傾聴ボランティア養成講座が始まりました

 2月23日より、NPO法人 傾聴ネットキーステーション代表の菊池 美保子さんを講師に、4回(傾聴の意義、聴き手の条件、聴く技術、事例検討)に亘る傾聴ボランティア養成講座が始まりました。

 傾聴ボランティアとは、高齢者などの精神的な健康の維持や回復を援助する活動です。
各施設では、高齢者の皆さんとのコミュニケーション(傾聴)を大切にしたケアが行われていますが、一方で業務に追われ、一人ひとりの利用者に充分な対応ができないという現状もあります。利用者は、自分の話を聴いてくれる人がいるだけで表情も明るくなり、前向きな気持ちにもなります。また本人が明るくなることで、家族関係も良好になるといわれています。このような「傾聴」は介護スタッフだけではなく、ボランティアでも可能であり、「傾聴ボランティア」へのニーズは年々高まりつつあります。
 傾聴ボランテイァには特別な資格は必要ありませんが、相手との信頼関係を前提に、話を否定することなく、きちんと受け止めて聴く技術を身につけて臨むことが求められます。4回に亘る講座では、「傾聴」の技法・技能を、主としてロールプレイ実習を通じて学んでいきます。
 講師の菊池さんは、長年に亘って熊本市の「心の電話」ボランティアとして活躍されてきました。阪神淡路大震災発生後、現地でのボランティア活動に関わり、その中で「傾聴」という技法に出会い、自分も勉強してみたいと、学習や研鑽、活動を重ねてこられました。今、ようやく社会や行政からも認知される活動になったことなどが自己紹介と共に話され、続いて、一回目の講座である「傾聴の意義」について話を始められました。
その中では、「傾聴とは、高齢者だけではなく、親子や夫婦、職場、地域の仲間たち、すべての人たちとコミュニケーションをとるための力になっている」「『話されたら聴く』というのは、神様に与えられた人間の宿命」「相手の話を否定することなく受け止める。説得や説教をせず、言っている悩みを受け止め、そして、三つの『す』(すてき・素晴らしい・すごいね)をもどしてあげることが大事」と話されました。  
 また一方で、この活動は、ボランティア自身にとっても、様々な方々の話を聴かせていただくことで多くの学びを得られるのと同時に、他者のために役立っている、社会貢献に関わっているという充実感を感じることができ、そのことで自らの免疫力も高められている意義ある活動であることが話されました。
 「人の話を聴くということは、忍耐と我慢が必要です。一緒に勉強していきましょう」と呼びかけられ、39名の受講者で講座が始まりました。





産直青果・米生産者と1月23日に産直協議会を開催しました

 グリーンコープ生協くまもとでは、熊本にある産直青果・米生産者と組合員との間で、毎年産直交流活動(地域本部毎、1年単位で同じ生産地と交流)を行っています。2012年度も生産地に出向いて田植えや青果類の収穫を体験したり、来ていただいて学習交流会や料理教室をしたりと、色々な交流を行うことができました。
 1月23日には、本部にて産直交流活動協議会を開催し、15の産直青果・米産地の生産者、組合員、ワーカーが一堂に会し2012年度の産直交流活動の報告並びに2013年度の産直交流活動について意見交換しました。

2012年度の地域本部と産地の組み合わせ
◆県北地域本部 …〔青果産地〕佐伊津有機農法研究会、産直なごみ 〔米産地〕JA阿蘇小国郷
◆県央東地域本部…〔青果産地〕肥後七草会、清和有機農法研究会、阿蘇小国郷産直の会
        〔米産地〕JA阿蘇阿蘇町
◆県央西地域本部…〔青果産地〕御岳会、菊池地域農協大津 〔米産地〕JA上益城清和
◆県南地域本部 …〔青果産地〕やまびこ会、愛農会 〔米産地〕JA上益城矢部
◆ワーカーズ  …〔青果産地〕風鈴会


