、被害の当事者となった人々の日々の暮らしや歴史が埋め立てられたところで、慰霊の思いをこめて、海の方を向いてお地蔵様が何体も立てられていました。とてもきれいな所だけど、被害にあわれた方、今も苦しんでおられる方のことを思うと、その美しさが、より切なく思われました。 「水俣病の問題は永遠に続いていることなのだ、と知っておかなければいけない」と改めて学んだ視察でした。 





韓国・ハンサリム連合会の職員が研修に来られました

 10月9日(火)〜13日(土)に、韓国のハンサリム連合会の職員19名が、グリーンコープ運動の理念や歴史、地域への広がり、共同購入と店舗の事業などをテーマに研修に来られました。
 11日(木)、くまもと本部を訪れ、「研修で見た(福岡の)抱樸館やデイサービス(ゆるりの家)などに大きな感想を持った。ハンサリム生協の設立目的は命を活かすこと。食べものの安全性にとどまらず、生活と暮らしにかかわることついて、今回学んだことを活かしていきたい」と代表の方から挨拶がありました。その後、県央西地域本部にて環境と福祉の活動委員会を視察し、それぞれの委員会の活動内容を聞かれたり、げんきの森こども園やキープステーション、お店などを見学されたりしました。平成さくら通り店のワーカー手作りのお弁当で昼食をとった後は、牧理事長などくまもとの組合員と交流会が行われました。交流会では、7月にグリーンコープが毎年実施している「ピョンファ・エ・ダリ 韓国への旅」に参加した牧理事長が韓国語で挨拶。「韓国では、みなさんから暖かい歓迎をうけてうれしく思った。くまもとでいろんなことを学んで帰ってください」と述べられました。最後に「歌や踊りは私たちの距離をピョーンと越えさせてくれる。一緒に歌って踊りましょう!」と、サンバおてもやんの軽快なリズムに乗せて、みんなで輪になって踊りました。





10月1日、県政記者会見室にて、県内4箇所で遺伝子組み換え自生ナタネが確認されたことを発表しました

 遺伝子組み換え作物が栽培されていないはずの日本でも、輸入した遺伝子組み換え作物が荷揚げ港や輸送中にこぼれ落ちて自生が広がっています。
 グリーンコープ生協くまもとでは、2005年より「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」を行っています。2007年に八代市、2008年に熊本市で自生遺伝子組み換えナタネが確認され、2008年には行政への要望書・陳情書提出、署名活動に取り組みました。その後3年間の調査では陽性反応は出ませんでしたが、今年度行った53箇所の調査のうち4箇所(熊本市中央区渡鹿、宇城市松橋町、天草市志柿町、八代市港町)で採取したナタネから、除草剤バスタ耐性の陽性反応が出ました。
 会見に臨んだ牧理事長からは「自生が確実に広がっている。動物実験のデータはあるが、安全性に不明な点が多く、2世代、3世代先の人体への健康被害などが懸念される。熊本は農業県なので広がってしまっては困る」と話がありました。
 グリーンコープ生協くまもとでは、今回の結果を踏まえて、11月に「遺伝子組み換え作物学習会」を開催し、この問題を引き寄せ、「食べものの安心・安全を守るため」さらに「今後拡散しないようにするため」何ができるのかをしっかりと考え、遺伝子組み換え作物反対運動へとつなげていきます。





組合員から寄せられた九州北部豪雨災害義援金400万円を熊本県にお届けしました

 グリーンコープは、7月に発生した九州北部豪雨により被害を受けた方々への支援募金を組合員に呼びかけました。集まった募金は、被害を受けたグリーンコープの産直生産者や取引先をはじめ、被災した地域(福岡県、大分県、熊本県)へお届けすることになりました。
 熊本県には、集まった募金のうち、400万円をお届けしました。贈呈式はさる8月30日に県庁知事応接室で行われました。グリーンコープ生協くまもとからは、牧理事長、沖仲副理事長、河添専務が出席し、熊本県からは村田副知事、谷崎環境生活部長が対応されました。
 牧理事長より、グリーンコープの説明と共に、「グリーンコープは、昨年発生した東日本大震災の被災地支援を継続的して行っています。今回も九州北部豪雨の発生に心を痛めた組合員からたくさんの義援金が寄せられました。熊本の被災された方たちのために大切に使ってください」と挨拶がありました。そして、沖仲副理事長より村田副知事へ目録が贈呈されました。
 村田副知事からは、「公助・共助・自助」の必要性が話され、グリーンコープが、生活再生事業をはじめ「共助」の面で、様々な取り組みを行っていることに対し、組合員への感謝の言葉が述べられました。





2012年度 共生・平和長崎自転車隊「平和のつどい」が開催されました

 長崎に原爆が投下されてから67年。世界各地では依然として紛争やテロが続き、人々の平和な日常やいのちが脅かされています。
 グリーンコープでは、毎年、平和の取り組みの一つとして共生・平和長崎自転車隊「平和のつどい」を実施しています。今年も8月7日から9日にかけて開催され、くまもとからも1名の中学生が参加しました。
 猛暑の中、自転車で柳川を出発し、被爆地長崎市までの125kmを2日かけて、ペダルをこぎ続ける子どもと大人。「不戦」のゼッケンを身につけ、沿道からの声援を力に、平和への願いを込めて走りました。爆心地での「平和のつどい」では、原爆で犠牲になった方々に祈りをささげ、また東日本大震災の被災者にも思いを馳せて、折鶴を奉納しました。






グリーンコープ生協くまもと公式サイトはこちら

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