●開会挨拶

「くまもとの4地域本部の産直交流を支えていただきありがとうございます。日々忙しい中での協力ありがたく思っています。今後もよりよい産直交流活動がやっていけるようよろしくお願いします」と牧理事長より開会挨拶。

●生産者紹介

佐伊津有農研

「今年度も26〜28品目の青果を生産しています」

2012年度交流内容(県北地域本部と)
・ ぶどう&さつまいも収穫体験バスツアーin天草

産直なごみ

「つくっている野菜のよさを伝えることができる産直交流はありがたいです」

2012年度交流内容(県北地域本部と)
・ トマト・アスパラガスを収穫しよう
・ 料理教室

JA阿蘇小国郷

「稲刈りが雨で中止になりましたが、できるだけ2回交流できるようにしました」

2012年度交流内容(県北地域本部と)
・レッツゴー田んぼ(田植え、昼食交流会)

肥後七草会

「この寒さで大変している。欠配が多く申し訳なく思っています」

2012年度交流内容(県央東地域本部と)
・ いちごかがり体験
・ みかん収穫体験
・ 料理教室

清和有機農法研究会

「毎年料理教室や収穫交流を楽しみにしています。」

2012年度交流内容(県央東地域本部と)
・ピーマン、小松菜収穫体験

阿蘇小国郷産直の会

「災害の際のお見舞いありがとうございました。期待に添えるようがんばります。」「夏の収穫体験にはお父さんたちもたくさん来ていただき、グリーンコープの野菜の作り方やおいしさ、努力(工夫)を聞いていただいてうれしかったです。」

2012年度交流内容(県央東地域本部と)
・ 子どもピーマン、小さな大根収穫体験
・ 「男のカレー」料理教室

グリーンコープ農園

(グリーンコープも農業を始めました)
「小国郷の高野さんの指導をうけながら阿蘇の畑で野菜をつくっています。がんばります。」


JA阿蘇阿蘇町

「水害の際の多大な支援ありがとうございました。まだまだ大変ですががんばっていきます。」

2012年度交流内容(県央東地域本部と)
・レッツゴー田んぼ(田植え、稲刈り)

菊池地域農協大津

「災害時には支援をありがとうございました。まだ復旧がなかなか進んでいませんが、がんばっていきます。」

2012年度交流内容(県央西地域本部と)
・ 収穫体験
・ 交流会

御岳会

「この交流会を基本にがんばっています。」

2012年度交流内容(県央西地域本部と)
・ 産直新鮮野菜をとことん味わう1dayレッスン
・ 収穫体験

JA上益城清和

「お米がおいしかったと聞きとてもうれしかったです。」

2012年度交流内容(県央西地域本部と)
・レッツゴー田んぼ(田植え、稲刈り)

やまびこ会

「このような交流をしていくことで後継者も育っていくと思います。」

2012年度交流内容(県南地域本部と)
・ れんこん収穫体験
・ レンコン料理教室(4地域本部と)

愛農会

「いのししや鹿が出て大変です。このようなところで農業をしているところを見てもらえるのも交流ならではだと思います。」

2012年度交流内容(県南地域本部と)
・やさい収穫体験

JA上益城矢部

「草取りの大変さを体験いただきました。交流は楽しいです。」

2012年度交流内容(県南地域本部と)
・レッツゴー田んぼ(田植え、草取り、稲刈り)

風鈴会

「交流はとても賑わいました。」

2012年度交流内容(ワーカーズと)
・ しいたけ狩り
・ ワーカーズまつり

●組合員、ワーカーから活動を報告

県北地域本部

 [交流生産地…佐伊津有農研、産直なごみ、JA阿蘇小国郷]

「今年度のレッツゴーたんぼは対象者を理事・委員とし、研修として取り組みました。話をしながら楽しく交流できました」「昼食時にはたくさんの野菜を出していただき、子どもたちもたくさん食べていました」「このように安心・安全な食べものがいただけることに改めて感謝しました」
(鹿本地区副委員長 玉名北地区委員長より報告)

県央東地域本部

 [交流生産地…肥後七草会、清和有農研、阿蘇小国郷産直の会、JA阿蘇阿蘇町]

「薬に頼らず虫と戦い、草とうまく付き合い、自然に寄り添いながら作られているのを知ることができました。」「『自分の食べるもの組合員の食べるものはできる限り薬を使わずつくりたいが、虫の発生などどうしても使わなくてはいけないこともある。自然との闘いである』などの話を聞き、農業への理解を深め産直が実感できました。」
(県央東地域理事長、しみず地区副委員長、ながみね地区委員長より報告)

県央西地域本部

 [交流産地…御岳会、JA菊池地域農協大津、JA上益城清和]

「稲刈りの難しさや、長雨でほぼ全滅になってしまったレタスのこと、また、暑いハウスの中での作業など自然相手に大変なことがわかりました。」「生産者の顔を思い浮かべて注文しています」「水害の生々しい話、野菜の話など生産者の生の声を聞くことができました。「無農薬の新鮮な野菜のおいしさを実感しました。」
(県央西地域理事長、金峰地区副委員長、みどり川地区副委員長より報告)

県南地域本部

 [交流産地…やまびこ会、愛農会、JA上益城矢部]

「田植えで、たんぼの生き物を見るなど、子どもたちも大喜びで、生産者の手作り昼食もとてもおいしくいただきました。」「愛農会のやさい収穫体験では大根のすりおろし競争などの企画もしていただき大いに盛り上がりました。」「1年間という短い期間の中、楽しいものにしようと生産者の方々が色々と工夫し企画を考えていただいたことでいい交流ができました。」「心と心が通う顔の見える関係を築いていくことができました。」
(県南地域理事長、商品検討委員長より報告)

ワーカーズ

 [交流産地…風鈴会]

「日々の作業に忙しい中、風鈴会の作業の様子を知ることができました。」「ワーカーズ夏まつりを行い、たくさんのおいしい野菜をもってきていただきました。」「お店には、中には少し悪くなった野菜もとどく時がありますが、グリーンコープの仕様でつくってもらっているのだからと思うと意見を出すのが躊躇されます。産直交流で生産者と会って話しを聞くことで、何故そのようになったのかが分かります。そのことをきちんと組合員に一生懸命説明しています。一つ一つの野菜の向こう側にあることを伝えていきたいと思います。色々教えてください。お店のワーカーは生産者と組合員を繋ぐワーカーだと思っています。」
(お店ワーカー、ワーカーズ事務局より報告)

●2013年度の活動の打ち合わせ


2013年度の組み合わせ
◆ 県北地域本部 …〔青果産地〕やまびこ会、御岳会 〔米産地〕JA上益城清和
◆ 県央東地域本部…〔青果産地〕佐伊津有機農法研究会、JA菊池大津、産直なごみ
          〔米産地〕JA上益城矢部
◆ 県央西地域本部…〔青果産地〕愛農会、風鈴会 〔米産地〕JA阿蘇小国郷
◆ 県南地域本部 …〔青果産地〕肥後七草会、阿蘇小国郷産直の会 〔米産地〕JA阿蘇阿蘇町
◆ ワーカーズ  …〔青果産地〕清和有機農法研究会


各地域本部とワーカーズそれぞれ新しい組み合わせで2013年度交流するにあたり、まずは自己紹介。その後、各地域本部の様子や産地の状況について情報交換し、大まかな交流計画を話し合いました。

●昼食交流

愛農会の野菜を使用した平成さくら通り店のお弁当を食べながら交流しました。

●閉会挨拶

「今日はとても有意義な時間がもてました。2013年度も楽しい産直交流になるよう、みんなで取り組んでいきましょう。生産者のみなさんよろしくお願いします。」と上田県央東地域理事長より閉会挨拶。 
  





グリーンコープ生協くまもと 牧 幸子理事長 新年挨拶

組合員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。

昨年、単協総代会で私の単協理事長への就任を確認頂いて、早くも7カ月が過ぎようとしています。同単協総代会では特別決議を確認しましたが、皆さん覚えていらっしゃいますか。あの時に「笑顔で」「楽しく」「いきいき」と活動する組合員の姿がそこにあれば、きっと周りの方々にもグリーンコープの素晴らしさを感じ取ってもらえるはず。みんなで気持ちをひとつにして前に進んでいこうと確認し合いました。振り返ってみて昨年の皆さんの活動はどうでしたか。

くまもとでは、グリーンコープが「地域に根ざし」、「地域に貢献し」、「地域と共にその場所で息づいていく」ために、私たち組合員の地域の拠点づくりに特に力を入れて取り組みました。組合員、専従職員、ワーカーズの想いの詰まった拠点・キープステーションが本当にたくさん生まれました。そしてそれぞれの拠点・キープの場所で、生産者、メーカー、そして地域の方々も一緒に、みんなでお祭りを開催し、グリーンコープを地域へと広げていくことができました。

また、東日本大震災や九州北部豪雨災害の被災地、被災者支援についてはみんなで寄り添い、自分たちが出来ることをしっかりとサポートしてきたと思っています。
さて、新しい年を迎えるにあたり力を入れていきたいことは、利用普及・遺伝子組み換え作物反対運動・拠点づくり(キープステーション)などです。その他にもやりたいことはたくさんあります。皆さん一緒に頑張りましょう。






遺伝子組み換え作物反対街頭署名に取り組みました

 12月8日(土)熊本市下通り商店街にて、遺伝子組み換え作物反対街頭署名に取り組みました。  


くまもと生活者ネットワークのメンバーや子どもたちも一緒に街頭署名を呼びかけました




 2005年度から継続している「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」で、今年度県内4ヵ所から遺伝子組み換え自生ナタネが検出されたのを受けて、グリーンコープ生協くまもとは「遺伝子組み換えナタネの拡散防止策を求める3万人署名」に取り組んでいます。今回の街頭署名では、約550名から署名が集まりました。署名活動は2013年5月まで継続して行い、6月以降に行政や議会に届けます。

街頭署名で配布した資料





「My Will Note」の著者 たけだまるみさん講演会を開催しました

 グリーンコープは誰もが人生の最後まで自分らしく生き、自分らしく終えることをサポートするために2012年2月に葬祭事業を立ち上げ、現在までに葬儀5件を執り行っています。
 今回、グリーンコープの葬祭事業の意義や内容をより深く共有するとともに、人生の終末や葬儀について考えようと、12月3日(月)グリーンコープくまもと生協本部にて、「My Will Note」の著者である「たけだまるみ」さんを迎え講演会を開催しました。

 たけだまるみさんは、広島市で企画編集室「ゆじょんと」主宰として活躍中です。葬祭についての出前講座も積極的に展開されています。
 講演では、このノートが誕生したいきさつや女性の生き方の変化、人生の終末の迎え方、現代の葬儀事情など、たけださん自身が社会教育や市民活動で得た「葬送」に関わる様々な話題とともに話をされました。講演の最後には、お年寄りを描いた絵本 谷川俊太郎作の「おばあちゃん」が朗読され、高齢のおばあちゃんと家族の心模様の話を通して、誰もが皆年をとり「死」を迎えることを改めて考えさせられる講演会となりました。
 参加した組合員からは「墓」や「散骨」、「家族葬」などについての質問が出され、ここでも生前にどのようにしたいのかを話し合っておくことの大切さを応えられました。


講師のたけだまるみさん




講演終了後は,グリーンコープ葬祭サービスの共同事業者自然庵より、葬儀場や葬儀の様子が映像で紹介されると共に、一人ひとりに寄り添った葬祭を執り行っていることが話され、「死」や「葬儀」と向かい合うきっかけとなりました。


 「My Will Note」とは

 「My Will Noteは簡単、カジュアル、格安の3K遺言ノート」と、ひそかに好評です。誰にも読まれたくはないけれど、自分に何かあったら読んでほしい・・・と自分の思いを綴り、メッセージとして残していくノートです。



著者のたけださんは、講演の中で
● 人は本来資質を持っているが、社会概念の中でイヤだと言うことはなかなか難しい。その中で、自分の思いと丹念に向き合い、言語化していくのが「My Will Note」。「このノートを使って自分自身を考えてみましょう」が私のテーマです。
● 大半の人が、人生の最後を周りの人たちの選択で決められていく。家族が迷う中、自分の意思を書いておくことで、最後に決断する人が、それをよりどころにすることができる。
と、自分の最後を考えて書いておくことが大切だと話されました。





遺伝子組み換え作物学習会を開催しました

11月13日(火)やつしろハーモニーホール(八代市)にて「遺伝子組み換え作物学習会 ―広がる遺伝子組み換え作物汚染、防ぐのは私たち― 」を開催しました。


●開会挨拶:牧 幸子理事長

生命、自然、くらしを守る取り組みの一環として2005年から取り組んでいる「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」で、今年度県内4箇所から遺伝子組み換え自生ナタネが検出された。私たちのくらしに忍び寄る汚染拡大の実態が明らかになった。熊本はすばらしい自然に満ちた農業県。何もしなければ汚染は広がる一方。今日の学習会から思いをひとつにして、12月から始める反対署名に取り組もう。

●陽性反応検出の報告:大江・水前寺地区、天草地区、宇城・美里地区、八代女性市民の会

こんな身近なところで出るとは思わなかった。近くに自家菜園があり菜の花も咲いていたので、汚染の広がりが心配。継続した調査と地道な抜き取り作業が大切だと思う。

●講演:「遺伝子組み換えとは?作物とは?何が問題?」

講師・・・ジャーナリスト・市民バイオテクノロジー情報室代表 天笠 啓祐氏

  • 遺伝子組み換えとは、生命の基本である遺伝子を操作すること。日本は非栽培国だが世界最大の輸入国である。遺伝子組み換え食品を一番食べているのは日本人。食べものとして安全性に疑問があり、生態系(環境)にも悪影響を及ぼしている。また、企業に種子独占(食料支配)をもたらすなど、とても深刻な問題である。
  • 作物として作られているのは大豆、トウモロコシ、綿、ナタネの4品目がほとんど。食用油や、油製品、コーンスターチのような原材料など、加工度の高い商品になるため分かりにくい。また、大半は家畜の飼料として入ってくるので認識されていない。
  • 性質としては除草剤耐性、殺虫性、両方を併せ持つものという3つのパターンがある。除草剤の散布による健康被害は深刻で、妊婦や胎児への影響も報告されている。また、殺虫性作物はアメリカではそれ自体が農薬として登録されている。つまり農薬を食べているということである。
  • 日本は食品表示制度がおくれている。食品にどのくらい遺伝子組み換え作物が使われているか、ほとんど分からない。分かりにくくしてあるのは企業のためである。
  • 市民運動により作付けや開発の撤退などの成果が上がっている。GMOフリーゾーン運動や自治体による規制の動きも広がっている。
  • 私たちは1日に3回食材を買うチャンス(選択するチャンス)がある。このチャンスを最大限に活かし、署名活動や遺伝子組み換えを題材にした映画の上映会などを催して、この問題を社会に広めてほしい。

●生産者、メーカーからのアピール

・豆腐メーカー 内田安喜商店の大石さん

豆腐が一番遺伝子組み換え大豆が多い。5%までの混入は非表示なので、知らずに使っている業者もいる。高濃度豆乳を使うなど味が濃い豆腐がおいしいと評価されるが、安全性はどうなっているのかなどトータルで判断してほしい。

・たまご生産者の那須ファームの那須さん

遺伝子組み換えでない大豆でグリーンコープ商品を作った後、その搾りかすが鶏のえさになる。鶏糞は飼料米を作る肥料となる。また、たまごを産み終えた鶏は親鶏肉となる、という風に循環サイクルのシステムが出来上がっている。たまごの普及、拡大によってさらにこの輪を広げたい。

・豚肉生産者の綾豚会の江島さん

養豚の飼料はほぼ遺伝子組み換え。つまり農薬を食べさせた肉を食べていることになる。一般市場ではまったく評価されないが、コストは高いが遺伝子組み換えでないえさでがんばっている。今日の話を聞いて、みんな怖いと思ったはず。遺伝子組み換えでないものを選んで食べるよう、一緒にがんばっていきたい。

●フリーゾーン宣言をされた生産者からのアピール

おいしいという声が一番うれしい。組合員の中でも安心・安全が忘れかけられているのでは?
気を引き締めて、これからもがんばっていく。

写真左から愛農会、やまびこ会、肥後七草会の生産者

●閉会挨拶:沖仲真理副理事長

遺伝子組み換えは生命の源を操作する恐ろしい技術。この技術が広がらないことを進めて、反対の思いを意思表示していこう。





子育て講演会を開催しました

 11月5日(月)県南地域本部主催、6日(火)県北地域本部主催で、奥田知志氏を講師に「『助けて』といえる子どもを育てよう」と題した子育て講演会を開催しました。
 講師の奥田さんは牧師で、NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長を務められ、長年にわたりホームレス支援に携わられています。また、東日本大震災以降は、公益法人 共生地域創造財団の代表理事として被災者支援にも積極的に取り組まれています。
 県北地域本部の講演では、「60歳までまじめに働いたが、その後再就職できず蓄えもなくなり死も考えた。死に切れずホームレスになり、体調を崩し意識を失った。目覚めた病院で、看護師、医師、行政の人、NPOの人に出会った。自分でやるしかないと一人でやってきたけれど、助けてくれる人がいた。『助けて』といえた日が助かった日だった。」という元ホームレスの方に触れ、「助けを求めると“負け組”、“みっともない”、“自己責任だ”、と言うのは社会が無責任であるということ。子どものうちから『助けて』といえない社会なんてダメだ。」と話されました。また、「人は弱いから、一人で生きていけないから絆を結ぶ。しかし、“絆(きずな)”という言葉には“傷(きず)”が含まれている。人と出会うと自分の中に他人が入ってくる。直接関わりを持とうとしないのは、傷つくのが怖くて人と出会わないようにしているということではないか。」「生協は商品だけでなく、傷を分配するところ。自分にとって得になることだけを分けるのではない。自分にとってしんどいことをみんなで分かちあい、ちょっとずつ支え合うことが大切だ。」と語られました。
 最後に講演のタイトルについて「本当は、『助けて』といえる親になろう、ということ。親が『助けて』を恥ずかしいと思っていたらダメ。『助けて』といえる親から『助けて』といえる子どもが育つ。『助けて』をいうこと、いえることはとても大切なこと。」と話されました。当日は80名を超える参加者が講演に聞き入り、「助けて」という言葉の大切さについてあらためて考える機会となりました。
(写真も県北地域本部での講演の様子です)





「水俣病」に学ぶ 福祉委員会、組織・環境委員会が水俣視察を行いました

 10月17日(水)、熊本の地で起こった「公害の原点」ともいわれる「水俣病」について学習し、安心して暮らせる社会をつくるために、「くらし」や「環境」のあり様をもう一段深く考えようと、グリーンコープ生協くまもとの福祉委員会と組織・環境委員会が合同で水俣の視察に出かけました。
 現地では、まず水俣病センター相思社・歴史考証館を訪問。職員の永野さんから「水俣病」について説明を受け、当時の写真やパネルなどを見学しました。その後、当時漁村で水俣病の多発地帯となった坪谷地区や、エコパーク(水銀土壌埋立地)の親水護岸、汚水が流されていた百間排水口などを見学しました。
 エコパークは、被害の当事者となった人々の日々の暮らしや歴史が埋め立てられたところで、慰霊の思いをこめて、海の方を向いてお地蔵様が何体も立てられていました。とてもきれいな所だけど、被害にあわれた方、今も苦しんでおられる方のことを思うと、その美しさが、より切なく思われました。 「水俣病の問題は永遠に続いていることなのだ、と知っておかなければいけない」と改めて学んだ視察でした。 





韓国・ハンサリム連合会の職員が研修に来られました

 10月9日(火)〜13日(土)に、韓国のハンサリム連合会の職員19名が、グリーンコープ運動の理念や歴史、地域への広がり、共同購入と店舗の事業などをテーマに研修に来られました。
 11日(木)、くまもと本部を訪れ、「研修で見た(福岡の)抱樸館やデイサービス(ゆるりの家)などに大きな感想を持った。ハンサリム生協の設立目的は命を活かすこと。食べものの安全性にとどまらず、生活と暮らしにかかわることついて、今回学んだことを活かしていきたい」と代表の方から挨拶がありました。その後、県央西地域本部にて環境と福祉の活動委員会を視察し、それぞれの委員会の活動内容を聞かれたり、げんきの森こども園やキープステーション、お店などを見学されたりしました。平成さくら通り店のワーカー手作りのお弁当で昼食をとった後は、牧理事長などくまもとの組合員と交流会が行われました。交流会では、7月にグリーンコープが毎年実施している「ピョンファ・エ・ダリ 韓国への旅」に参加した牧理事長が韓国語で挨拶。「韓国では、みなさんから暖かい歓迎をうけてうれしく思った。くまもとでいろんなことを学んで帰ってください」と述べられました。最後に「歌や踊りは私たちの距離をピョーンと越えさせてくれる。一緒に歌って踊りましょう!」と、サンバおてもやんの軽快なリズムに乗せて、みんなで輪になって踊りました。





10月1日、県政記者会見室にて、県内4箇所で遺伝子組み換え自生ナタネが確認されたことを発表しました

 遺伝子組み換え作物が栽培されていないはずの日本でも、輸入した遺伝子組み換え作物が荷揚げ港や輸送中にこぼれ落ちて自生が広がっています。
 グリーンコープ生協くまもとでは、2005年より「自生遺伝子組み換えナタネ汚染調査活動」を行っています。2007年に八代市、2008年に熊本市で自生遺伝子組み換えナタネが確認され、2008年には行政への要望書・陳情書提出、署名活動に取り組みました。その後3年間の調査では陽性反応は出ませんでしたが、今年度行った53箇所の調査のうち4箇所(熊本市中央区渡鹿、宇城市松橋町、天草市志柿町、八代市港町)で採取したナタネから、除草剤バスタ耐性の陽性反応が出ました。
 会見に臨んだ牧理事長からは「自生が確実に広がっている。動物実験のデータはあるが、安全性に不明な点が多く、2世代、3世代先の人体への健康被害などが懸念される。熊本は農業県なので広がってしまっては困る」と話がありました。
 グリーンコープ生協くまもとでは、今回の結果を踏まえて、11月に「遺伝子組み換え作物学習会」を開催し、この問題を引き寄せ、「食べものの安心・安全を守るため」さらに「今後拡散しないようにするため」何ができるのかをしっかりと考え、遺伝子組み換え作物反対運動へとつなげていきます。






グリーンコープ生協くまもと公式サイトはこちら

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